G Talk-168 だからこその慎之助 シン・慎体制が迎えるターニングポイントとは?前編 | rumblin @ blog

G Talk-168 だからこその慎之助 シン・慎体制が迎えるターニングポイントとは?前編

いよいよ今シーズンも始まる。
ジャイアンツを率いるのはアベ・・・阿部慎之助である。
とうとう阿部が監督になったのかー・・・。
なーんか、感慨深いものがあるな・・・。
いきなり私事で恐縮ではあるが(?)汗、
このG-Talkの第1回目は「ルーキー慎之助」についてだったもんね爆汗汗
・・・と、と、いうことは・・・2001年の今頃かなあ・・・汗。
HTMLを必死にカキカキして、
CSS? っつーのは、まだなくてタグに直接いろいろ書き込んでいた頃で・・・
んで、ダイヤルアップ? だか、ISDNだったか? ジーコジーコ・・・そんな時代だったな・・・。
あ、そうそう、BLOGという概念(サービス)もなく、
ホームページを立ち上げて・・・そこにね・・・笑笑。
・・・
いろいろあがいたけど、上手くいかんかったなあ・・・汗。

・・・って、
んな、話は、
どうでもいい・・・。
いきなり、話が逸脱した・・・汗。

それから23年? になるのかーあ・・・もーすぐ四半世紀じゃないですかー笑。
阿部は現役の選手として19年間プレイし、ご存じのような素晴らしい数字を残している。
打者としては、ワシらオールドファンにもわかりやすい首位打者、打点王のタイトルを獲得し、
今風のセイバメ的にも毎年軒並みOPSが8~9を超える、っつーね。
押しも押されぬ大打者だ。
捕手としても優勝7回(2019年は捕手としての出場が引退試合の1試合だけだったので、ノーカウント)。
2012年にはMVPも獲得している。
す、す、すごすぎる・・・! 汗。
21世紀のジャイアンツを支えてきた大黒柱といえるでしょう。
プロ野球全体で見ても、打撃+守備、優勝回数の総合で考えればナンバー・・・(論議を巻き起こしそうなんで、結論は保留します笑 またの機会に笑)の捕手だったといえるでしょーね。
ちなみに、
ジャイアンツの監督としては・・・
歴代の中で・・・どの時点(誰を)を「初代」とするのか定かではないが・・・
いちおう、数えると13人目(カウントによっては15人目)の監督となるそーだ。
三宅さんを初代とするならば、ジャイアンツ史上2人目の捕手出身の監督となる。
(三宅さんのことはよく存じ上げないが、野球殿堂博物館のページに「主なポジション」として捕手とある)
藤本さんを初代とするならば、ジャイアンツでは初の捕手出身監督となる。

●1-1/阿部の監督就任
現役を退いてから4年。
ワシ的には、現役引退後、一度「外」を経験してほしかったという気持ちもあるにはあった。
外とは一度ユニフォームを脱いで、心身を休めるとともに、「部外」からジャイアンツ、プロ野球を眺めてほしかった、っつーね汗。
ずっとジャイアンツのスター選手であったために、逆に見えなくなっていることもあるんじゃないか、
一旦「フツーの人」に戻っていただいて、そこからまた見えてくる「大事な」ことがあるんじゃないか、と、思っていた。
しかし、実際はそーはならなかったね。
引退後もそのまま現場に残っている。
二軍監督、一軍コーチなどを歴任してきた。
んまー、ジャイアンツの場合「継続勤続年数ン年」っつー、価値観にまだこだわりがあるのかも知れないなー・・・汗。
まー、たしかにね。毎年何人も切られていく(クビ)中で、24年も契約が続いている、っつーのはたしかにスゴイよね。
そーであるならば(?)、
ぶっちゃけ、今回の監督就任はちょっと「遅かった」くらいではないか、とも言える。
2019年に原さんが緊急登板したのは、まー「わかる」としましょう汗。
でも、2022年の契約更新(そこから、また3年)というのはねー・・・汗。
その「真意:本当の意図」というのは、いろいろ考察する必要があると思うけど・・・
(↑この期間の「ふり返り」もしておきたかったが・・・汗)
実は、ワシ的には、
その2022年の時点で「阿部新監督誕生」でも良かったカナー、とも思っていた。
その意味で、ちょっと「遅かった」と感じているのだが・・・汗。
時期尚早だったんですかねー汗。
んまー、
ヨシノブの二の舞にだけはしたくないという意味で、
ある意味、球団側が慎重になっているのカナー、とか・・・
ネット上ではいろいろと評判・噂があるので、もしかしたら(まさか)適正として「難しい」となったのカナー、とか・・・
・・・いろいろと心配はしていたっつーか、気になってはいた。汗。
んで、
原さんが契約更新になったので、
「あるとしたら」2025年からかー・・・とも、思ったりもして・・・。
・・・ところが、それが逆に1年「早まって」、
2024年から新体制となった、っつー・・・
遅かったのか/早かったのか、ややこしいが・・・「シン・慎体制」が発足した汗。
2年連続Bクラスという屈辱的状況なので、
原前監督が任期を全う出来なかったっつーのは、ある意味仕方ないにせよ、
チーム状況はかなり悪い中で、バトンを受け取った形になった。
チームの状態もかなり硬直化しているのではないかと心配もしているのだが・・・。

