マライヤ・キャリーの昔の古傷? | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。



最近、ニック・キャノンと電撃結婚をしたマライヤ・キャリーことミミちゃん。

 

ハリウッド情報ならこの人の右に出る人はいない、

 

ハリウッド・セレブニュース を主催するhashbrownさんのブログでも

 

(実は裏で仲良くメールのやりとりをさせていただいているの)

 

いち早く紹介されていましたね^^

 

 

      

お似合いの可愛いカップルですね^^

 

ニューヨークのアパートのウチワ情報ならわたしめにお任せください^^


 

こんなオメデタイ時だからこそ、

 

今やすっかり時効となったはるか10年前、

 

320セントラルパーク・ウエストのビルで

 

ミミちゃんがどんな失敗を仕出かしたかについて書いても、

 

もうすっかり大人になった彼女にしてみれば、

 

「わたしも若かったわね~」と笑って通り過ぎることができるはず。

 

ベル初めてお越しくださった方は、NYの特殊事情を把握するために、

 

史上最強のパワーを誇るNYのCoopとは  をご覧ください。

 


 

 

マライヤがそのアパートに8百万ドル(約8億円)で全額キャッシュ、

「住宅ローンなんて組まないわ」ってオーファーを出したのは

 

なんと彼女、29歳の時です。

 

当時、彼女は、ソニーレコードのCEO、トミー・モットーラと離婚したばかり。

 

スーパーマーケットのレジのところで売っているタブロイド紙に

 

そのことについての記事が写真付きで出ない日はないというほどのお騒がせぶりでした。

 

しかもこのビルのアパートを買うと決める前に、

ミミちゃんは別のセントラルパーク・ウエストのCoopでボード審査にはねられ、

買いたかったアパートを買えなかったいきさつがすでにあるの。


 

売り手は、仲介に入っているブローカーを通じて、

ビルのボード(住人で組織された自治委員会幹部)の一人に「マライアにとりあえずチャンスを与える」と約束してもらうことに成功し、


「彼女がボード審査にはねられないという暗黙の了解を得られるのなら彼女に売ってもいいわ」という条件付きで、ようやくマライアのオーファーを受けます。

 

そしてマライヤが頭金の80万ドル(8千万円)を入れ、契約書にサインをした後、

 

半年もすったもんだの期間があったあとで、

 

ボードメンバーの一人がオーナーに約束した通り、

 

待ちに待ったボード面接の日は訪れました。

 

でも! 

 

あ~ミミちゃんったら、全然ブローカーのいうこと聞いてないっ!

 

面接には、お得意の胸の半分と肩が露わな衣装で来ちゃったわけよ。


 

しかも! こんな具合に、


どっかのシークレットサービスのサイトからお写真お借りしました。


 

両脇には、屈強そうな黒人のボディガードを3人も引き連れて、

 

面接が予定されているプレジデントのおうちに行っちゃったわけです。




一国の大統領なら話もべつでしょうが。


 

しかも、ボードメンバーに、

 

「面接の間はボディガードさんたちは外で待っていてくださいね」と言われても、

 

執拗にそのごくまともな要求をはねのけ、そばについていてほしいと主張します。

 

この時点で、ボードメンバーたちの頭の上に

 

どんだけ「?????????」が飛び交っていたことか容易に想像がつくというものです。


 

それでもボードメンバーの一人がちょっとヒップを気取ってこんなことを聞いたらしいのです。


 

「もしミミちゃんがこのビルに住むことになったら、Mr. Biggieが遊びに来たりするのかな~」


 

Mr.Biggieとは、ラップ歌手のNotorious B.I.G.のこと。

 

ここでミミちゃん、しらっとすかさず答えました。

 

「Mr. Biggie, he be dead!」


 

そう、Biggieはすでに殺されてこの世にはいないのですが、

 

ボードメンバーはそのこと知らなかったのよ~><;


 

でもさぁ、このミミちゃんの答えはやっぱりまずかったよ。

 

He be deadって・・・

 

念のため、アメリカのスラングに詳しくない方のために注釈を加えさせていただくと、

 

これってラップミュージシャンみたいな黒人の人たちがよく言うスラング的な言い方。

 

でも、面接の場なんだから、

 

せめてI am afraid he was murderedとか言って欲しかった。


 

事細かにミミちゃんのボード面接の失態はタブロイドなどに暴かれましたが、

 

そんなことで落ち込む彼女ではありませんでした。


 

次は、さすがにアップタウンには見切りをつけ、

 

結局トライベッカのフランクリン通りに、9百万ドルのペントハウスを購入します。


 

でも、彼女が雇ったインテリア・デザイナーの名前を聞いたとき、

 

わたしは思いっきりウケ、そして次にはなんだかミミちゃんが愛おしい気さえしました。

 

彼女が雇ったデザイナーは、

 

ダウンタウンのコンテンポラリーなロフトを得意とするゲイの新進デザイナーではなく、

 

なんとよりにもよって、超保守的な

 

パークアベニューあたりのマダムしか顧客はいないといっても過言ではないはずの

 

ソサエティのインテリア・デザイナー、マリオ・ブワタだったの。

 



マリオ・ブワタのイメージってわたしの中ではこんな感じ^^。

Chintz スタイルの真髄、パークアベニューの大御所ならミスター・ブワタなんです。

 

つまり、ミミちゃん、どこかでちょっとハイソでアッパーな感じにあこがれがあったのかも^^。

 






 

ところで、マライヤがボードに拒否され購入できなかったアパートのオーナーは、

 

一体だれだったと思いますか?

 

あっと驚くあの方なのよん。

 

しかもこちらもまたそれなりのエピソードがあったりしてо(ж>▽<)y ☆。

 

この辺のお話は、いつか週刊NY生活の連載「ビルディング万華鏡」に書きますので、どうぞお楽しみに^^