ワールドピアニストシリーズ2016の2本目の公演を聴きに東京さ行っでぐるがら!
(全4公演)
11月17日だった事をうっかり忘れていて結構焦りました。
寒い北海道から東京に着いてみれば暑いわ暑いわ!
毛糸のタイツにコート、ヒツジのブーツ深く後悔・・・
飛行機の到着が遅れどうなる事かと心配したけど無事紀尾井ホールに到着。
今回は天才・鬼才・ファジル・サイのリサイタルです。
紀尾井ホールは小規模なホールでした。
席は4公演とも同じで両隣りの人も前回と同じ人でした
「どーも。どーも。また隣ですね!おたくも4公演チケット買ったんですか?結構好きなんですね!あはっ!」
と心の中で言っておきました。
さて今回はオールモーツァルトプログラム。
モーツァルトの中では定番のソナタです。
ファジルサイの演奏を聴くのは初めてですが厚みと暖かみのある音を奏で聴いてすぐに
「あ!うまい」
と思いました。
しかし、演奏開始直後から温かみのある音色と共に変な音も聞こえてきて、音楽に合わせて誰かが歌ってるようなんです
例えば家でテレビを見ていたら、歌手の歌を聴いているのに横で家族が歌って
「やめて!今聴いてるんだから!」
ていう感じ・・・
ん〜ん〜うぅ〜ん♪
むふふ〜ぅ〜ん♪
みぃ〜みぃ〜ふんふん
むふふーぅーん♪
ふはっ!ふはぁ!
みぃ〜ん!
私の席は1階の真ん中の真ん中なのに変なふんふん♪みぃ〜ん♪が聴こえてくるんです
これは結構大きな声で歌ってるよ・・・・
ハミングもさる事ながら、演奏中に手をフリフリ自分で指揮をしながら身体もクネクネ。
顔芸も半端ない。
ラン・ランの上を行っていました。
あまりにもおかしい格好と顔芸で笑いそうになってしまい、目を閉じると余計ふんふん♪が聴こえて何をしてもダメでした
モーツァルトと言えば明るく華やかで軽快。
同じ音階が反復的に繰り返されます。
またペダルや和音を目いっぱい使い華麗に表現する曲ではなく、同じ音階やフレーズを音の強弱だけによって弾かなければならない、テクニックが要求される曲ばかりです。
ファジル・サイはモーツァルトピアノソナタ全曲録音しただけあり、聴きごたえのある演奏、且つ曲のテンポや装飾音は独特のものがありました。
紀尾井ホールもよかったのか。席がよかったせいなのかわかりませんが、直接音が最高でした。
特筆しておきたいのは、K331 rond トルコ行進曲。
オスマントルコ帝国の末裔か!!
と思ってしまうような素晴らしい演奏。さすがトルコ出身!
パンチの効いた左手のリズムは打楽器を鳴らしているようで、いままで聞いた中では間違いなく最高で、トルコマーチのおススメを聞かれたら迷わず「ファジルサイ!」と答えることにします。
リサイタルはあっという間に終わり、アンコールは1曲。
9月のユジャワンの異常なアンコール&大興奮と比べると少々寂しい気もしましたが、別なタイプのいいリサイタルだったと思います。
最後はしっかりサインももらい写真も撮ってきました♡
帰宅し購入したCDを恐る恐る聴いてみたところ
ん〜ん〜うぅ〜ん♪
むふふ〜ぅ〜ん♪
みぃ〜みぃ〜ふんふん
むふふーぅーん♪
ふはっ!ふはぁ!
みぃ〜ん!
は録音されていませんでした(笑)
今朝は早起きして東京を後に・・・・・
寝坊したらどうしようとハラハラしてましたが、無事に北海道に到着し仕事場に向かったカナちゃんなのでした!
次回は・・・
アレクセイ・ボロディン♡
シェイクスピア没後400年!
シェイクスピアプログラムです