電撃就任発表となった10.4のグランドでのファンへの挨拶。
そして10.6の会見。
カチンコチンの慎之助に、大丈夫かー? とちょっと焦った。笑、
しかし、
就任会見で、いちいち・・・いや、汗、ひとつひとつと訂正しよう汗笑・・・ひとつひとつ立ち上がって、訥々と言うのか、切々と言うべきなのか、しっかり、じっくり、丁寧に答えようとする姿に・・・当然、ワシは話をしたこともない部外者なので、本当の御性格などは存じ上げないのだが・・・その姿に慎之助の、野球人として一番根底にある「野球に対する真摯な姿勢」を見た気がした。
(カメラマンは想定外にいきなり立ち上がったんで、焦っただろうなー笑)
それ以降のいくつかのインタビューも視たが、監督という立場、任務を全うしようとする真摯な姿に「きっと大丈夫だろう」と思わせてくれた。
そりゃー、今はまだ「監督」への過渡期でギコチナイかも知れないが、それでも充分やっていけるのではないかと思えた。
冒頭に「一度チームの外に」などとも記したが、ワシが心配したその辺りのことも、充分理解・認識していてくれているようにも感じて心強かった。杞憂だったね、と。汗。
(まー、たしかに、現代は「外に」出ても、YTなどでチヤホヤされるんで、あまり意味もないんかなー・・・汗)
まーね、「悪い風評」っつーのも、
ネット上で「稼ぎたい」人たちのね、いろいろと針小棒大な都合もあるんでしょーし・・・汗汗。
一つ一つ立ち上がるその姿に、
阿部が球団・読売に24年も大事にされてきたのが判るような気がした。
その阿部新監督から発っせられた言葉。
「強い」「常勝」とともに、
「愛される」というキーワード。
「愛される」・・・
「愛される」・・・?? 笑。

今のガチなプロ野球界で、この言葉・・・。
良い成績を出して、高額な契約をしたい、
できればメジャーに行けたらサイコーと思っている今の選手に、
そして、ファンもそういう目で観ている今の時代に、
「愛される」・・・これがどう聞こえたのか?
昔っぽいことを言っているなー、・・・とか、
ぬるいことを言っているなー・・・とか、
今の時代じゃねーなー・・・
だからアベは昔気質なんだ・・・
・・・ってことになるんだろーけど・・・汗。
この言葉についても、後程考えてみたい。
そーいや、
原さんも最初の最初の頃は「ジャイアンツ愛!」「愛!」「愛!」と連呼していたなー。笑。

●1-2/ヘッドコーチ
ジャイアンツの監督の就任条件については、
以前ふれたことがあるので、今回は割愛させていただきます。
(ダラダラ述べてます。よろしかったらこちら→G-Talk151
その際に、実はもう少し後段を続けたかったのだが、
力尽きてしまって続けられなかったので・・・あはは汗笑。
本日はちょっと、ヘッドコーチについて触れてみたいと思います。
まー、かりに、
ジャイアンツの監督が「そーいった」役割・立場だとするならば、
実はワシは・・・
(ワシの意見なんてどーでもよいのだが・・・汗汗)
実は、実は、
コーチ陣に関して言えば「生え抜き」である必要はないと思っておる。(!)汗。
いや・・・ま・・・
全員「外様」です、って言われると、それはそれでアレなんだが・・・汗、
実際、「生え抜き」の若手指導者の育成も大事だと思うし・・・汗、
良い指導者を安定供給するためには、やはり自前でコーチも育成をしていく必要はあると思う・・・。汗。
よーは、「程度・割合」の問題には・・・なるんだが、汗、
首脳陣(指導部)を能率的・効果的に機能させていくためには、
やはり、主要なポストには「今現在進行形」の有能な人材が必要なんじゃないかナと思う。
主要なポストとは・・・監督のもとにはたくさんのコーチ、そしてその先にはたくさんの選手がいるが、
それらを結ぶ・・・結節点となるポスト・・・まー、具体的に言えば、投手チーフコーチとか、打撃チーフコーチとか、野手総合コーチ? 二軍監督も? ・・・それらを最終的に、総合的にまとめるヘッドコーチ・・・となるかなー。
(呼称名は微妙に違う時はあるのだろーけど・・・)
そこは「生え抜き」にこだわる必要はない・・・んじゃないか、という話ね。
ジャイアンツが監督にもとめる仕事として、チームマネージメント「以上」の役割を担っているのであれば、
実際に狭義の意味でのチームマネージメントを補完してくれる存在としてね。
昔でいえば「番頭」だね。
ビジネスでいえば、優秀な執行役員っつーのかな。
実務上、戦術上、
生え抜きの監督を、補完してくれる・現場を仕切ってくれる、優秀なヘッドコーチ(格)、っつーね。

以下にちょっと・・・(いや、かなり長い)・・・汗、
過去のジャイアンツのヘッドコーチをピックアップしてみた。
呼称名はまさに微妙に違う場合があるが、ヘッドコーチ格、ヘッドコーチ的役割立場だったと思われる方々となる。

ちなみに記号は次の意味である。

◎=生え抜き。
ジャイアンツでプロ入りし、ジャイアンツ以外に所属したことがない。生粋
○=ジャイアンツでプロ入りし、ジャイアンツ以外でプレイの経験はないが、その後別チームでコーチ経験がある。
△=ジャイアンツでプロ入りし、ジャイアンツ以外のチームでもプレイ経験がある。(トレードなどで出た)
☆=ジャイアンツ以外のチームで監督経験がある。
※=ジャイアンツ以外で入団し、ジャイアンツでプレイ経験がある。
※※=ジャイアンツ以外で入団し、ジャイアンツでプレイ経験はない。

