地震大丈夫? 小さなお子さんがいらっしゃる方へ | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

みなさま、ニューヨークからおはようございます!


日本にお住まいのみなさまは、きっと不安なお気持ちで夜を迎えられたのではないかしら。

それとも、やっと1日が終わり、安堵してらっしゃることかしら。



まだまだ余震、怖いですね。

そして福島原発も。





さまざまな情報が飛び交っていますね。

あの同時多発テロ後の炭素菌騒ぎが、痛みと共にフラッシュバックします。




今、明日に不安を抱くお気持ち、いかばかりかと思うと、胸が潰れそうになります。





東北の方々で、特に被災なさった方々の安否を思うと、つい映像にかじりついてしまいます。






海外に住んでいても、刻一刻と報道される時差なしのニュースに、

日本の将来が不安になり、いろいろなことを考えてしまい、昨晩はわたしも眠れませんでした。




でも、そんな時こそ、悲惨な映像やニュースに翻弄されないで。




特にお子さんがいらっしゃるみなさま、

大切な未来財産、小さな子供たちも不安な気持ちでいっぱいだと思います。





子供たちも同様に、自分の世界が根底から揺れるという怖い経験をしたんですもの。

大人でも怖いですものね。



そんな子供たちが、唯一安心できる場所、それが家であり、両親。



その両親が、津波によって、田畑が飲み込まれる映像や、

ビルの天井が落ちてくる映像などを何度も何度も見て、不安になっている姿を見ていればどんな気持になるでしょう。




映像と共にあなたの不安を敏感に感じ取り、それは恐怖心として発展するのではないかしら。




いつもコメントをくださる大好きなune-fraise さんが書いてくださっていますが、



どうか、

小さなお子さんがいらっしゃる方は、

子供たちの前では、刺激的な地震や津波にまつわる映像はご覧にならないことを強くお勧めします。




必要な場合は、子供たちが寝静まってから、またはいない間に。



同時多発テロの際、

あのツィンタワーが倒れる瞬間をテレビで見てしまった多くの子どもたちは、子どもゆえに理解できない恐怖に包まれることになり、眠りが浅くなり、食欲が失せるという深刻な弊害を経験しました。




小さいお子さんをお持ちのみなさま、

そのお子さんの心の成熟度にもよると思いますが、7~8歳以下で、圧倒的な恐怖を、説明で理解させて和らげるのはとても難しいことだと思うんです。


しかも天災はある意味、いつ起こるか予想が難しく、まだまだ防ぎようがない部分が多いから、
余計、無意味な恐怖を植えつけてしまうことになるのでは。



そのためできるだけ、ネガティブな情報から守ってあげてください



特に刺激的な映像はシャットアウトしてあげてください。

視覚でショックを与えなくても、安心をさせる言葉で、うまく説明をすることはできると思うんです。






今、すごく難しいことは承知ですが、

代わりに、美味しいスナックを用意してあげたり、

一緒にケーキを作ったり、



それが無理でも、

通常通り一緒に遊ぶ時間をちょっとでも作り出し、

子供が見たがる楽しいDVDがあれば、見せてあげてもいいのでは。




子供のテンションをほぐしてあげることもすごく大切なのでは。




それが未来の日本を担う子供たちの健やかな成長に、どんなに重要なことか、

同時多発テロの戒厳下で経験しました。



同時多発テロの直後、炭素菌騒ぎがありました。

郵便局で人が亡くなり、

いよいよガスマスクをして外出したほうがいいかという決断を迫られる毎日でした。







そんな中、子供が通うナーサリースクールでは、みんな一丸となって、

極力怖い情報は子供の耳にいれないで、

なるべく普通の暮らしを心がけることを、目指しました。




近所の学校で爆弾騒ぎがあって、子供たちが、近くのビルの地下室に避難するということさえありました。




それでも、歯をくいしばって、逃げ出さず、平常を装っている人が多くて、とても驚きました。



わたし自身は怖くて公園には行けませんでしたが、家の中でできるだけ楽しい遊びを工夫しました。




まさに胆力をためされることです。




でも、今思い返して、命の危機を感じながらも、誰一人、パニックに陥ることなく子供たちを守れたことで、大人たちも救われた部分は大きかったと思います。




子供たちの無邪気な笑顔に大人が救われ、また明日もがんばろうという気持ちになれることも尊い経験です。








今、世界中が何かできることはないかと考えてますよ~。



CNNもこれは、グローバル・イッシュー(地球全体の問題)だと言っています。




今こそ、この言葉を使わせて。



お父さん、お母さんでもあるみなさん、



歯を食いしばってでも、子供たちの前では、笑顔で平常を装い、一緒に遊んであげましょ。



それが無理なら、せめて、津波のように押し寄せる、情報と言う恐怖から守ってあげてください。





引き続き応援しています!





ベルTwitterにアカウントを開きました


まだ、使い方が分かってないのですが、よろしくお願いします。

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ベル被災時に必要な知識 


阪神大震災をご経験なさったGenさんが役に立つ知識をシェアくださっています。



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上記の記事に対し、内容が、タイミング的に不謹慎だとご指摘をいただきました。

謹んで、熟考しています。

あぁ、短時間でメッセージを文字にするって難しいですね。


でも、やっぱり未来を背負う大切な子供たちの精神衛生を抜きにしては、どんな対策も完璧ではないとも強く思うのです。


長く長く、ダメージをもたらす可能性のある子供たちの心を守ってあげたい。

それも、「今、わたしたちにできる大切なこと」の一つだと思うのです。


上手く伝えることができなかった自分を反省。


でも、一方で稚拙ながらわたしの意図をきちんと汲み取ってくださったたくさんのみなさま、心から感謝します!