G Talk-168 だからこその慎之助 シン・慎体制が迎えるターニングポイントとは?後編 | rumblin @ blog

G Talk-168 だからこその慎之助 シン・慎体制が迎えるターニングポイントとは?後編

※前編からのつづき

●2-1/新風:ジャイアンツに訪れている本当の危機
その意味では、阿部監督が掲げた「新風」
新しい風を吹かせてほしいですね。
と、申しますのも、
阿部監督が就任してからここからの数年は
ジャイアンツの歴史にとっても大事な数年になるかもしれないと思うんですよねー。
この数年次第で、ジャイアンツの歴史を左右する・・・っつーと、大袈裟かも知れませんがね汗。
それは・・・
従来通り「常勝チーム」として、優勝を重ね、球界の盟主として君臨できるのか?
それとも、
数年に1度優勝争いに加わり、そのうち何回か優勝できるかも知れない、っつー、12チームのうちの1チームになるのか?
(それは同時に球界の在り方にも大きな影響があると思うのですが・・・)
その岐路にあると思うんですよねー。汗。

ジャイアンツは過去にもチーム戦力が低下した時期は
たしかに何度かありました。
実はその際は、
その度に球界を代表するような大物選手を招聘して乗り切ってきたのが、ジャイアンツの歴史だったりするんですよねー。
1975年に最下位になった際は、張本、加藤初を獲得した。
(例えが古すぎ! 汗)
やはり90年代期が象徴的ですよね。汗。
FAで落合、清原、江藤、広沢、工藤、川口・・・。
暗黒からの脱出期もそー。2006~2007年頃かな。
やはりFAで小笠原、豊田・・・トレードでは谷、それとラミレス、クルーンも獲得しました。
Bクラスではなかったが、2年連続3位、CSも勝ち上がれなかった2010~11年も、FAで杉内、村田を獲得。
しかし・・・
時は流れて・・・、
それが通用しなくなっている。汗汗。
ここ数年は大物選手獲得ができなくなってきているんですよねー。
2017年オフに増井(ファイターズ→バファローズ)、2019年オフに美馬(イーグルス→マリーンズ)、鈴木大地(マリーンズ→イーグルス)・・・。
そしてBクラスに終わった2022年のオフ・・・
原当時監督は「(大型補強を)やる」と宣言し、「(金なら)ある」と言っていた。
具体的なターゲットは当時ファイターズの近藤、ライオンズ森、そしてメジャー帰りの有原だったんでしょー。総獲りも考えていたハズ。
ところが、蓋を開けてみたら「全て逃げられる」・・・というまさかの結末。汗汗。
「やる」と言っていて、「出来なかった」・・・
大物選手の招聘に失敗し2年連続Bクラス・・・。
そして今年2023年オフも山﨑(バファローズ→ファイターズ)の獲得に失敗している。
これこそが、ジャイアンツに訪れている本当の危機、大きな危機だと思うんですよー。汗。
まさに時代が変わり(流れ)、「今までのやり方」が通用しなくなった、っつーね。汗。
かつては
大物選手たちは「ジャイアンツをめざした」
しかし、現代では「そーではなくなった」
むしろ大物選手たちが「めざす」ものはメジャーリーグであり、あるいは条件の合うチーム・・・という時代になった、っつー。
いや・・・もっとハッキリ露骨に言えば、
・・・獲得競争で必ず常に勝てるわけではない、というチーム(球団)になった、ということですねー・・・いや、露骨さが足りないか・・・かつては「金満球団」とか揶揄されてきたが、それがそーではなくなった、通用しなくなった、っつーね・・・汗。
近藤、有原はホークスが条件に勝さったのでしょー。森の少年の頃からの憧れはバファローズだったのでしょー。
ジャイアンツが一強だった時代は終わり・・・それはそれでプロ野球という世界(業界)の成熟を現してはいると言えるのですが・・・成熟すれば成熟するほど、もー時代は逆行はできない。
もー、苦境の時代に大物選手を招聘して乗り切る、という方法は取れませんよ、今までのやり方は通用しません、ということになっちゃった、っつーことですねー汗。
となれば・・・「新しいやり方」なのだが・・・
やはり育成力が問われるという時代になった、っつーことかなー・・・いや、
・・・実はこれも、もー別に新しくもなんともなく、後から追っかけていくことになるのだが・・・追いついたからといって絶対的な競争優位を築けるわけではない。汗・・・っつー汗。
後手に回っている。汗。
さー、どうします? という状況。汗。