75長嶋茂雄/関根潤三※
76長嶋茂雄/杉下茂※※☆
77長嶋茂雄/杉下茂※※☆
78長嶋茂雄/杉下茂※※☆
79長嶋茂雄/杉下茂※※☆
80長嶋茂雄/杉下茂※※☆
81藤田元司/牧野茂※※
82藤田元司/牧野茂※※
83藤田元司/牧野茂※※
84王貞治 /堀内恒夫◎
85王貞治 /堀内恒夫◎
86王貞治 /国松彰◎
87王貞治 /国松彰◎
88王貞治 /国松彰◎
89藤田元司/近藤昭仁※※
90藤田元司/近藤昭仁※※
91藤田元司/近藤昭仁※※
92藤田元司/高田繁○☆
93長嶋茂雄/須藤豊※
94長嶋茂雄/須藤豊※
95長嶋茂雄/須藤豊※
96長嶋茂雄/堀内恒夫◎
97長嶋茂雄/堀内恒夫◎
98長嶋茂雄/堀内恒夫◎
99長嶋茂雄/宮田征典◎・原辰徳◎
00長嶋茂雄/原辰徳◎・宮田征典◎
01長嶋茂雄/原辰徳◎
02原辰徳 /鹿取義隆△・篠塚和典◎
03原辰徳 /鹿取義隆△・篠塚和典◎
04堀内恒夫/須藤豊※☆
05堀内恒夫/山本功児○☆
06原辰徳 /近藤昭仁※※☆・尾花高夫※※
07原辰徳 /伊原春樹※☆・尾花高夫※※
08原辰徳 /伊原春樹※☆・尾花高夫※※
09原辰徳 /伊原春樹※☆
10原辰徳 /岡崎郁◎
11原辰徳 /岡崎郁◎
12原辰徳 /岡崎郁◎
13原辰徳 /川相昌弘○△
14原辰徳 /川相昌弘○△
15原辰徳 /川相昌弘○△・村田真一◎
16高橋由伸/村田真一◎
17高橋由伸/村田真一◎
18高橋由伸/村田真一◎
19原辰徳 /宮本和知◎・吉村禎章◎
20原辰徳 /元木大介◎・宮本和知◎
21原辰徳 /元木大介◎・宮本和知◎
22原辰徳 /元木大介◎・阿部慎之助◎
23原辰徳 /阿部慎之助◎・川相昌弘○△
24阿部慎之助/二岡智宏△

これを見ると、
2000年以前は比較的外部の大物といわれる人物を招聘している。
時代順でいくと(以下敬称略)杉下茂。
ドラゴンズの大物OBであり監督までされた人。
牧野茂はジャイアンツでのプレイ経験はないがV9時代の頭脳と言われた人ですね。
(藤田第一次政権は「V9政権の再来」という意味があったんでね。やはりV9時代の投手コーチであり、ジャイアンツOBである藤田が監督になり、牧野がヘッドコーチに就任した形。=牧野は「ジャイアンツの監督要件」を満たさず、監督にはなれなかった)
近藤昭仁もジャイアンツでのプレイ経験はなく、現役引退後にコーチとして広岡監督のもとで、その片腕と言われた人。広岡のもう一方の片腕・森はライオンズで監督となり黄金時代を築いたので、近藤にも同じような役割を期待されての就任でしたねー。
(んまー、この人の最終的な評価は・・・汗汗。それでも、ま、一応、後ちにベイスターズ、マリーンズと2チームで監督をお務めになられたわけですから汗・・・が、「あの」迷言を残してしまった・・・汗汗)
逆にヘッドコーチが「生え抜き」であったのが王時代、長嶋第二次時代の後半期。
んまー、上の表を見れば、それが誰か明らかなんで明記しちゃうが、
堀内(84~85年)・国松(86~88年)・第二次堀内時代(96~98年)は上手くいかなかったね。(この間8年で優勝は2回汗)
国松は王との「関係」(ナボナ)から考えると、アレだし・・・
堀内はヘッドコーチ(格)時代にこれだけ「失敗」をしながら、後に監督に「昇格」するという謎人事(「青天の霹靂事件」とでも言いましょうか・・・汗)。結果「暗黒」という時代を招いている。

2000年以降では伊原春樹。
ライオンズで監督として優勝経験まである人物。なにより「三塁コーチャー」としても有名ですね。その後、ブルーウェーブ(ブルーウェーブとしては最期の監督)、そしてもう一度ライオンズの監督を再任しています。
この時期は各チームを歴任してきた尾花高夫も投手(総合)コーチとして起用していて(尾花も後ちにベイスターズの監督に就いている)、強力に監督をサポートする形をとっていましたねー。
「暗黒」と言われた時代からの脱出を図っていた時期であり、藤田第一次政権時同様、なりふり構っていられなかった時期と言えるでしょー。
結果、後ちにV3×2回という礎になったと言えるんじゃないですかー。(2人は最初のV3の時点で退団はしている)

この時期(暗黒脱出期)以降からは完全に「生え抜き」路線。
(「ヘッドコーチ以外」であれば、外部からきたコーチはいる)
もちろん、この間は長く原政権が続き、
原監督自身が「ベテラン監督」「名将監督」として、そうした外部の力を必要としなかったんだ・・・という理屈なんでしょー。
しかし、結果、
最後にチャンピオン(日本一)になったのは2012年。
実に、もー11年もチャンピオンフラッグから遠ざかっている。
11年・・・長い。
もちろん、これはジャイアンツの歴史では最長です。
(ちなみにホークスはこの間に6回チャンピオンになっている)

ぶっちゃけ、今から後出しのように申し上げるのは恐縮だが、
ヨシノブがあのような経緯で監督に就いた時も
外部からの強力な大物(?)ヘッドコーチを招聘するべきだったと思ってはいたんですよー。
もちろん、それでは・・・じゃー、なぜ引退までさせてヨシノブを監督にしたんだ? そいつに監督をやらせれば良いだろー、などなどと、なんやかんや言われるのは明白だったでしょーけど。汗。
ヨシノブ時代の実際のヘッドコーチは村田真一・・・チューだって、個人的には良い人だと思いますよ・・・で、で、でもね・・・でもね・・・汗。
それでもね、周囲からなんと言われよーと、
やはり、それこそ「監督経験者」クラスの大物を連れてきても良かったんじゃないか、と思っていたんだよね。汗。
今回、阿部が監督に就任するにあたっても、その意味ではヘッドコーチ人事については、個人的には非常に気になってはいたんす。
誰になるんだろーかな? って。汗汗。
それこそ、個人的には「あの人かな?」「この人かな?」と勝手に妄想汗汗(期待・・・ね)はしていたんですけどね・・・汗。

