【PSO2】ブログ小説 宿屋 19話「気になる異性とは、何故か話がすすまないのは、俺だけ?」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

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仲良くしてくださ~い~

このストーリーは、18話の流れの続きです。

 

 

 

1話から読みたい方は、こちら

【PSO2】ブログ小説 宿屋 1クール

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前回の話はこちらを

https://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12341759366.html


これが、18話です。

19話の前に18話を読んでいただけると助かります。
 
 
 

2クールのキャラクター紹介

 

ウォルラス

19歳の男性。この小説の主人公。

正義のアークスへと入隊するが、研修時の単位不足で解雇となる。

ネロと出逢い再就職を果たすが、そこはブラック企業であった・・・

再就職先で恋人である白夜と再会を果たすが・・・

 
 
ゼノ=スカイブレイド
隆聖の直下の部下。白夜よりも先に入社したが・・・
暫く休んでいた為、仕事面で白夜、ケビンと立て続けに抜かれてしまった。
久しぶりに、仕事に復帰したのだが・・・
隆聖からプレッシャーをかけられながら仕事をしている。
ウォルラスとの関係は・・・・
 
 


実夢

16歳の女性
獅子の娘と称された安藤実尋の妹君。

しかし、本人は家出中だが・・・
ブラック企業メンバーでは、明るく振舞い、主に細かい作業が得意。

潜入捜査や、ハッキング、爆弾処理は恋華直伝であり、

今では軽作業の速さはNO1。

そして姉ゆずりのルックスからモテる☆

 

その他キャラクター紹介は、こちら

https://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12336045093.html

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本編
 

実夢は、朝早くに出勤すると、まず自分のレターボッスクの中を覗いた。

この、レターボックスは各スタッフに与えられ、この中に仕事の連絡書類等が入っている場合がある。各自必ず確認しないといけないという規定があった。

 

実夢は、このレターボックスの確認が好きだった。

その、理由は早く月のシフトが知りたかったからである。

 

実夢が覗くと、お目当てのシフト表が入っていた。

 

「よし!今回は恋華さんシフト作るの早いじゃん☆・・・まったくやれば出来るじゃんw」

と実夢は、明るい声で独り言いっていた。

仕事開始まで時間がある☆

一人でコーヒーを入れて、のんびりシフトを見ながら自分の予定を立てよう。

 

実夢

(うーん。希望休はちゃんと入ってるぞ☆ よし、ここの2連休はお姉ちゃんが来るから、一緒に買い物にいこう・・・お金がないよー、と言ったらきっと奢ってくれるだろう・・・)

 

実夢

(おーし、日曜日の夜も・・・割と大丈夫だ・・・これで、オンランゲームでチムメンの集会に出れるだろう・・・)

 

実夢

(さて、希望休と休みのチェックは良し!あとは、・・・一緒に仕事のメンバーの確認・・・っと)

このメンバーの確認作業とは・・・同じ勤務のメンバーの出来、不出来によって自分の仕事の負担が変わるのである。あとは、相性のいい人と一緒に勤務を組めば多少の残業は苦痛ではない。

 

実夢

「・・・・・・!!!!なっ!?・・・ケビンが6連休??」

実夢は、思わず声にもらした・・・

ケビンとは、同じ仕事をする仲間の中で屈指の仕事の速さを持つ為、ケビンと同じ勤務日は大体定時に上がれるのだ。

そんな、超戦力の仲間ケビンが6連休。これは・・・メンバーにとって仕事の効率大幅ダウンである。

 

実夢

「・・・・・・6連休・・・しかも、有休使ってるし・・・大体希望休って、一人2日ってルールじゃん・・・・」

と実夢が、一人言をいっていると・・・後ろから声が聞こえた。

 

「いやー・・・ケビンは、実家イギリスだからね・・・年末年始とか仕事で実家に帰れてないから・・・まぁ・・・そこは、許してやろうよー☆」

 

実夢

「えーー・・・でも、ケビン居ないと、ウチ最悪社畜復活じゃん・・・って・・・??」

実夢が、後ろを振り返ると、にょき っと恋華が顔を近づけた。

 

実夢

「おわーーーーー!!!」

気配の全く無い状態で、後ろに居たのでビックリしてしまった。

 

実夢

「いつの間に・・・」

 

恋華

「セブンイレブン辺りかな・・・」

 

実夢

「って・・・ほぼ、通勤一緒じゃないですかーー!!」

 

「今度、レシートの裏の無料サービス券・・・俺にちょうだいね・・・w」

 

実夢

「・・・・・!!!!・・・・社、社長まで!!」

実夢の横から、ギン(社長)が現れた。

 

ギン

「さて、そろそろ・・・時間だから、俺達は行くねーー。」

 

恋華

「留守の間は・・・イロイロとよろしくねーー☆」

 

実夢

「へ??」

 

恋華

「あ・・・実夢ちゃん、シフトだけガチ見で、配布資料他の読んでない系?」

 