それ以前は、
ある意味「育ったヤツがスゲー」時代だった。
もちろん、育つか育たないかはその選手・個人の問題であり、誰もそれに対して責任は負えないし、
もちろん、それは今でもそーなんだが・・・汗
それでも、あえて、それを・・・
どうチームとしてシステム化していくのか、そのような土壌をチームとして醸成していけるのか、
それがチームの不沈の・ジャイアンツの歴史の鍵を握る、という時代になっちゃった、っつー。汗。
(それ以外の方法は今のところ思い当たらん汗)
=組織として、組織的にいかに選手を引き上げて(育成して)チーム力を上げるか?
=選手がいっこうに育ちません・・・では、もーダメということになる。
そのためには、従来の考え方・観念・概念自体を打破していかなくてはいけない、ということにもなるんでしょー。きっと汗。
・・・わからんけど汗・・・例えば・・・
レギュラーは本当に野手8人なのか? そもそもレギュラーという概念が必要なのか? ・・・とかね。汗・・・わからんけど汗・・・。
なので、
20、30年前の古い考え方では出てこない発想も必要になるでしょーねー。
そして、それらはアイディアを出すことはできるかも知れない。
それを、どー試して、どー取りまとめて、どー実行するか、
そして、どー成果を出すか・・・
マネージメント力が問われますなー・・・
だからこその阿部慎之助、ということになる。笑。だからこそね。汗。
阿部新監督とコーチ陣・・・シン体制:慎体制汗。
選手獲得にはいろいろと制限や競争があるが、
その意味ではコーチ陣に関しては獲得の制限はない。
いかに有能なコーチを揃え、それを機能させるか、
そのあたりも監督の力量として焦点になるんだろう。
がんばってほしいものです。汗。

どーでも、アレだが
長嶋さんが監督に復帰した時、
「ツープラトン」「勝利の方程式」「スピード&チャージ」とか言い出していたなー。
もちろん、これらは長嶋さんが発明したモノではないが、
そのへんの打ち出し方が、やっぱり上手かったなー。

●3-1/ホークス小久保新監督との共通点
同じく今年・・・
福岡ソフトバンクホークスも監督が交代した。
就任したのは小久保裕紀。
ホークスが福岡にやってきて35年。
ついに、ついに「福岡生え抜き」の監督の誕生ですねー。
ホークスが福岡に来てから入団した選手の中からの、初の監督ということになる。
ちなみに、
以下に福岡移転以降のホークス監督をあげてみる。

1.杉浦忠 (1989年)
2.田淵幸一(1990~1992年)
3.根本陸夫(1993~1994年)
4.王貞治 (1995~2008年)
5.秋山幸二(2009~2014年)
6.工藤公康(2015~2021年)
7.藤本博史(2022~2023年)
8.小久保裕紀(2024年~)

初代杉浦は大阪時代からの引き継ぎ。
人気商売(大手スーパー)ダイエーとしては人気者田淵(タイガース出身)で盛り上がりたかったが不発。
強豪ライオンズの仕掛け人・根本(パールズ出身)を招聘。※ここが現在の歴史の出発点と言えるでしょう。
王の後、その強くなる過程でふりだした手形を切るかたちで秋山、工藤(ともにライオンズ出身)がつづいた後、藤本(大阪時代のホークス出身)をはさんで、この度・・・
ホークスが福岡にきてから入団した・・・福岡生え抜きの監督が初めて誕生したのである。
(このことはG-Talk73に記したことがありますー汗汗)
王さんも・・・天塩にかけた「息子」がついに監督就任ということで、一入のものがあるだろうなー。
もちろん「子供の頃」から観ていた選手が監督=福岡のファンも一入なんでしょーねー。