「生え抜き」にこだわらない理由・・・
実は「純血度」(「生え抜き」ばっかり)が高まると、
組織としての耐久性というか対応性というか、免疫力というか・・・が、弱くなるんだよね。
その上、硬直化もしやすい。(後述)
「純血」で、まー、結果が出ている間は良い。
「結果の出るやり方」というのは、いろいろな要素がからみあって「結果の出るやり方」になっている。
そのいろいろな要素の何かの一つが、少しづつでも変容して、絶妙なバランスが崩れてくると、それが、いつの間にか「結果の出るやり方」ではなくなっていっちゃう。
例えば、明白なのは、やはり時代の変化(時間軸が変わっていく)っつーのもあるよね。(これだけは、どーにもならん汗)
それに伴い個人の加齢による衰えっつー、のもあるね。汗。
問題は「その際に」である。
=「自分たちのやり方」しか知らないと、新しい「結果の出るやり方」はわからなくなっちゃう。
ずーっと、リーマン勤続何年の人が、案外自分の会社の外のことがわからなくなる、ってことってあるでしょ?
(ってか、社内にいると「わからない」ということすら、わからなくなる・・・汗)
もちろん、基本優秀な人(たち)ではあるから、いつか、また「結果の出るやり方」に行き着くかもしれない。しかし、それがいつかはわからない。
行き着いた時には、また「結果の出るやり方」が変わっていたり(=さらなる時代の変化)しちゃう。
後手後手に周り、「結果の出るやり方」(=競争優位)が築けなくなる、っつーね。
そんな事態が知らぬ間に進んでいっちゃう。汗。

仮にここに外部から「血」を入れておくと、この過程をそれなりにスキップできる。対応力が広がる。
現行の「自分たちの外で起きている」ナマの情報にほぼ同時並行で触れることができるからね。
それらを現在の「自分たちのやり方」の優位な点と結びつけて、
様々な選択肢の中から新たな「自分たちのやり方」として競争優位をバージョンアップができる。
いや・・・もっとアレな言い方をすれば、自分たちが優位なうちにその新しい芽を摘むことすらできちゃう。(結果、自分たちの優位が続けられる)
(↑これをやっちゃうと、実は結果的に業界全体は長い目では衰退するんだけど・・・いわゆる「古い業界体質」とか「堅牢な業界秩序」云々・・・汗汗=それが今の日本汗)
なので、
むしろ、恣意的にでも組織は「生え抜き」で固めない方が本当は良いのではないかなー、とは思っている。

まー、ただね、
日本の場合(と限定する。外国は知らん)、
せっかく外部招聘しても、
うっかり「早くウチのやり方に馴染むように」とか、言っちゃったりするんだよねー・・・結局、外からのやり方を受け入れなかったりするんだが・・・汗汗。

実際にヘッドコーチに就任したのは二岡智宏。
二岡もジャイアンツの生え抜きですねー。
生え抜きだが、晩年はファイターズに移籍して、ファイターズで現役を引退した。
2016年、二軍コーチとしてチームに復帰。(それ以前に国際スカウト? としては契約はしていた)
2019年にはBCリーグの監督を務める。
2020年から再びチームに復帰、一軍コーチ、三軍総合コーチ、二軍監督などを務め上げての今回の人事だ。
まー、ジャイアンツの組織人事の秩序としては、
極めて現実的な人事。極めて堅実な人事だろー。
二岡が有能なのか、そーでないのかは、ワシにはわからない。(今のところ汗)
ファイターズでの経験、そしてBCリーグの経験がどれくらいアレなのかも、ワシにはわからん汗。
経歴だけを見れば「ジャイアンツ育ち」だけではわからない広い視野(経験)を持っているんじゃないかー、という期待はできるのかもしれないが・・・。
その中で一つ言えるのは、
2020年以来、阿部新監督とはずーっと現場をともにしてきた仲であるということだ。
阿部が二軍監督で二岡が二軍コーチ、
阿部が一軍コーチで二岡が二軍監督のように、
上司・阿部、部下二岡という関係が今年で4年目になる。
(年齢は二岡の方が上だけどね←ココが重要カモ。後程)
阿部新監督を補完するための意思疎通という意味ではバッチリなんだろー。きっと。
監督としてはヘッドコーチには気心の知れた人物を置きたいというのは当然なところだろうし。
それが表と出るか? 裏と出るか?? 汗。
まあー、ファンとしては、
慎之助&二岡コンビには期待させていただくしかないですね。汗。
がんばっていただきたい。

●1-3/ヘッドコーチはイエスマンであるべきなのか
ちょっと話が変わる。
もう3年くらい経つかな。
東京オリンピック。笑。
その直前。
(・・・東京オリンピックって、もーずいぶん昔のような気もするなー・・・汗)
総理大臣経験者でもある組織委員会会長なる御大が問題だとされる発言をし、大会直前に同職を辞任した。
「女性を蔑視した発言」をしたいうのが批判の主な理由でした。
んまー、ワシ的にはこの「女性を蔑視した」とされる部分云々については今回はふれないでおくが・・・汗。
ワシが今回ふれておきたいのは、実はその前段の部分ですねー。
「男は弁えて、黙っているから、会議はすぐ終わる」という御発言があったやに思います。汗。
この部分です。汗。
これは、
男性の組織委員はお上(?)が・・・お上=会長など委員会内でもさらにトップ(?)ということになるんだろう・・・お上が「こー」だと言えば「こー」ですぐまとまる。だから会議はソッコー終わります、という意味だ。
女性の組織委員だと「こー」と言っても「あー」だ「こー」だになって、まとまらない。会議が長くなる、っつーね。
男性は何を言われても「イエス」「イエス」・・・返事は「ハイ」か「イエス」のどっちかだ! のアレね。汗。
つまり、
「白でも上司が黒と言えば黒」理論(はあ?)だ。

