11話 シゴトをサボるオトコ | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

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「まぁ、こっち来て座れよ~( ´∀` )」
 
「IQの高いワシが教えてやろう!ここに座ってると"バレぬ"。うぬも来い!」
職場で話しかけてくれる相手が居なかったオレには、
この2人の声が救いに感じた。
 
 
 
ゼンの選択肢
👉①金髪の2人とサボって時間を過ごす。
  「メンタル(小回復) 
  ⇒???フラグ🚩
 
  ②2人の意見聴かずにサボらず仕事をする。
  「メンタル回復なし」
  ⇒???フラグ🚩
 
 
ーーオレは、コイツらとサボる事にした。
 
 
「あっ、どうも、、、」
ゼンは、後頭部をかきながら金髪のオトコと、金髪のオンナの間に座った。
 
周囲には、調理用のデカい鍋が並び、周りからこちらの様子が見えないようだ。
 
「オレの名はデンジ✌ヨロシクな☆」
金髪のオトコは、ニヤリと笑いピースサインをゼンに向けた。
 
「ワシの名はパワー🔥 ウヌも、名乗れ!」
金髪のオンナは、ゼンに指を挿した。
 
「あ、オレは、、、ゼン。ヨロシク。」
ゼンが挨拶すると、デンジは言った。
「あんまりさぁ、固くなんなよ〜。タイムカードを押して、そのまま時間たっちまえばよ~。金もらえるんだから、」
 
「······························」
ーー確かに時間の経過で金貰えるが、、、良いことじゃない。
 
ーーでも、ちょっと休むくらいなら悪くない。
 
ーーちょっと休んだらまた、働こう
 
ゼンは、自分に「悪い事をしている訳じゃない」と言い聞かせ。少しの間、デンジとパワー(ちょっと変わった名前の)職場仲間と雑談をした。
 
他愛もない雑談をして、ちょっとだけメンタルが回復した
 
ーーふ〜っ、なんか胸のつかえが取れた気がするな。
 

調理場の鍋の影で雑談で賑わっている中に、一人のオトコがやってきた。



「オイ。」

黒髪を頭上でひとつに縛り、180以上はある長身で顔は見るからに怖そうである。


 
 デンジは即座に反応。飛び上がるように起きた。ゼンとパワーを置き去りにして逃げ出した。
 
「やっべ、早パイ 来た!」


「あっ、デンジさん、、、」
ゼンは、"マジっスか?"置き去りにされ固まった。

隣で座っている長い金髪の女子。パワー(大分変わった名前だが)は、ゼンに指を指した。

ーーえっ!

「コイツ!! コイツ!!」
「コイツじゃ!コイツが、ワシにサボれと言ったんじゃあ!ワシは可哀そうな女の子じゃ、、、」


 
ーーはっ??

「見ろ!このワシの怯えきった瞳を!! 」
「ワシは、嘘をつく事が出来ない身体なんじゃあぁぁ!! 全部コイツが悪い!ワシは、悪くないんじゃあ!」


長身のオトコは、ゼンの方を見た。


ーーここで、オレまで『コイツが悪いんです!』って言ったら、絶対 "他人のせいにするダメな奴" って印象つくよな~  


ーーじゃ、逆を言うか、、、


「スミマセン。オレがちょっと 慣れない職場で困っていたので、先輩が気にかけて話聴いてくれてたんです、、、オレが、仕事中に戸惑っていたのが悪いんで、、、先輩は悪くないっス。」


ーーよし!中々良いまとめ方が出来た。コレで"先輩は悪く無い" 言い方は、出来た。







「オマエさ、、、ちょっと裏に来い。」



ーーえっ?




このあと、長身の怖そうなオトコにゼンは、裏に連れてかれボコられた。



「グハッ」
膝下蹴り、ジャブを食らい、人影の無い道端でゼンはぶっ倒れた。

「オマエさ、仕事を辞めろ、、、」

「何でだよ、、、」

「仕事サボって、仕事をサボる奴を庇って、、、それでさ、給料もらうのか?」

ーーウワッ、、、オレ、マジで怒られてるじゃん! 

ーー サボったのは事実だし、サボった先輩を庇ったのも事実だけど、、、ここまでやるか?


「オマエ意外の奴は、必死で働いてるんだよ!中途半端なキモチで、職場に居られても給料だけもらって、仕事について行けなくなったら、中途半端で辞める、、、」

「真面目に働く奴から見たら、良い迷惑だ、、、」


ーーそこまで、言うか、、、


「オレは、、、」

「オマエ、明日から来るな。上には  "仕事について行けなくて辞めました!" と伝えておくから、、、」


ーーそんな勝手事!!  冗談じゃねぇ!



「グッ、、、何で、そこまで言われなくちゃならないんだ!」

ゼンは、必死に身体を起こそうとしたが、長身のオトコから最初に食らった膝蹴りが、ゼンの腹部に大きなダメージを与え立てない。


「俺の優しさが、伝わらないかな~? 中途半端なキモチの奴は、事故を起こして、訴訟問題になる。そして残り人生を罪人として生きる。」

「飲食店はな、、、そーいう世界だ。飲食店に残れるのは、腹に信念を持った奴だけだ。」

ーークッソ、、、何でここまで言われなきゃならないんだ!


「明日も出勤したら、またボコるからな?」




ゼンの選択肢により
職場仲間(サボり仲間?)が出来そうだったゼン

突如現れた長身のオトコ

このままゼンは、潰されてしまうのか?

次回につづく