実夢

「え・・・あぁ・・・・読みましたよ!w」

 

ギン

「オイオイ・・・恋華、部下は信じるモノだぞーー。じゃあ、留守よろしくなーー」

 

実夢

「は・・・はい。」

 

 

こうして、社長と副社長は、出張に向かった。

しかし、実夢はそんな話聞いてない・・・。というか、配布資料をシフト表以外読んでないとは、言えない。

 

そーいえば、コーヒーを飲む場所に・・・人が居ない。

と・・・いうより、出勤時間5分前で・・・誰もいない。

いつもなら、赤狐や白夜辺りがコーヒーを飲んでいる時間だ。

 

実夢は、慌てて今日のシフトを見直した。

 

山田ギン「出」

山田恋華「出」

ネロ 「出」

赤狐「出」

邪武乃隆聖「午後」

 

実夢

「ちょ!!・・・社長どころか・・・重役ほぼ、出張じゃん!!」

 

安藤実夢「早」

ゼノ=スカイブレイド「早」

白夜「外」

ケビン 「休」「休」「有」「有」「有」「有」

ウォルラス「外」

 

実夢

「何度見ても・・・このケビンの6連休が・・・イラっとくる・・・w・・・白夜さんとウォルラス君が、外勤務かぁ・・・確かガストの手伝いって言ってたな・・・」

 

実夢

「中で仕事より、外で手伝いの方が楽しそうだな・・・しかも中勤務は、邪武乃さんとゼノ君か・・・あまり話したことないなぁ・・・なんか面倒だな・・・」

 

実夢は、時計をチラっと見た。

 

そろそろ、勤務開始の時間か・・・・

 

 

実夢は、倉庫にダンボールを取りに向かった。

ここの企業は、依頼を受けてその仕事を期限までに終わらせる中仕事と

人手不足の職場の軽作業を手伝う外仕事に分担して行うモノであった。

実夢の本日の仕事は、中作業だった。

依頼内容は、洋服ダンスに入れる乾燥剤の入った袋を、60個ずつダンボールに入れる作業である。文章で読むと一見簡単そうな作業に見えるが、この繰り返しは腰に痛みがジワジワとやってくる。とにかく量が多いのだ。

 

実夢

「!!・・・・じゃ、邪武乃さん??」

倉庫には、黒髪で長髪センターで分けた長身の男、邪武乃隆聖がいた。眼鏡を指でクイっと上げて冷たい表情をしている。

彼は午後出勤のハズだった。

 

邪武乃隆聖

「さぁ・・・、今日もしっかりと、働いてもらいますよ・・・」

 

実夢

「え・・・と、邪武乃さんって・・・午後からの出勤では?」

 

邪武乃隆聖

「そうですね・・・まぁ、人で不足なので、大サービスです・・・私が直々に手伝ってあげましょう・・・光栄に思いなさい?・・・ホーッホッホッホ・・・」

丁寧な口調でまるで、フリー●様の様な声で高笑いをする邪武乃隆聖。

実は、邪武乃利休に育てられており・・・除闇(邪武乃タロウ)とは兄弟に近い関係である。

 

邪武乃隆聖

「ゼノさん・・・さぁ、お嬢さんに重い荷物を持たせてはイケマセン・・・貴方が運ぶのですよ・・・」

 

ゼノ=スカイブレイド。グレイの髪をした優しい顔立ちの青年。彼は、邪武乃隆聖の直属である。

 

ゼノ

「あ、ハイ!」

ゼノは、すぐ台車を持ってくると依頼側から頼まれた防虫剤パックが大量に入った90リットルの作業袋を持ってきた。

この、防虫剤パックを軽く叩き、なるべく薄く入れやすい状態にしてから、ダンボールに詰めていく作業だ。

 

作業室に、邪武乃隆聖、ゼノ、実夢の3人が入り・・・

若干無言の状態で仕事が始まった。

 

ダンボールに入れる前に平らにする音が、パンパンパン・・・と響いた。

 

 

実夢

(・・・うわ・・・・なんだろ、話した事の無いメンバーと一緒で、なんか空気が重い・・・)

 

 

黙々とダンボールに詰める作業が続いた。

出勤してから約3時間程経過した。お昼の時間になった。

 

邪武乃隆聖

「ふーむ・・・・そうですねぇ。そろそろ、早番のお二人は、お昼休憩ですね。お二人とも・・・お先に食堂へいってください。私は、書類を纏めるので・・・どうぞ、お先に・・・」

 

ゼノ

「あ、ハイ・・・お先に、休憩いただきます・・・」

 

実夢

「あー・・・つかれた、・・・休憩入りまーす。」

 

疲れ果てた実夢とは、対照的に・・・ゼノは、少し嬉しそうな顔をしていた。

作業室を出ると・・・ゼノは、実夢に話しかけた。

 

ゼノ

「あ・・・あのさ、実夢さん・・・飯、食堂で食べるけど・・・一緒にどう?」

 