その小久保は就任会見でこー言ってましたね。
「美しい」である。
・・・おい、おい、おい汗・・・
ぶっちゃけ、おそらく、笑、
多くの方が「?(ハテ)」となったと思う・・・汗。
「はああ??」って。汗笑。
どんなチームを目指すかの「所信表明」の場で、「美しい」である。
「打ち勝つ野球」とか「守りぬく野球」「走る野球」ではなく・・・
「美しさ」「美意識」と宣わったのである・・・。
・・・おい、おい、おい・・・笑

「福岡生え抜き」といったが、小久保は3年間だけジャイアンツでもプレイしている。
2004~2006年の・・・まさにジャイアンツの暗黒真っ只中の時期だ。汗笑。
当時のジャイアンツの腐り切ったベンチを嫌がってたのか、
試合開始直前まで、ベンチを出てファウルラインのところでバットを振っていた姿がワシの目に焼きついとる。
そのままジャイアンツに残ってほしかったけど・・・王さんに呼ばれればね・・・やはり自らの課せられた宿命(福岡第1号監督になる、っつー)を果たさなければならない立場でしょーから(?)・・・福岡への電撃復帰。しゃーない。汗。
なので、その3年間は当時若手だった阿部ともプレイしている。
阿部は20代半ば・・・26~28歳くらいかな。
小久保は30代前半・・・32~34歳くらいになるのですかね。
仕事上の先輩後輩という意味では良い年齢関係だったんでしょー。
現在、読売・日テレ的には、
阿部の尊敬できる先輩・兄貴分的存在として、松井をあてがいたいんだろーけど、
実際のところ、多分、本当は・・・汗、
阿部ご本人としては・・・小久保なんだろーなー。汗汗。
何かで読んだ(視た)ことがあるよーな気がします・・・小久保に影響を受けたようなことを言っていました。
読売・日テレ的にはNGなんですね、コレ汗。
阿部が入団時で松井はすでに9年目・27歳。球界のスーパースターだった。そして翌年には退団してしまっている。
スーパースターとルーキーの間にどれくらいのアレがどーだったのかは、わからんが・・・汗。
それよりは、
プロに入って数年経って、
いろいろと仕事も覚えてきて、
そんな時期に見た、最前線で闘っている先輩の姿というのは、何もわからない新人の時に見た先輩の姿とはまた違って見えたのではないでしょーか、とも思う。
(年齢だけでいえば、松井の方が小久保より歳下にはなるけどね・・・プロ入りは小久保の方が遅い)
ちなみに、通算本塁打は阿部が406本。ラストは小久保の413本を意識していたよーにも感じたんだけど・・・汗汗。

ホークスは王貞治の影響が大きいチーム。
王さんの考えが「イズム」として脈々と流れている。
これは小久保も就任会見で述べていましたね。
そのイズムの源流はもちろんジャイアンツにあります。
考え方、所作・・・プロ野球の在り方、プロ野球チームはこーあるべき、プロ野球選手としての佇まい・・・ジャイアンツとホークスは、その意味では遠い親戚みたいなカンジにあると思います。
同じ特性を持ったチームで育った二人が、
奇しくも似たよう言葉を口にした・・・
「愛される」と「美しい」・・・面白いもんですねー笑。
・・・しかし、コレ、
アスリート化する(した)現在のプロ野球の中で、二人の挙げたこの公約(言葉)は、余計っちゃー余計・・・。汗。
あまり実がある言葉とは言えない。
プロフェッショナル・スポーツとして考えれば、愛されようが愛されまいが関係ない。美しかろーが、醜くあろーが、勝てばよい。
いわゆる「勝ったものが強い。勝利こそ正義」って、ヤツね。汗。
むしろ「愛されたい」なんて、勝利を目的とした場合、阻害要素にさえなりうる。
「愛されたい」「美しく思われたい」なんて意味わからん・・・みたいな。ね笑。

