いろいろとお騒がせな元サルコジ・マダムですが、
袖にされてしまったサルコジさんは一体どんな方なのでしょう。
ここからは、わたし個人の主観も主観、わたしの視点で書かせていただきます。
サルコジ一家はこの夏、フランスの大統領では初めて、前代未聞
アメリカ、ニューハンプシャーでバケーションをとったことはお話しました。お泊りになった場所は週に700万円以上もする超豪華な施設。
しかも!! 知人に全額払ってもらってるの。
以前にも豪華客船の旅に出て、こちらも周囲をお騒がせしたんだけど、こちらも友人の丸がかえご接待。
ここで私が即座に思ったことですが、
もしこれが自分の夫だったらと考えてしまいました。
実はわたしたちにも我々よりはるかに裕福な知人がいます。
そして一緒にバケーションをとったこともあります。
でもこういうとき、夫が、相手がはるかに裕福だから、払ってもらっちゃえばいいじゃん、というちゃっかりタイプだったら、わたしなら絶対いやだな~。
あなたのプライドはどうなのよ、と感じるでしょう。
もし、万が一、自分では払えないようなバケーションに誘われたら、断ればいいじゃない。
他人のお財布を開かせて平気でいられるってなんか違うと思うのです。
しかも、大統領の立場の彼としては、それだけでは済ませられません。
いろいろと見返りは何のか、などと憶測されることでしょう。
今日本で問題になっているゴルフ接待何十回なんてかわいいものじゃないかしら。これに比べればってことにもなりかねません。
ニコラ氏は両親が5歳のときに離婚し、かなり貧しい育ち方をしているそうです。
そしてその当時の経験がバネとなり、今の自分がある、とおっしゃっているようです。
つまり、上昇志向とけた外れのエネルギーを燃料にして、押しまくって達成してきた人生、という感じ。
一方、マダムは曾祖父に作曲家がいたり、祖父に大使がいたりという、想像するに、文化的な環境で何不自由なく育ってしまったという感じの方。
そんな彼女から見れば、育ちが違うサルコの「異」なる部分に惹かれ、結婚式で一目ぼれされて以来、情熱的に押しまくられてそういうのにぐっときちゃったんじゃないかしら。
サルコさん、ここぞとターゲットしたら、相当なパワーを発揮し、情熱的にかわいくなれそうだもん。
でも、それも長年暮らすうちに、最初は新鮮だった「異」なるものに、少しずつほころびができてきたのかも。
たとえば、自分たちでは絶対に手が出ないバケーションを他人に払わせてしまうようなサルコのこと、彼女だって、なんだかしみったれてるとおもうんじゃないかしら。
また、サルコは、結構「ぷっつん」タイプ。気も相当に短い。
そしてぷっつんすると洗練の「せ」の字も感じさせないコメントを発してしまいます。
たとえば、
相撲については、以前「知的なスポーツではない」と発言。
シラク氏が愛犬にも「SUMO」と名付けるほどの相撲スキだったことに反発してのことでしょうが、大相撲優勝力士に贈ってきた仏大統領杯も夏場所での贈呈は見送られることになってしまいました。
「東京は息がつまる」「日本より中国のほうが好き」ってさぁ、
大統領としての外交・社交術を考えれば、落第ってかんじのコメントではないでしょうか。
比べるほうがいけないかもしれないけど、シラクって方は、見るからに洗練されている。他国の文化も理解できるし、NYに来るとまず、サンタン・サロンに行ったりもするとアメリカのファッション誌に書かれてましたっけ。
考えてみると、このブッシュ政権だからこそ、抜群に英語の上手いシラクさんが反米に傾いていった気持ち、わたしはすごく分かるよ。
それよか、なんだかブッシュに迎合しているみたいなサルコって、実は英語は苦手、一体全体、ブッシュのイラク戦争に関する失政を逐一理解した上で親米と言っているのか、単に舞い上がっちゃっているのか、と言いたいわ。
サルコの暴言はまだまだ続きます。
内相時代にも、フランス全土に暴動が広がったさい、
「ごろつきをごろつきと呼んで何がわるい」
「暴動に参加している人間は人間のくず」
フランスは大量の移民流入による治安悪化や異文化の衝突という問題を抱えています。
移民排斥を叫ぶ声も聞かれます。在来のフランス人にしてみれば、異なる文化や宗教を持つ移民が増え、自分たちの生活を侵食されているような恐ろしさを感じるのでしょう。
しかし、アラブやアフリカからの移民にしてみれば、見知らぬ国に移住してきて苦労して生活しているのに、いろいろな場面で人種差別をうけ、不満が募っているのでしょう。
それを人間のくずと言ってしまうのは・・・・確かにしていることは悪いけど言いすぎかも。
公でこれほどのことが言えてしまう男です。
家の中ではもっとすごいことでしょう。暴力もあったとかなかったとか噂されています。
ところで、サルコ氏って、西洋の男にしては小さめの165cm。
そして物心ついたころからの不幸な境遇をバネに頑張ってきた。
だからもしかしたら、微妙に屈折した劣等感が優越感と複雑に絡み合っているのかも。
まだ上手くいっている頃は、フランス在住のお友達の情報によれば
サルコ氏が内務大臣前あたりから夫をどうしても大統領にさせたくて
マダムは何度も執務室に足を運んだそうです。
そう、もしかしたら、マダムは大學も中退しているんだけど、気が変わりやすく、飽きっぽいのかもしれません。
そしていやとなると、もう同じ空間で一緒に空気を吸うのも我慢できなくなちゃうタイプなのかも。
と、どうもサルコに関しては辛口になってしまう私です。
次回は、セシリアさんがマスターしていたと思われる男を虜にしちゃう「秘技」について。
これは、ヨーロッパのような大人の成熟した社会では正統なマナーの本にも、
It is an Art,if done well
と書かれているような社交上認められたテクであり、男も使えるものなの^^。
なんだか知りたいでしょ~^^
それではまた次回!
いつもコメントありがとうございます^^
これはCBS60ミニッツでインタビューされたサルコジさんです。
(この2週間後にエリゼ宮は二人の離婚を発表します)
確かにタイミング的に彼にとっては痛かっただろうし、そんな渦中のときに妻のことなんて聞かれたくなかったのも分かるけど、大統領としてアメリカを代表する報道番組、「60ミニッツ」のインタビューを受けると決めた以上は、きっとこの話題でも何か聞かれると覚悟すべきだったのでは。
こんなときも、余裕で、自虐ネタにして笑いをとれたら、
「サルコすごい! どう考えても悪いのは、セシリアに違いない」
ってことでお株も上がったかもしれないのに~。
マダムとしてみれば、サルコの情熱的なところにほだされて不倫関係を経て、結婚にまで至ったのかもしれませんが、だんだん顕著になっていくぷっつん具合に代表される彼の激しさ、ソフィスティケートされてない感じが、うざいってことになっていったのでは。