先日YTで、
長年ジャイアンツで二軍監督~一軍ヘッドコーチ~それからスカウト部長の重職を歴任されたOBと、
他のチームでは監督まで務められ、ジャイアンツでも一軍打撃チーフコーチを担当したOBが対談されていた。
「コーチは監督のイエスマンであるのは当然」
という意見で一致されていた。
・・・な、な、成程。汗。
さすが、出世される方はおっしゃることが素晴らしい。
返事は「ハイ」か「イエス」・・・まさにそーなんでしょー。
日本の社会では・・・(リーマン的社会・官僚的社会と言いましょーか・・・)で求められる人材とはまさにそーなんでしょーねー。(外国は知らん)
上司の指示に忠実に、組織の手足となって、真っ直ぐに堅実に働く。当然のことだ。
その意味では、ワシはこのOBお二人はスゴいなー、と思っています。
いや、ホントに。皮肉でもなんでもなく。汗。
ぶっちゃけ、お二人とも現役時代の数字というのは実績第一主義の球界の中ではさほどではない。
それでも球団・チームに必要とされてきた。
重職を歴任されてきたわけだからね。
チームに必要とされる=それはある意味、社会に必要とされてきた、っつーことだもんね。汗。
素晴らしいことだと思う。
ホント、素晴らしい!
それが社会で働く、組織で働くっつーことなんだと思う(本気で言ってますよ汗)
お二人が歩まれてきた道に間違いはない。
人生の成功者ですよ。お二人は間違いなく。
そこははじめにハッキリそう申し上げておきたい。
負け組・社会不適合者のワシとは大違いだ、っつーことをネ。汗汗。
(別にワシに言われたくはないとは思いますがー笑)
お二人の人生としては、それで良かったかと存じますし、
なんら責められるべきものではないのでしょー。

・・・た、た、ただね・・・汗。
やはり時代の変化の中で、っつーかね・・・
その中でヘッドコーチ(格)に求められるのものは・・・?
・・・ということを考えたい。汗汗、

マネージメントはトップ・マネージメント、ミドル・マネージメント、ロアー・マネージメントと分けることができますよねー。
上中下という見方をしがちだが、
決してどちらかが上とか下とかではなく、実はこれはそれぞれの役割がある、ということ。
トップ、ミドル、ロアーそれぞれに役割を果たすための現場があり、だからこそ、分けられている(小さな組織であれば、この3つのマネージメントが同時に:1カ所で行われることもありうるが・・・)

トップは全体の方向性や方針、経営をマネージメントする。原則(プリンシプルっつーんですかね)を決定する、っつーね。
ミドルはその方針・原則から逸脱していないか、全体の中で担当する区分(部署なり、事業部なり、分野なり・・・)をマネージメントする。
ロアーは区分の中で方針・原則のもと、最前線で活動する(販売なり、サービス提供なり、制作なり・・・)
・・・ざっくりな分け方になりますが、こんなカンジですかねー。汗汗。
これらが一体となって「協働」してこそ、組織は動体化し機能する。1つの生きている組織になる。
実はそのためには、
「逆」の流れもなければ本当の意味での「マネージメント→協働:動体化」が成立しない。汗。
たしかにフローとしては、トップからミドル、ミドルからロアーという流れがある。
それらが、それぞれのマネージメント内(現場)で活発な活動が行われなければならない。
それは具体的な議論であり、試行錯誤であり、そして実行であり、検証ということになるんでしょー。
まー、つまり、いわゆるPDCA的な、ね。
そして、それらを、
ロアーからミドル、ミドルからトップへとフィードバックするという「逆」の流れがね・・・つまり「双方」の流れがあってこそ、
全体が活性化し、グルグル回る状態になる。
逆の流れ・・・それは報告ではなく、フィードバックという流れになるんだが・・・汗汗
小さなPDCA(現場クラス)のフィードバックがあってこそ、大きなPDCA(組織全体)も有効になる、効率的な活動が結果的に可能となる・・・はずなんですよねー。
ありがちなのが、トップがそれぞれの役割を無視して、ミドル内やロアー内のPDCAに介入しちゃう、っつー話。
それをやっちゃうと、役割分担をしている意味が、実はなくなっちゃう。っつーか、協働にならなくなる。
これは結局、「下」を「監視するだけ」になっちゃんだよねー。
組織活動としては鈍化していく。
鈍化したものを「上」はそれでも無理やり動かそうとするもんだから、余計「監視」しなくちゃいけなくなって・・・いやはや・・・組織はカチンコチン。硬直化する。
効率化、効率化って言うけど、非効率な組織になっちゃう。
まー、
よーは、それぞれがやるべきことをやる、やらないべきことはやらない、っつー話なんだけど・・・。
「黒と言えば黒」理論のもとだとね、返事は「ハイ」か「イエス」しかなく、
それ以外はむしろ「反抗」と解釈をされてしまうよーでね・・・。
フィードバックという流れが生まれづらい・・・。汗。
なんか言うと、あいつは「あーだ」「こーだ」言っているゾと・・・汗。
それよりは、とにかく「ハイ、承りました」と返事するのが、良いとされて・・・。汗
ん、ん、んまー、
トップの人もね、すごい責任感をもってやっていらっしゃるのだろーから、口を出したくなるんでしょーけど・・・
そこはワシはそのような立場なんぞになったことがないので笑、
そのお気持ちは計り知れんけど・・・汗笑。