現在、たしかに
プロ野球の人気は再び高まっているような気がします。
やはり、去年のWBCの優勝はインパクトがあったんですかねー。
いや、ホンマ、プロ野球の観客動員能力・・・スゴクないですかー? ホンマのマジで汗。
Jリーグなどが開始した頃の「不人気とされた時期」が、遠い昔のようです。汗。
おそらくプロ野球の次の課題は、
ビジネスとしてMLB並の規模を目指さなければならない、ということになるんでしょーね、と思います。
MLBがライバルというとアレですが、汗、
目標はソコですね。汗。
端的にわかりやすく言えば、
ビジネスとしてもっと収益を上げて、年棒をMLB並みに上げていけるかどーか、ということになるかと思います。
(日本全体の経済力が落ちているんで、そりゃームリだ、という面もあるかとは存じますが・・・やりよーは、まだある汗)
一流選手にMLBよりもNPBを選んでもらい、それによってNPBのレベルを担保し、ファンに喜んでいただく・・・もっともっと大きいビジネスにしていく、っつーね。

そのためには今後、
プロ野球の「クラブ財化」が進んでいくのでしょー、とも思われますね。やりよー、としてはね。汗。
「ナショナル・パスタイム」・・・
それがかつてのプロ野球の姿でした。
ワシもどこかで、そのようなことを記した覚えがあります。
誰もが愛し、楽しみ、憧れる存在、っつーね(←全員が~、とは言っていない汗)
これは、言うなれば「公共財」ということになります。
公共財っつーのは、
かなりの安価(=タダに近い)で、誰もが使用・利用できる財を指しますね。
野球はかつては、
テレビ、ラジオ、そして新聞を通して、誰でも楽しむことができましたし、
観戦も他のスポーツ・娯楽(例えば格闘技、あるいはコンサート)と比べれば、かなり安く楽しめるものでした。
そーやって、国民的娯楽(ナショナル・パスタイム)となっていったんですね。
一方、クラブ財っつーのは
「お金をお支払いいただいたお客様」のみ、楽しめることができますよ、という財になりますね。
お金を支払わないと楽しめない・・・つまり「誰もが愛し、楽しみ、憧れる存在」というものではない、っちゅーことです汗。
ちゃんとお金を払ってください、
「タダで楽しもー」なんて「ふざけるな」という話になりますね。汗。
プロ野球をビジネスとして今後、もっと収益を上げていくためにはそーいう話になる。
いかに課金していくか、っつーね。汗。
あ、ソコも金取れるよね、的な。汗。
んまー、ネットワーク外部性を保つために、無料開放部分は多少残るのでしょーけど、
基本「誰もが」は楽しめなくなる時代になるんでしょー、っつーこと。汗。
貧乏人はお断り・・・いや、
もう少し穏便な言い方でも
「お支払いいただいたレベルに応じてお楽しみください」という話ですね。
今時分でも、プレミアムなんちゃら、とかありますが、そーいうことですね。汗。
極端なことをいえば、将来貧乏人は「日本シリーズは見れませんよ」「(ON級の)スーパースターは見れませんよ」という時代になるということです。
10万円でも20万円でも支払ってその試合を見る「お客様」がいるのなら、そちらを大事にしますよ、という話ですね。
長嶋さんがおしゃった「国民的行事10.8」も、ダイナミックなんちゃらとかで、国民全てが見ることはなくなる。お金を支払った人だけが「見ることができる」ということになる、っつーことですね。汗。
ま、それが時代の変化・流れなんでしょー・・・。汗。
それこそ、かつてとは時代は変わりましたもんね。汗。
これも以前にどこかに記したが、過度にそーいったことが進むと、結局パイを小さくするんじゃないかと、素人のワシは考えちまいますが・・・そこは、頭の良い人たちが経済学? 統計学? に則って、ちゃんと計算(?)するんでしょーねー。汗。

