子供と旅行をする際、わたしが気をつけていることは(というか当たり前のことではありますが^^;)
・ あまりスケジュールをいっぱい詰め込みすぎない。団体行動をするツアーなどには参加しない。
・ 子供が小さいうちは、美術館に行くときは、1つか2つハイライトの絵画を決めて絞り、その絵をみた後は、ギフトショップなどに連れて行き、よく辛抱したことを褒め、何かご褒美を買う。
・ 1日に最低でも2,3時間は土地の子供たちと遊べるプレイグランドや遊園地に連れて行く。
そして、7歳を過ぎたあたりから、旅行に出る前に、行く先の国や土地に興味を持たせるための予習を一緒にするようにしています。
たとえば、今回はパリでしたので、来る前にこんな本を読ませました。
これは、マリーアントワネットが13歳で婚約したとき、フランス語の勉強のために日記を書き始めたという設定で、彼女の目を通してフランス革命史を学ぶことができる、非常によくできた子供向けの本です。
そして、いざベルサイユ宮殿に。
以下は、彼女のベルサイユ宮殿での発見です。
Yesterday we went to
We visited the chateau that Marie Antoinette lived in.
I saw a few familiar portraits including one that was sent to Louis XVI.
He would choose the Dauphin that he liked and marry her {Marie Antoinette was chosen}.There was also one which showed Marie Antoinette with her children.
There is an empty crib where Marie Antoinette’s baby was supposed to be but who died before the portrait was completed.
ヴェルサイユ宮殿を見学中、娘は、結婚前にルイ16世のもとに送られたマリーアントワネットの肖像画と、彼女と子供たちとのポートレイトを目ざとく見つけました。読んだ本に同じ絵が紹介されていたのですぐに気づいたというわけです。
by Elizabeth Louise Vigee Le Brun
この肖像画は、夫が大好きで、NYで、のどから手が出るほど買いたかった少女の肖像画を描いた画家、Vigee Le Brun
(クリックしてください。すばらしいサイトを見つけました)によるものです。
この絵について、娘はこんなふうに教えてくれました。
「マミ、この絵のクリブ(ベビーベッド)は空っぽでしょ。それはね、この絵が完成する前にマリーアントワネットの赤ちゃんが死んじゃったからよ」
「へぇ~知らなかったわ、すごいわねぇ」
と褒めちぎると、
「マミが買ってくれた本に書いてあったよ」
とうれしそうに教えてくれました。
親ばかもいいところですが、結構感心してしまいました。
それにこんなエピソードも教えてくれました。
「マリー・アントワネットがギロチン台にあがるとき、執行人の足を踏んじゃったんだって。それで、ごめんなさい、ワザとじゃないのよ、って謝ったんだよ」
しめしめ、予習は大成功です。
ただ、ひとつ、困った(悲しかった)のは
「どうして、彼女の子供まで殺されなくちゃいけなかったの」
と聞いてきたこと。
興味をもってくれたのはうれしいけれど、
歴史は残酷ですよね。
それでは、See you soon