オリンピック組織委員会とは、
オリンピックという大きな世界的大会を「準備し、および運営を監督」するという、いわば大会の頭脳なわけでしょ。トップ・マネージメントなんでしょ。
トップ・マネージメントの内で、そんな「弁えて、黙って、すぐ終わる会議」をしていたとしたら、どーなるんでしょーか? 汗。
もっと侃侃諤諤、口角飛沫で話し合っていただかないと・・・汗。
・・・あの開会式。
・・・ワシごときが評価を下すようなことは控えるべきかとは存じますが・・・
あまりにも・・・あまりにも・・・ort
ある意味、世界が唖然としたんじゃー・・・汗汗。
コロナ下とはいえ・・・いや、たしかに平時であれば、もしかしたらそれでも上手くいったのかもしれんが汗・・・平時であれば過去の事例に則れば良いんだからね・・・。

(※平時=過去と現在の外部環境が「同じ」状況。結果も同様になる。
 ↓↑
※非常時=過去と現在の外部環境が「同じ」ではない状況。そのような現状に対して過去の平時の事例をテンプレにして、現在の状況にあてはめようとしてもね・・・汗)

むしろ、ああなる結果は客観的にみれば、火を見るよりも明らかだったはず。それがあそこまで行く(本番まで行く)っつーのは・・・汗、
やはり全体のマネージメントが回っていなかったんじゃないかなー、と思わざるを得ない。汗汗。
だって・・・一人一人は優秀な人ばかりなはずですよ。なんとか大学とか、大学院とか、なんとか芸大とか・・・それが揃いも揃って、ああいう結果になるっつーのはね・・・汗汗。
いや・・・いや・・・
・・・実際、現場(ロアー・マネージメント)の人は頑張ったんだ、と思う。
しかしその枠を超える状況(非常時=コロナね)には、その現状をフィードバックしてミドルなり、トップで判断・対応してもらわないといけない。
・・・でもね、
その「流れ」がない。汗。
「ハイ」か「イエス」ですから。汗。
んで、トップでそんな会議しかやっていないんだとしたら・・・そりゃームリでしょ。汗汗。
かつて・・・
日本海軍の「沈没はしなかったものとする」として図上演習を進めたエピソードを想起させます汗。
トップが立てた作戦(=方針・原則:プリンシプル)をロアー(現場=現実)のフィードバックをもとに、柔軟に変更しなければいけなかった。
・・・その結果は日本海軍全滅という惨状ですよ。汗。
トップが立てた方針(原則:プリンシプル)を通すために、ロアーは結局「現場力」という精神論に陥っていく・・・っつー・・・汗。
そして、それが現代でもくり返されているという・・・っつーね汗。
フィードバックがなくても、数字が出て、研究して、検討して・・・そーすればトップ・マネージメントがパーフェクトな解決策を「上から指示」してやるから、待っとけ! という話なんですかねー・・・汗。間に合いますか? 汗汗。
(つーか、東京オリンピックの本番は一度限り)
だったら、準備段階からフィードバックをいかして、PDCAをぐるぐる回した方が最終的には早く、適格な解決策が見出せたような・・・汗汗。
(おっと・・・私如きが言い過ぎましたナ・・・汗汗)

ぶっちゃけ、
日本はこの「黒と言えば黒」理論が、「美学として」「社会人の心得として」だいぶ残っちゃている。マインド的にここから抜け出せなくなっているよーな気がします・・・汗。
(外国は知らん)
今でも、まだまだ「黒と言えば黒」理論を推奨している場面に出くわすもんねー。汗汗。
例えば、つい最近でもある有名企業の入社式で、その社長の挨拶(訓示?)、っつー動画を見たんだけど・・・その「成功した経営者」様は、
「まずは我が社のやり方を学びなさい」と新卒の若者たちに言うんですよね・・・汗。
・・・いや・・・ワシもジジーだから、おっしゃりたい事はわかります・・・わかります・・・わかりますが・・・あまりにもシュール・・・汗
そ、そ、それって、20年、30年前のやり方ですよね?
って・・・汗。
新卒採用にあれだけテマヒマかけて優秀な人材を採ったはずなのに・・・、
「あなたが我が社に貢献できるポイントはなんですか?」とか訊いといて・・・
入社させたとたん、
今更・・・昔の、20年、30年前のやり方で・・・
黙ってヤれ、って。汗。
・・・だって、これだけ時代の流れが早い中で、
外部環境が激しい、平時ではない状況下で、
20年、30年前のやり方を推奨するって・・・汗。
20年、30年前って・・・冒頭の例:インターネットでいえば、ジーコジーコちまちまやっていた時代ですよ。汗。それくらいの時代感・・・汗。
いや、商売の真髄は時代を超えて通ずるんだー、ということですよね。
・・・わかります・・・わかります。汗。
ワシもジジーなんで。汗。
・・・でも、「学びなさい」って・・・汗、
「学びなさい」→たしかに若者の皆様は経験が不足している(若者だからね、不足するのは当たり前)。
頭でっかちだと思います。
でも、若者だからね、それも当たり前でしょー。
その意味では実践という学びは必要でしょー。たしかに。
だもんで、「学んでほしい」っつーある意味「親心」?「オトナの責任」? っつーのはわかる・・・わかるけど、多分、若者にはそー聞こえない。
こー言っちゃうと、
フィードバックは必要としていない、教えるのはこちら側だ、黙ってヤれ、って聞こえちゃう。汗。
今時、親だって君付けの時代ですからねー・・・汗。
そんな時代の中で育ってきた今の若い人に・・・
そりゃー、ムリでしょー。汗。
それとも、
20、30年前のやり方を「弁えて、黙って」ハイハイやる人間がそんなにほしいんですかねー・・・10年後、20年後にそんな古いカチンコチンな昭和な組織を作りたいんですかねー・・・口ではグローバルだとか、なんとか言いながら・・・シュールだ・・・汗。
若者の方が、「今までのやり方ではこれからの世界では通用しない」っつーのは、わかっちゃっていると思いますよ。
もちろん、それはその「成功者の経営者」様からは浅はかな思考に見えるかもしれませんし、それは事実なのかも知れませんが、
それは反対側から見ている若者たちにとっても、
そういうオトナ(=古い考えに固執している)を見ているのと同じ。
だったら、
そんなオトナの経験と、若者のフィードバックをグルグル回しながら双方が「協働」した方が、よっぽど活性化された新しい組織になれるような気がしますが・・・しかも早くね。
ところが・・・まずは○年、丁稚奉公して、それから「話を聞いてやってもいいぞ」という、その発想自体が20年、30年前なんじゃー、と・・・
時代は流れてます・・・これからもどんどん流れていきます・・・汗汗。
悠長なことを言ってられません汗。
企業(組織)で若者が、息苦しく感じるのも頷けちゃうんだよね・・・汗。
今の若い人って、ホント優秀。よく勉強している。汗汗。
なのに、その20、30年前のオトナが必死に枠に嵌めようとしている。
結局「変えられない」のは・・・「変われ」「学べ」って言うこっち側=オトナ側なんじゃー・・・
(ワシも忖度するアレが、もーアレだから、言うことが無敵:恐さ知らずだなー。あはは汗汗)