まー・・・金を支払えるのが「正規国民」、支払えないのならクズ以下だ、っつーね・・・いわゆる、格差、断絶の固定っつー、時代がくるんでしょー。
20世紀、21世紀と歴史を紡いできた結果が、それら身分の固定っちゅー、いわば中世(身分社会)への逆戻り・・・歴史って皮肉なもんですねー・・・。
時代は逆行できないとさんざん述べてきましたが、実はそれは大きな大きな視点でみれば、中世への逆戻りっつー・・・パラドックス。皮肉なもんですねー。汗。
・・・歴史はくり返している、っつーことなんですねー・・・汗。

まあ、いい・・・なんの話だ。汗汗。

そうだとするならば、
「愛される」「美しい」は会員登録させるための、ただのセールストークということに過ぎなくなる。
そりゃー、プロ野球は商売だって、ワシもジジーなんで知ってるつもりですよ。汗。
現実に立ち返れば「誰もが~」は考えが甘いお花畑な考えと言われるでしょ・・・汗。
「お前、ちゃんと金払えよ」と。汗笑。
「ナショナル・パスタイム」などというのは、まさに戦後の「何もない時代」のノスタルジー・幻想に過ぎないのでしょう。
二人の発言も、そりゃー、
もちろん球団の広報・PR・ファンサービスの一環として発せられたわけで・・・汗。
その意味ではキャッチフレーズ(セールストーク)に過ぎないのでしょー。汗。

しかし、しかし・・・
ワシとしては・・・
ジャイアンツ育ちだからこそ、ホークス育ちだからこそ、
その血肉となっている考え方(思想)があるんじゃないか・・・と、そー思いたいですねー焦。
血肉とは・・・それは、ご本人は意識しているかどうかは違うところでね汗、
意識しなくても、そー動いちゃう、随意運動みたいなもんとでも言いますかねー汗笑。
無意識の意識っつーか・・・汗、
無意識の思考法というか・・・汗、
まさに脳みそに染み付いているもの、っつーか・・・汗。
・・・今回は「生え抜きにこだわらない」という話でしたが・・・
だからこそ、
トップ(監督)は「生え抜きにこだわる」という部分ですねー。汗汗。
時代が変わった、っつー話をさんざんしてきたけど、
これだけは「変わって」はいけない・・・というのもあるんじゃないか・・・と。

一試合に10万円も支払えないワシとしては、という話なのかも知れないが・・・汗、
やっぱり、プロ野球には公のモノで・・・
みんなのモノであって欲しい
・・・っつーか汗
そーじゃないと、
ジャイアンツがジャイアンツではなくなってしまう・・・
ホークスがホークスでなくなってしまう・・・
いや・・・
プロ野球がプロ野球でなくなってしまう・・・
・・・
金儲け。たしかに大事ですよね。
でも、何のために金が必要なんですかね・・・?
死ぬ時に預金高が何十桁もアリさえすれば、良いんでしょーかねー
(・・・もちろんこれ以上ここに踏み込むと個人の価値観の話になってしまうので止めますが・・・)
何か大事なものを見失ったら、
結局ワシらは何のために、何をやっているんだ・・・ということになりますもんね。汗。
そういう意味でも、やはりそこは「ジャイアンツ育ち」「ホークス育ち」・・・=イズム(伝統)っつーことになってくるんだと思います。

もちろん、100%じゃなくていいんだよね。
そのうちの何%だけでも、ね・・・
ほら、企業(起業)理念とか、ドメインとか、ミッションとか、パーパスとか・・・なんとか言いますやん。そーいうこと。
そこの部分をね・・・。汗。
まー、そーいう話はちょっと面映いけどね・・・
(まー、ワシは社会不適合者なんだから、いいでしょ・・・汗汗)
就任会見という場で、
あのような言葉が出てきた二人・・・
やはり言葉って無意識なところに普段の価値観って顕れてくると思います。
(だから、逆に自分を変えたければ「言葉づかい」を、変えろと言いますでしよ)
やはり「イズム」が流れている。
二人には、きっとどこかに・・・意識のどこかに・・・
「プロ野球はそのような存在であらねばならない」ということが植え付けられているじゃないかと思っています。汗汗。

