「まぁ、こっち来て座れよ~( ´∀` )」
この2人の声が救いに感じた。
ゼンの選択肢
👉①金髪の2人とサボって時間を過ごす。
「メンタル(小回復) + 」
⇒???フラグ🚩
②2人の意見聴かずにサボらず仕事をする。
「メンタル回復なし」
⇒???フラグ🚩
ーーオレは、コイツらとサボる事にした。
「あっ、どうも、、、」
ゼンは、後頭部をかきながら金髪のオトコと、金髪のオンナの間に座った。
周囲には、調理用のデカい鍋が並び、周りからこちらの様子が見えないようだ。
「オレの名はデンジ✌ヨロシクな☆」
金髪のオトコは、ニヤリと笑いピースサインをゼンに向けた。
「ワシの名はパワー🔥 ウヌも、名乗れ!」
金髪のオンナは、ゼンに指を挿した。
「あ、オレは、、、ゼン。ヨロシク。」
ゼンが挨拶すると、デンジは言った。
「あんまりさぁ、固くなんなよ〜。タイムカードを押して、そのまま時間たっちまえばよ~。金もらえるんだから、」
「······························」
ーー確かに時間の経過で金貰えるが、、、良いことじゃない。
ーーでも、ちょっと休むくらいなら悪くない。
ーーちょっと休んだらまた、働こう
ゼンは、自分に「悪い事をしている訳じゃない」と言い聞かせ。少しの間、デンジとパワー(ちょっと変わった名前の)職場仲間と雑談をした。
他愛もない雑談をして、ちょっとだけメンタルが回復した+
ーーふ〜っ、なんか胸のつかえが取れた気がするな。
調理場の鍋の影で雑談で賑わっている中に、一人のオトコがやってきた。
「オイ。」
黒髪を頭上でひとつに縛り、180以上はある長身で顔は見るからに怖そうである。
デンジは即座に反応。飛び上がるように起きた。ゼンとパワーを置き去りにして逃げ出した。
「やっべ、早パイ 来た!」
「あっ、デンジさん、、、」
ゼンは、"マジっスか?"置き去りにされ固まった。
隣で座っている長い金髪の女子。パワー(大分変わった名前だが)は、ゼンに指を指した。
ーーえっ!
「コイツ!! コイツ!!」
ーーはっ??
長身のオトコは、ゼンの方を見た。
ーーここで、オレまで『コイツが悪いんです!』って言ったら、絶対 "他人のせいにするダメな奴" って印象つくよな~
ーーじゃ、逆を言うか、、、
「スミマセン。オレがちょっと 慣れない職場で困っていたので、先輩が気にかけて話聴いてくれてたんです、、、オレが、仕事中に戸惑っていたのが悪いんで、、、先輩は悪くないっス。」
ーーよし!中々良いまとめ方が出来た。コレで"先輩は悪く無い" 言い方は、出来た。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231223/07/rum-xxx/49/70/p/o0680047415380283859.png?caw=800)
「オマエさ、、、ちょっと裏に来い。」
ーーえっ?
このあと、長身の怖そうなオトコにゼンは、裏に連れてかれボコられた。
「グハッ」
膝下蹴り、ジャブを食らい、人影の無い道端でゼンはぶっ倒れた。
「オマエさ、仕事を辞めろ、、、」
「何でだよ、、、」
「仕事サボって、仕事をサボる奴を庇って、、、それでさ、給料もらうのか?」
ーーウワッ、、、オレ、マジで怒られてるじゃん!
ーー サボったのは事実だし、サボった先輩を庇ったのも事実だけど、、、ここまでやるか?
「オマエ意外の奴は、必死で働いてるんだよ!中途半端なキモチで、職場に居られても給料だけもらって、仕事について行けなくなったら、中途半端で辞める、、、」
「真面目に働く奴から見たら、良い迷惑だ、、、」
ーーそこまで、言うか、、、
「オレは、、、」
「オマエ、明日から来るな。上には "仕事について行けなくて辞めました!" と伝えておくから、、、」
ーーそんな勝手事!! 冗談じゃねぇ!
「グッ、、、何で、そこまで言われなくちゃならないんだ!」
ゼンは、必死に身体を起こそうとしたが、長身のオトコから最初に食らった膝蹴りが、ゼンの腹部に大きなダメージを与え立てない。
「俺の優しさが、伝わらないかな~? 中途半端なキモチの奴は、事故を起こして、訴訟問題になる。そして残り人生を罪人として生きる。」
「飲食店はな、、、そーいう世界だ。飲食店に残れるのは、腹に信念を持った奴だけだ。」
ーークッソ、、、何でここまで言われなきゃならないんだ!
「明日も出勤したら、またボコるからな?」