まー、だもんで(?)、
「黒と言えば黒」理論を信奉する人は、まだまだいらしゃる。汗。
んで、
そして今、その人たちに、
ワシは鼻で笑わられている。汗汗笑。
「お前ごときが何を言っているんだ?」
「お前は現場(実社会)をわかっていない」
「だからお前はダメなんだ。お前何様??」
たしかに、たしかに、そーだ。
だからワシは負け組で、「黒と言えば黒」理論を受け容れないかぎり、もー死ぬまでニートでいるしかないのでしょー。汗汗。

まあ、ワシのことはいい・・・汗汗。

だからこそ、
先程のジャイアンツOBお二人は勝ち組なわけですしね。汗汗。
組織で生き残るっつーのは、そういうことなんでしょーから。汗。
んまー、たしかに出世のためには・・・いや、世の中で生きていくためには必須のツール・・・OSなんでしょー・・・汗笑。
・・・た、た、ただね、
失われた何十年とか、よく言いますが、
それがね、現在の日本の衰退の遠因になってるんかなー汗・・・っつー・・・ね。汗汗。
で、いよいよ日本もどーにもならんとこまで来ているじゃーないんですかねー・・・汗
(ワシにはよくわからんけど汗)
まー、
世界のトップ企業の中から日本企業の名がなくなったとかとも言いますし・・・汗汗。
GDPも4位、5位・・・と、これからまだまだ落ちていくんでしょ??
これはやはり、今の世代・我々ジジー・・・オトナの責任なんでしょー。
少なくとも今の若者に責任はないことは明白ですよね。
それなのに、失敗したオトナがやってきた通りを、まずはやってみなさいって言う・・・。汗。
(個々にみれば成功した人はいるのでしょーけど、世代全体でみれば失敗という意味ですね汗=日本の没落)
外部環境が激しい世界の中で「動体的な」組織が求められているのが現代なんですよねー? 汗。
刻々と情勢が変化する外部環境が激しい世界の中で・・・、イエス、イエス言って、全く昨日と同じことをやっていては・・・大丈夫なんでしょーかー?? 汗。
(あ・・・この話は「話し合って、多数決で決めろ」ということを言っているわけでもありません。そこは誤解・誤読なされないようお願いします。汗)・・・だもんで、
その意味でね、オリンピック組織委員会の御大の御発言は衰退した日本を象徴しているなー、っつーね。汗。
ここに問題点がある、と思ったわけ、ですよー。汗。
あの開会式・・・あるいは日本の今の現状がこーであるならば・・・ね。汗。
・・・ハイ、汗。
・・・社会不適合者ですが、なにか? 汗汗。
(いや・・・ホント、今回は言い過ぎた・・・汗汗)

ちなみに蛇足に蛇足だが、汗
「黒と言えば黒」理論は、
実は徳川家康が世の中を「発展させない」ために考えた理論なんですよねー。
(「発展させない」は言い過ぎですが・・・あえてね。
「安定させる」ために、と表現するのが穏当だと思いますが・・・。汗)
徳川家康とは、江戸時代を作った人ですよね。
江戸時代は一般的に「天下太平の世」といわれる時代でしたね。
その江戸時代の直前は、戦国時代と言われる「スーパー自由競争」社会でした。争いまくっていたんですな。
力がある人がどんどん大きくなる時代。
その分、世の中は発展したんですよ。実は。
今でいうGDP、っつーんですかね。産業とかも上がっていったし、全体の人口も増えていたそーです。
最底辺層にいた秀吉が、天下人までになったのは象徴的ですよねー。人生大逆転劇ですよ。
でも、さすがに争いすぎたために、
世の中に枠を嵌めようとしたのがコレ:「黒と言えば黒」理論なんですね。
(=それによって徳川政権が安定する)

戦国時代

上司「(実際は白いが)黒だ!」
部下「白が黒に見えるよーなバカな上司はクビだ!」
で、実際に「部下が上司」をクビにしちゃうワケ。(下剋上)
なので、世の中はつねに流動的。どっちが優秀か、競争、競争になる。

江戸時代

上司「(実際は白いが)黒だ!」
部下「ハイ、白でもあなたが黒と言えば黒です」
で、むしろ「白は白」という部下がクビになる。
優秀さ(正しさ)を競わなくなる。
そうやって競争力はなくなる。
皮肉的に言えば、愚直さを競ってる? 笑。
そして世の中は固定化される。それを安定した社会としてきた・・・それが良いのか、アレなのか、知らんけど・・・汗汗。
(江戸時代に起きた経済的現象としては「富(財)」の移転)
「上」からすれば、秀吉のような階層をスーパー逆転させるような現象を決して起こさせてはいけない、っつーことなんだよね。
(※ただこの構図に江戸時代の場合はもう一つ、「建前」というのが乗っかるんだが・・・それは今回はパスしておきます汗)

戦国時代と言われた日本は当時のヨーロッパに比べてもむしろいろいろと「進んでいた」という評価もあるんですが、
結果、そこから発展はゆっくりになって、260年後には逆転されて・・・っつー、ね。そういう経緯(歴史)がありました。

まあ、いい・・・。

じゃ、じゃー、
じゃー、
(野球の話に戻します汗汗)
ジャイアンツのヘッドコーチ、チーフコーチ、あるいはスカウト部長・・・が、マネージメントとしてどこにあてはまるのか?