実夢

「うーん・・・朝セブンイレブンで、弁当買っちゃった。あそこって、持ち込みとか大丈夫かな??・・・」

 

ゼノ

「んーー・・・たまさん、良いっていうと思うよ?」

ゼノと実夢が、話しながら食堂に向かっているとたまが、その話を聞いていたかのように、話しかけてきた。

 

たま

「なにが・・・よろしいのでしょうか?」

 

ゼノ

「ウワ!!・・・びっくりした。」

緑色の髪の三つ編み姿で和服の割烹着を着ている、たまが顔を覗き込んだ。

たまは、アンドロイドで色白だが美人な顔立ちである。

 

たま

「再度質問します・・・何がよろしいのでしょうか?」

ゼノの、ビックリしたリアクションをスルーして、質問を繰り返すたま。

 

実夢

「あ・・・その、今日コンビニで弁当買ってきたんですけど・・・ゼノさんと一緒にお昼食べたいので・・・食堂で食べてもいいですか?」

 

ゼノ

「!!!!・・・・・」

 

たま

「えぇ☆ワタシは、構いませんよ・・・・さぁ、どうぞ中へ。」

 

ゼノ

「////////////////」

 

実夢

「やったーー☆、いこう!食堂の中へ・・・」

 

ゼノは、顔面が真っ赤になったのが、自分自身で解った。

 

たま

「??・・・どうしましたか?・・・ゼノ様、心拍数が上がっていますね・・・、、、体温も上がっていますね・・・」

 

ゼノの頭の中で、実夢の言葉が流れ続けた。

 

 

 

ゼノさんと一緒にお昼食べたいので・・・

 

 

 

ゼノ

「/////////////・・・・・あ、飯・・・いこうぜぇ・・・

 
 
 
ゼノは、今まで異性との交流は、ほぼゼロに近い青春時代を送ってきた。
そんな、ゼノにとって・・・異性と一緒に食事をとる事自体が、緊急クエストであった。
 
ゼノは、カレーライスを注文した。
となりに座った実夢は、コンビニで買ったオニギリとサラダを食べていた。
 
実夢
「おぉ・・・ゼノさん、カレー美味しそうですねーー☆」
 
ゼノ
「あ・・・えっと・・・・一口食べますか?
ゼノは、緊張のあまり言葉が半分出なくなった。
 
実夢
「私も、今度から食堂で食べよかったな?・・・ここの、カレー美味しいって、恋華さん言ってたし・・・」
 
ゼノ
「あ・・・その時は、あ・・・また一緒に・・・お昼いこうぜ
 
ドン!
 
実夢は、ゼノの背中を叩いた。
 
実夢
「もぉ・・・ゼノさん、何言ってるか解んないよーーー☆」
 
ゼノ
「いて☆・・・そうだな、俺・・・何言ってるんだろ・・・ハハハ・・・・」
ゼノは、実夢に叩かれた勢いでようやく緊張が解けた。
実は、ゼノは自分から相手に話しかけるのは苦手であり、相手が異性ならなおさらである。
 
ゼノ
「実夢さんって・・・モテそうだよね・・・」
ゼノは、ようやく会話を繰り出した。しかし、ようやく話した言葉が・・・自分でも何をいってるのか?と思うような話になった。
 
実夢
「え・・・いや、モテないよー・・・モテるどころか、友達も少ないし・・・アタシ人気ないし・・・」
実夢は、心にもない事をいったわけでもなく。
ホンネを言った。しかし、比べる相手が、女帝と謡われた姉の実尋である。
つまり、「お姉ちゃんに比べたらモテない。お姉ちゃんに比べたら人気はない」という日本語が正しいのである。しかし、比べる相手を間違っている。
 
ゼノ
「いや!モテないハズない・・・男だったらほっとかないよー・・・」
ゼノは、カナリ頑張って自分の気持ちをはなした。
 
実夢
「そうかな・・・これでも、最近失恋したばっかりなんだよー?・・・アタシなんかさ・・・」

https://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12335525256.html

実夢の失恋ストーリーは、こちらを参照

 
ゼノ
「あ・・・その、友達いないなら、俺・・・友達になりますよ!」
 
実夢
「ホントーー??☆  凄い嬉しい・・・ホント嬉しい☆」
 
ゼノ
「あ・・・そうだ、良かったら連絡先交換しましょうか?」
 
実夢
「うん!しよう・・・あ、スマホ忘れちゃった・・・ロッカーの中だ、後でもいいよね?」
 
ゼノ
「あ・・・じゃあ、後で交換しましょう!」
 
 
 
 
 
しかし
 
 
この後、実夢は定時で仕事を終えあがるのだが・・・
 
ゼノは、邪武乃隆聖と次の企画書の打ち合わせで残業となり・・・ゼノは、実夢とスマホで連絡先を交換することは出来なかったのだ・・・
 
 
 
 
 
ガンバレ
ゼノ=スカイブレイド
 
 
 
 
 
 
 
 
次回
ガストの話です!