こんにちは。
10月4日に開催したRoom to Readのチャリティイベントはおかげさまで大成功でした!
たくさんのみなさんのお力のおかげです。
本当にありがとうございました!
おかげさまで、
スリランカに学校1軒、
アジア地区に図書館12軒、
10年の奨学金を2人の女子にさしあげ、
総額1千万円を超える寄付を一晩で集めることができました。
しかも! ここが肝心です!
経費は限りなくゼロに近く、
オークションの落札者を含めすでに全員の方がお振込みくださいました!!

図書館のプログラムを寄付した4人。私以外は30代。心意気がうれしい。
また当日はたくさんの方々に、ご自宅からきれいな状態の本をお持ちいただきありがとうございました。
総計5箱がブックオフを通じて、Room to Readへの寄付に回ります。
ブックオフとRoom to Readのコラボな寄付の仕組み
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そして、ご参加くださった方、さまざまな角度から御ブログにエントリーくださりありがとうございます!
今日は、企画/発起人であるわたしからは、
このイベントを企画主催した側からの、裏話をすこし^^
これまでも何回も書いてきましたが、
目的のひとつは、NYスタイルのイベントをご紹介することで、
「うさんくさいチャリティ」
「偽善だよ」
「日本では無理」
「イメージ暗すぎ」
「売名行為もいいとこ、金持ちだけの特権」
という「常識」をくつがえすことにも挑戦したかったのです。
もちろん! 一番の目的は、
お母さんに本も読んでもらえない子供たちに図書館を、
識字率が低く、命にもかかわる深刻な貧困から抜け出せない地域に住む子供たちに教育を、
と頑張っているRoom to Readに、何かできることをしたい! ということでした。
貧困から抜け出す唯一の手段は教育です。
文字が読めないお母さんは赤ちゃんに間違って薬を与えてしまうかもしれず、命にもかかわってきます。
最近、日本でもチャリティに対する意識がかなり高くなり、
多くの人が何か役に立つことをしたいと考えてらっしゃるのはすばらしいことだと思います。
20年以上前、大学院で社会福祉を選考していたとき、
本気で心の底から児童福祉に携わりたいという思いがあったものの、
一方でわたしみたいにおしゃれが好きで、
煩悩の多い人間がするには恐れ多い学問だという恥ずかしさがあり、
学校にもこそこそ通っていたことを思うと、感慨深いものがあります。
ニューヨークだけでなく、海外で暮らすうち、
有名人だって、 パリス・ヒルトンだって、
ドナルド・トランプだって、
スカーレット・ヨハンソンだって、
もちろん子供たちだって、
み~んなが「息をする自然さで」まるで身だしなみであるかのように
身の丈にあったチャリティやボランティア活動をしているのを目の当たりにし、
「え~っ、そうなの」っていうか、
「なんだぁ」っていうか・・・
拍子ぬけしちゃったご経験をされた方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、日本ではまだまだ、
拙著の批評にも、「だから偽善だ」というようなコメントもいただいているようです。
でも、それを読み、わたしは「しめた!」と思ったものです^^
なぜしめた! なのか。
だってわざわざ批評をくださる人はきっと本もブログもきちんと読んでくださっているはずだし、
その方の批評には、単なる中傷というよりは、ご自身なりの葛藤が感じられ、
つい昔読んだ、糸山英太郎さんが書かれたこんなことを思い出してしまったからです。
政治家だった糸山英太郎氏は、お若いころは、外車のセールスマンとして、
信じられない記録を打ち立てた方でもあります。
その中でセールスの秘訣についてこんなふうに書かれていました。
外車セールスマンとして売上ナンバーワンになる目からウロコな秘訣
ターゲットにしたのは、一度お邪魔したとき、その外車の悪口ばっかり言う人、
悪口を言う人は、すごく知識もあり、その外車に興味がある。
だからそういう人に何度も食いついて行き、「売りに」つなげたというのです。
なるほど~。
この原理からいえば、「偽善だ」とわざわざコメントをくださる人はそれだけ意識が高く、
まったく興味がないわけではないということです。
ということは、いつか「買い(寄付)」につながるかも^^ってか。
今回お越しくださったVIPの中に、
「これまでチャリティに対して、懐疑的だった、
お金の行き先が見えにくく、
経費がいくらかかっているのか報告がないところが多かったから」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。
けれど! 今回のイベントに参加くださり、かなり意識が変わり、
図書館の寄付のところで手をあげたいという気持ちにまでなったにもかかわらず、
今回はそこまでの勇気がでなかったことを残念に思っている、
とおっしゃってくださったのを聞き、すごくうれしかったのです。

当日みなさんに配るパンフレット代、女子奨学金5年分ぐらいに相当するもの、
銀座キャノンのともおさんが印刷を申し出てくださり経費を節減できました!
ありがとうございます!!
次回は、
「金持ちだけの特権」という常識をどんな工夫でやぶろうとしたか、というところから・・・・・
今回のSpecial Thanks賞をさしあげたいミズカミ
さんが撮ってくださったお写真が届きました!
次回ご紹介します!
NYでの「身だしなみ」としてのチャリティとのかかわりについては、
ぜひGrace11月号の連載「ニューヨーク社交のボーダー」をご覧ください^^