我が家では初めてですが、今年のクリスマスはトロントにいらっしゃる義母を夫婦で訪ねることにしました。
娘は義弟たちとクリスマスを過ごし、わたしたちとはイブの夜一緒に過ごします。
これまで義母がらみでは本当にいろいろあり、クリスマスは決して楽しいばかりのものではありませんでした。
それに比べ、今はやっとここまでくることができたという感慨深い気持ちです。
今なら果てしなく優しくなれる気がするんです。
メリークリスマス!
ブルックリンのダイカーハイツ
ところで。。。
今年も相変わらず円は弱いまま年を越しそうですね。
これで2年以上1ドルほぼ150円台で弱いままです。
一方で国内でもインフレがお財布をヒットしています。
これから円はどうなっていくのか。
なんとなく日本の行く末に期待が持てず、今このタイミングで外国株に投資をしようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
そこで、今日はちょっと待って!の記事となります。
ミッドタウンのペニンシュラホテル
今外国株を買うと、株価の上下を心配するだけでは済まなくなるというお話です。
為替もしっかりウォッチする必要が出てくるのです。
円が130円台の頃(2022年)、優良な外国株を買っていたら。
ここ数年の勢いで株価も上がり、さらに諸外国の為替が対円で強くなっているため、ダブルで嬉しい結果を迎えた人が多いでしょう。
1ドルが130円ぐらいの時に口座を開設し、外国株を買った方は、安心して持ち続けていただけます。
ところが、これから海外株も運用する投信や新NISAで口座を作る方は話が少し違ってきます。
と言っても今後も円安が進めば、株価上昇に加えダブルで儲けが出ます。
例えばですが。
2022年に1ドル130円の時、1万ドルの株を買ったら円にして130万円の投資となります。
その株が2025年に株価が1万3千ドルになり、しかも1ドル150円の円安となれば195万円。
つまり65万円の利益となります。
ただし、反対に
今後円高になれば、株価が上昇しても利益は相殺されてしまいます。
2025年に1ドル150円の時1万ドル分の株を買えば円で150万円の出費です。
(150X10,000=1,500,000円)
それが2030年に1万2千ドルになり20%上昇しても1ドルが120円になっていたら144万円
(120 X12,000=1,440,000円)
つまり6万円の損失となってしまうのです。
つまり、
今後も円安が続けば外国株で儲けられる。
しかし、
今後円高になれば外国株で損をしてしまう可能性もある。
以上、もう一度まとめておきます。
外国株は株価と為替の両方が絡み難易度が増す
アメリカ株を買えば、例え株価は上昇しても円が強くなってしまえば利益は相殺される可能性がある。
株価の動きは会社の業績と連動するためプロならわりと分析がしやすいです。
けれどプロでもわかりにくいのが為替の動きです。
国の情勢がどう変わるかはなかなか一瞬先でさえ予測ができないからです。
例えば日本ならいつ大きな地震が起こるかも知れません。
それで一瞬にして政策が変わり、為替に影響するかもわからないのです。
例えば2011年、円は80円台でした。
ところが東日本大震災で原発が停められ、エネルギーはほぼ全て輸入に頼ることになりました。
これが貿易赤字を加速させ円は弱くなっていきました。
外国株を買うということはつまり、株価ばかりか為替までゲームに入ってくるわけです。
素人にはなかなかハードルが高いのです。
加えて、お金が国を跨ぐことでかかる税金もどんどん複雑になってきています。
そのため、NISAなどの長年そのまま置いておきたい投資はよ〜く考える必要があるということです。
日本がますます弱体化し、円がさらに弱くなると思う方は外国株はお勧めです。
が、日本はきっと持ち直す、少子化も財政赤字も、中国との関係も、貿易赤字も解消する力がある!
そう信じる方は、外国株はちょっと待ってください、と書いておきます。
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