みなさま、こんにちは。
レディ・ガガちゃんが、なんと百五十万ドル(1億3千万円ぐらい?)を今回の日本の地震及び津波救済にご寄付くださったんですね。
彼女は、災害直後、真っ先にこんなブレスレットの販売を開始したことはご紹介ずみ。
チャリティにはもともと熱心な方ですが、その迅速さとご寄付の太っ腹さには、ニュースを知った時、さすがに日本人としてありがたくって涙が出ちゃいました。
ちなみに、ガガちゃんは、アッパーイーストの私立女子校出身。
パリス・ヒルトンちゃんが高校で追い出される(?)まで通った名門女子校ですが、ガガちゃんが偉いのはちゃんと卒業していること。
過去記事にも書いたんだけど、今娘がついているピアノの先生が14年前、彼女にピアノを教えていたんですが、とっても真面目で努力家、そして大人しい子だったそうな。
写真を見せていただいたところによるとお母さん、美人です。
Lady Gagaのちょっと感動するエピソード
←こちらガガちゃん関係の過去記事です。
それから、先週、JPモルガン銀行のCEO、ジェーミー・ダイモンが東京オフィスを訪問しました。
外国人といえば、過剰な情報に翻弄され、パニック寸前で日本を逃げ出しているイメージが強いかと思います。
が、米系の大手金融会社各社は、情報が乱れ飛ぶ初期の時点でも、東京オフィスを閉鎖することはありませんでした。
ジェーミーがこの時期に日本を訪れたことは、社員にとってはものすごく士気が上がることになったでしょうし、また彼の人望の厚さを再認識することとなったと言っていいと思います。
ジェーミーは(と、気軽に呼んでも許される雰囲気の方なんです)、2008年の百年一度の大不況時には、オバマ政権と一致協力し、先頭となって危機をくぐりぬけるために尽力をしてきた世界金融界のリーダーです。
さすが、リーダーシップの取り方をご存じというか、この時期に東京を訪問した意義はものすごく大きいと思います。
また、同社は、すぐに、社内でも日本の地震&津波救済のためのマッチング基金を立ち上げた会社のひとつです。
ところでみなさん、映画、ウォールストリート2、ご覧になりました?
この中に出てくるあの、超いや~な男で、主人公の勤務する会社を倒産に追い込み、のっとってしまうジェイムスのモデルは筋書きからかんがえるとジェーミーということになります。
人格はまったくちがいますが。
映画「ウォールストリート」のジェームスとは違い、JPモルガンのジェーミーは、米メディアに、「金融界では一番憎まれてないCEO」って言われています。
つまり何かと当時反感をかった金融関係のCEOの中では憎まれるに足る材料が少なかったということでしょう。
映画の中で主人公が勤務する会社は、ベアスターンズを彷彿とさせるんですが、そのベアを吸収合併しちゃうことになったのがJPモルガンです。
とはいっても、映画の中の悪意ある合併とは違い、JPモルガンは政府に頼まれ、あの時点では多大なリスクをとって合併したというのが実際のところだと思います。
そう思ってみるとこの映画2倍に楽しめるかも。
- ウォール街 (特別編) [DVD]/マイケル・ダグラス,チャーリー・シーン,ダリル・ハンナ
- ¥1,490
- Amazon.co.jp
こちらはウォールストリートの1。最近封切りになった2は、同じゴードン・ゲッコー演じるマイケル・ダグラスがインサイダー取引で長年刑務所入りしていたんだけど、やっと刑期が終わりムショを出てくるところから。
そして、3月17日にマンハッタン、ユニオンスクエアで行われた日本支援イベント
http://www.flickr.com/photos/supportjapan/sets/72157626179898023/
なんと一万ドルを超えるご寄付が集まり無事全額、ご寄付下さったとの報告をいただきましたよ!
こちら主宰者、直子さんからのメールです。
ほんの数日間の呼びかけ期間しかなかったにもかかわらず、当初の予想を遥かに上回る規模のイベントとなり、募金総額も3時間で1万1千ドルを超えました。
先に我々のフェースブックページやメールで告知、ご報告させていただいた通り、集まったお金は全額、米国法人日本国際交流センター(JCIE) のJapan NGO Earthquake Relief and Recovery基金を通して速くも現地に届きはじめています。
JCIEより皆様へのお礼のレターを頂いておりますので、どうぞご覧になって下さい。
呼びかけを行った私どもに準備段階や当日の運営で至らなかったところが多々あったにもかかわらず、メールやフェースブックのページを通して、実に大勢の方からあたたかいお言葉をいただきました。
様々な懸念事項や不安要素が浮上した為、こちらも今回のイベントの開催を中止、延期することも何度も話しあいました。
しかし皆様からの感想や日本の友人達から少なからずとも勇気をもらったとの連絡を受け、思い切って立ち上がってよかったと思いました。
これもイベント告知にご協力いただいた友人や初めてコンタクトさせていただいたブロガーの皆様、参加者の皆様、徹夜で準備を手伝ってくれた有志友人、家族の支えがあってできたことです。ここで改めて御礼を申し上げます。
尚、今回は主にママ達のネットワークを中心にメールを発信したことがきっかけだったことから、メディアではNYの母親が立ち上がったと大きく報道されましたが、私どもの側でも、今回本当に多くの、ありとあらゆる日本人、アメリカ人、ニューヨーカーが一緒に立ち上がって活動して下さった事に喜び、勇気づけられました。
こういう日本の一大事に、こちらで暮らす日本人が見事に一致団結したことは、今後の我々コミュニティの発展にも繋がる有意義な集まりだったと信じております。子持ちも、シングルも、永住者も、駐在員も、留学生も、それぞれニューヨークで生きる目的や経緯は人それぞれですが、今後も是非、日本人同士、または私達の周りのニューヨーカーとともに日本支援を継続して呼びかけていけたらと思っています。そして欲を言えばニューヨークのために私達が貢献できるチャンスも逃さずに。例えそれがいくらささやかな事でも。
私どもももこれから、各団体やグループの皆様と協力、調整して次の支援活動に力を注いでまいりたいと思います。既にこちらのNPOを通してニューヨークの公立高校に訪問し、日本の状況を訴え、支援を求める機会を頂きました。本当にありがたいです。この様子は収録され全米800余りの学校に配られるそうです。
これから何年ともかかる日本の復興に、いかに一人でも多くの方が継続して関心を持ち、支援にかかわっていけるかが大きな鍵になっているのは明らかです。一緒に頑張っていきましょう!末筆ですが、被災者の皆様に心からのお見舞いと、現場で働く様々な個人、団体に深い尊敬の意をお伝えしたいです。偉そうな長文を最後まで読んでくださりありがとうございます。
それから、メールやお電話を頂いているにもかかわらず未だ返信できてない方へお詫び申し上げます!自分と子供たちの体調が復活したら必ずお返事させていただくつもりですのでご了解ください。
フィッツジェラルド 直子
イベント当日の写真は写真家, 中村 理恵子さんとCANNA SASAさんがご好意、ボランティアとして撮影、提供してくださいました。下記リンクからご覧になれます。
http://www.flickr.com/photos/supportjapan/sets/72157626179898023/
https://picasaweb.google.com/111520839723133399698/JapaneseNewYorkersAndMomsUnitedToSupportJapanMar17th#
引き続きNYから応援しています!