プロ野球チームをアスリート・チームとして考えると・・・
ヘッドコーチ、チーフコーチ、あるいはスカウト部長は、
そりゃー、やっぱり、
監督をトップとしたトップ・マネージメントの内の重要なメンバーであると考えられますよね。汗汗。
プロ野球は、
毎日が試合で、その結果によって、地位(順位)が上下します。
外部環境としては常に不安定な状態:常に非常時です。
(それは当然各チームとも同じ)
そんな中、トップ・マネージメントが役割を果たさず、
「弁えて、黙って」「ハイ、ハイ」と言うだけだったら、どーなるのでしょーか・・・汗汗。
いみじくもこちらのOB二人が証言してしまっているが、
ここ数年のジャイアンツのチーム内は、
そのよーな状態であった、ということになりますねー。汗。
・・・結果は・・・
前述しましたが、2年連続Bクラス。チャンピオンからも11年も遠ざかるということになってますから、
アスリート・チームとして考えると、成功とはいえない状態といえるでしょーねー。
原第二次政権の終わりにも感じていたが、
原監督の権力が大きくなりすぎてしまったために(これはある意味、致し方ない。歴史の・人間社会の必然というか・・・)、第三次政権はこの状況がかなり進んでいってしまったんじゃないかなー。カチンコチン汗汗。
この状態となると大胆な人事刷新もできなくなり、外部からいくら人を招いても「弾き出され」ちゃう。汗。
「異質」を認めないっつーかね。
そして「自称・出来る人=イエスマン」ばっかりになっちゃう、っつーね・・・汗。
(イエスマンはイエスマンじゃない人:イエスと言わない人を認められない)

チームを活性化させるためには、
トップ・マネージメント内で、ガンガン議論してもらって、異質を受け入れて、どんどんトライもしてもらいわないといけない。
そのためには
その中心となるべくヘッドコーチが「ハイハイ、おっしゃる通りで」では・・・汗汗。
・・・
ん、ん、
ま、ま、まあー・・・
先のOBお二人が仰いたかったことは、
おそらく「ロイヤリティー(忠誠心)」のことだったと思うんだけどね。
PDCAを回す上で「組織(チーム)を良くしたい」というロイヤリティーが必要であることは大前提ですから。
そのあたりの用語の整理がちょっとごっちゃになっちゃったんだと思う・・・きっと。汗。
これからのチームを考えると、
ロイヤリティーが高く、イエスマンではない人が求められるような気がします。
(その逆は最悪ですよね・・・汗汗)

その意味では、
ヘッドコーチの二岡の方が年上というのもミソかもしれない。
二軍監督が桑田、三軍監督も駒田という歳上のレジェンド。
さらに二軍ヘッドにはアマチュア畑の安藤コーチ、
巡回コーチには他球団での経験も豊富な久保コーチ、
外国人のウィーラーコーチ。
ベンチには同じ捕手出身の実松、村田ゼンゾーコーチらもいる。
監督が1年目と考えると、イエスマンにはなりづらい顔ぶれで良いのかもしれない。
たしかに外部招聘ではないかも知れんが、
結節地点に若い阿部監督をサポートできるような人材を配置できたのではないかなー。
これらがしっかり「回れば」悪くない陣容だと思う。
なかなか考えられている。

なので、
だからこその阿部慎之助、ということになる。笑。
悪くない陣容だが、こーいったメンツはヘタするとバラバラにもなりやすい。
なりやすいが、
この20年ジャイアンツの象徴だった阿部新監督なら、これだけのメンツを取りまとめていくことが可能なのではないでしょーか・・・。
まー、そこは、
まだまだ若いんだし、
新米監督というのは事実なんだから、
へんに監督ぶらずに、そのままでやってもらえれば良いのではないかなー、とも思う。
それこそ、20、30年前の古いオトナ(OB)は、
「軽い」「威厳がない」とか、なんちゃら言うとは思いますが・・・それで良いと思いますよ。
今の若者(選手)をまとめ上げ、2024年版の新しいチーム・組織を作っていかなければならないんだからね。
そんな古いオトナ(OB)の言う20、30年前のやり方が通用するとは、到底思えないもんね。
・・・くり返しますが、くり返しますが、
ワシもジジーなんで、古い世代のお気持ちはわかるんだけど・・・いやー、ホント、時代が変わり過ぎましたよ。加速度的にね。
「黒と言えば黒」理論・・・成功された人ほどご自身のやり方、考え方に絶対的なご自信をお持ちかとは思いますし・・・その世代の野球部育ちとなれば尚更ね。絶対服従(面従腹背? 笑)の時代だからね・・・汗
たしかに、むしろ阿部自身がかつてその信奉者に見えたこともあったし、実際そーだったんでしょー汗
・・・でもね、
阿部新監督がナインの前で言った言葉・・・
「オレも変わるから」
・・・この言葉、実はなかなか権力のある立場にいると、言えない。その立場の人からあまり聞いたこともない。
それを言えた阿部新監督。
やっぱり、それが野球人として「野球に対する真摯な姿勢」なんでしょー。
だから変われる。
その言葉を信じたい。

※後編につづく