大震災が起きた時・・・
日本国中のその傷が癒えぬ中、プロ野球は開幕した。
開幕することを許された。
それは何故か?
野球選手の中にも、
「野球なんてやっている場合じゃない」
「まだやるべきじゃない」と宣った人もいた・・・。
一見、そっちの方が正論、良識派っぽい・・・たしかに。汗。
経済を回せ、っつー大義名分もあったと思う。
でも、やはり・・・
「ナショナル・パスタイム」・・・
苦しみ・哀しみ・痛みの中にいる時でも・・・いるからこそ・・・
人は希望がほしい。喜びがほしい。
・・・まあ、もっと平たく言えば、娯楽がほしい。
・・・いや、「日常」がほしい。フツーの毎日がほしい。
その時に、そこで、そこに、
「野球」があった。
フツーだった毎日と同じ一瞬がそこにある・・・。
誰もが愛し、楽しみ、憧れる存在、っつーね(←全員が~、とは言っていない汗)
少なくともその最大公約数として、「誰もが~」の人のために存在したからこそである、と思う。
(もちろん、個人的にはサッカーだったり、プロレスだったり、アイドルだったり・・・それは個人個人あったでしょ。それはそれで良い。その最大公約数としてね・・・っつー意味)
なんのためにやるのか・・・。
なんのためにプレイするのか・・・。
もちろん、それに対しての報酬はあっても良いと思いますよ。
(↑じゃー、タダでヤれという人がいらっしゃるが・・・)
ファンに希望をもってもらうのが「商売」ですから。
野球芸を見ていただいて、「ギャラ」をいただくだけの野球芸人ではないはず・・・。
・・・そこんとこ、
・・・そこんとこ・・・ですね。汗。
今後、プロ野球がどういう存在でいてくれるのか・・・。
どうなっていくべきなのか。
そういう観点からも、ここからの数年というのはターニングポイントになるのかなー、とは思っています。汗。
「愛されたい」「美しいと思われたい」
・・・まあ、漠とした話ではあるのですが・・・。汗笑。

●3-2/ともに大きな荷を背負った船出
まー、阿部、小久保両者とも、
ある意味、その球団(チーム)の切り札的存在として監督に就任した。プランBはないんですねー。
その重圧、重責はあまりあるものだと思う。
「イズム」=伝統を継承していこうとすると、たしかに「黒と言えば黒」理論になりがち。
なりがちですが、
そこは盲信しているだけではなく、
ちゃんと「どーしてそーなのか」を説明できる必要があるんじゃないかなー。
もちろん、実は言葉にしちゃうとそれはそれで、人によって受け止めは違うから、そこは難しいんですが・・・
(だから、大きな団体は分派していったりする)
それでも、説明する必要があるのが今の時代みたいですが・・・どーなんでしょー汗。

まー、
二人ともいろいろ大変ですね。汗笑。
まー、
金を払わない(払えない)ファンとしては(ワシのことね汗)、
ただただ、がんばってくださいと、お祈り申し上げるしかありませんけどねー。笑汗。
プロ野球を
いつまでも、いつまでも、楽しませくれるとありがたいのですが・・・汗。

プロ野球は
もう三世代目? 四世代目? のサークルに入っている。
プロスポーツとして、こんなに長いのは、他には・・・相撲と・・・くらいですかねー。
そうそうない。
その分、しがらみが大きいっつーのはわかる。
「今だけ」を見ていけば良いというコンテンツでもないからね、余計大変。
「前後」をよく見て進んでいかないといけない・・・。
(若い人には、それが面倒臭いと言われそーですが・・・でも、歳取るとわかることもあるんですよ汗)

・・・
プロ野球はまだまだつづいていく。
素晴らしいことです。
二人とも40代。その年代でこれだけ大きな仕事に取り組めるっつーのは、プレッシャーもある分、素晴らしいことだと思いますよ。
がんばってください。