
長年専業主婦をしていた女性が一念発起して仕事復帰をする際の応援記事として書かせてください!
仕事復帰に悩まれている方、まずこちら⬇を読んでみてください。
世の中には、うまくいかない理由あげることが大好きな人が多すぎて、「応援しているよ」と励ましてくれる人が少なすぎる。
最大のリスクは、たくさんの人が、あなたを説得して夢をあきらめさせようとすることだ。
これは、あのRoom to Readの創設者、ジョン・ウッドの言葉です。
Room to Readについては、長くブログにお越し下さる方にはもうご説明する必要はありませんね。
ジャパンチャプターを立ち上げたスーザン・グッゲンハイム・ロッジさんがわたしの親友の大切な友人だったことから、立ち上げのころから逐一ご紹介してきました。
ほんの数年前発足した日本チャプターは、拙ブログで募った第一回目のボランティア・ミーティングに参加くださった松丸佳穂さんのご尽力で、今や世界でもっとも寄付金を集められるチャプターに成長しました。
何事も一念発起して何かを始めるときというのは、心身ともに大変なエネルギーを要します。
けれど具体的なことが決まらず軸が定まらないうちは、つい外部からの強いネガティブなエネルギーに引っ張られがちです。
出来ないことを一つ一つ頭の中で連ねているうちに、どうしても否定的な力に引き寄せられていくことになります。
それでは始める前から計画はぽしゃってしまいます。
みなさんの周囲にもいろいろなことをいう人がいらっしゃることでしょう。
20年もブランクがあれば復帰は無理。
オンラインで試着できない洋服を売るのは無理。
アジア人が白人至上主義がまだまだ横行するアメリカで白人と肩を並べて働くのは無理。
などなど。
ジョン・ウッドは、そんなリスクを回避するため、本当に実現したい夢がある場合、大方のことが本決まりになるまでは人には言わないほうがいい、とアドバイスしています。
shhhhh

勇敢にして聡明知的、海外でご家族をもち、現地にとけ込んで(って言い方が古い?)しなやかに暮らしてらっしゃるRiaさんのブログよりインスピレーションをいただきました。
さて、ここからは具体的なことです。
出来ないことより出来ることにフォーカスするのは大切ですが、ひとつ耳の痛いことも聞いてください。
仕事を離れていた期間が長ければ長いほど、仕事の専門度と就労時間は低めに設定するほうが達成しやすい。
また、長く専業主婦をしていた方が仕事を始める際、一度はバリバリと能力を発揮した時代があったのかなかったのか、何か資格は持っているのか持ってないのか、なども仕事探しに大きく影響するでしょう。
その辺りは自分に正直に、高い理想にがんじがらめになりすぎないで分析し、きちんと継続できるレベルで設定されるといいと思います。
いいじゃないの。最初は少しずつ行きましょうよ。
心身ともに健康でやる気さえあれば、必ず楽しんでできる仕事はみつかるはず。
さて、具体的に、人を採用するエキスパートの友人によると、転職組の採用をする際以下のことをチェックするそうです。
・職業訓練などにも時間を割いて鍛えてくれる大企業で5年以上(一つの会社に長ければ長いほどよい)働いていた経験がある、
・小さな会社で5年以上(一つの会社に長ければ長いほどよい)たくさんの異種なことを掛け持ちでこなし成果を上げてきた経験がある。
・転職歴があっても同じ業種や専門職を一貫して長く積み上げてきた
そう大企業でひとつの分野を専門にし業績を残してきたか、小さな会社であらゆることを鍛えられたか、どちらにしても継続がカギとなります。
いくら職歴はあっても、短期間にたくさんの会社を転々とし、結局何をしてきたのか履歴書からはわかりづらいのは残念ながら減点対象になるということです。
さて、当然ですが、仕事から離れていた間、どんなふうに時間を費やしてきたのかも仕事復帰への明暗を分つことになるでしょう。
スウェーデン在住ケータイ作家さよこさんは長きにわたっておつきあいをさせていただいている方で、ユーモアとエッジの効いた文章がとてもお上手。いただくコメントも時々一人ニンマリさせていただいております。
そのさよこさんが的を射たご意見をくださいました。

まさに~。笑
過去10年間で業務形態は抜本的に変わってしまいました。
FAXは過去の遺物。
Eメールでの通信が基本、スカイプ会議、パワーポイントでのプレゼンテーションなどはどの分野で仕事を始めるにしてもできるにこしたことはないスキルです。
また起業する場合も含め、業種によっては、エクセルやインターネット上の言語(H™表記など)の理解、決算書が読めるかどうかなどさらに専門の知識が必要となります。
過去10年間専業主婦をしているとすると、その間に世の中の仕事の仕方は変わってしまっています。
だから、その期間に、好きなことや得意なことをさらにのばすため時間を投資したか、資格をとるために学校に通ったりしたかなど、現役とのギャップを埋める努力はとても重要なのです。
またPTA や、地元やお住いのビルの自治委員会などで役職を引き受け尽力してきたか、バリバリ仕事のできる人たちも多く集まるNPOなどでボランティア活動を長期にわたってしてきたかなども、あなたの「現役度」を大きく鍛えてくれることになるはずです。
このエントリーもう一度続きます。
今日はこの辺で。
みなさま、どうぞよい週末を♪