Midnight-Jab =除闇= 9話「コイツ・・・嫌いじゃねわ」
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この物語は、PSO2のjabさん作のキャラクター「除闇」を主人公とした・・・
予測不可能なドラマ(物語)である。
Midnight-Jab =除闇=
-the Butterfly-
10話「俺は、右利きだ・・・」
◆キャラクター紹介
1~10の多サーバーのキャラクターが複数登場!
(そして増え続けるw・・・出演して欲しい方にはさりげなく・・・声をかけてますw)
(機会があれば・・・本編、ミニ小説等・・・撮影にご協力下さいw)
大勢のキャラクター 一覧はこちら☆
01http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12240933231.html
02http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12240940624.html
(集会で見かけた・・・あの人も登場!?)
◆前回までのあらすじ
黒鴉率いる・・・秘密組織 -蝶- メンバーが、帝國へ向けて侵攻を開始した。
「ビッグヴァーダー」、「秘密組織 -蝶-」、「帝國惑星派遣軍」(略 帝國軍)3者の間に結ばれていた「和平条約」は破られたのだ。
突然の予期せぬ事態に・・・帝國の士官候補生達に危険が迫っていた。
帝國の正面には、ゾンビの大群が迫り、
そして、帝國の上空から黒鴉が、栽培ゾンビの種を撒き・・・
帝國の内部にも栽培ゾンビ繁殖!
帝國の後方には、マガシがさらに、栽培ゾンビを繁殖!
栽培ゾンビは繁殖を繰り返し・・・帝國の人間を約1時間で全て食いつくすという・・・
帝國屈指の実力を持つ、リムがマガシの迎撃にあたるが・・・
民間人の危機に気をとられ・・・マガシの前に敗れてしまう・・・
そんな状態のリムへグラサンから通信が入った・・・
◆本編
「ここには、もう民間人は居ないのだ・・・だから、戦いに集中しろ!私は、民間人を逃がした・・・オマエも自分の仕事をちゃんとしろ・・・・」
「普通なら、無理せず脱出しろ・・・という所だが、オマエにそれは言わん!・・・帝國の中で一番強いオマエが負けることは・・・・この場の全員に諦めろ・・・と言ってるのと同じ事だ・・・どんな無様な勝ち方でも良い!」
「オマエだけは・・・絶対に勝て!」
リム
「お嬢・・・・リム=フロイト=フォックス・・・・これより、敵を殲滅する・・・・」
グラサンからの通信を聞いたリムは、ゆっくり立ち上がり、切り落とされた右腕を拾った。
リム
「・・・・・レンヴォルト・マガシ・・・・どこに・・・いった・・・・借りは返すぞ・・・」
先程は、民間人の脱出の事が気がかりで、勝負を焦ったリムだが・・・もう、迷いは無い。
上官である、グラサンが、民間人を脱出させてくれたのだ。それなら、ゆっくりと戦いに集中すればいい・・・・リムは、切り落とされた右腕を左手で持ち、マガシを探し始めた。
「ケケケケケケ・・・・」
途中で、栽培ゾンビ達がリムに襲い掛かってるが・・・・
リム
「・・・・・邪魔だ・・・」
と静かな声でいいつつ・・・栽培ゾンビ達を切り捨てていった。
リムは、左手で切り落とされた右腕を持ち、その右手にライトセイバーが握られている。
左手でライトセイバーを握れば良いのだが・・・リムは、曰く「俺は・・・右利きだ・・・」との事で、ライトセイバーを握っている右腕を左手で持ち・・・・左手で、戦ってるのだ・・・・
リム
「・・・・・・やはり・・・利き腕を落とされたのは・・・厳しいな・・・・」
と言いつつ・・・リムは、マガシを探しながら、栽培ゾンビを4683匹撃退した。
リム=フロイト=フォックス軍曹。帝國軍、グラス=サン=マイハート中尉の直属部下であり、軍曹でありながらも・・・自ら帝王門の番兵を勤める。彼が居る拠点には、誰も近づかないと言われるほど、その実力は知れ渡っている。どんな状況下でも負けない・・・そして、一人になっても引かない。数多い栽培ゾンビの中にで孤立無援でも・・・怯まないで進む。
マガシ
「ほぉ・・・・まだ、エネルギー切れでは・・・・無かったか?」
リムは、ようやくレンヴォルト・マガシを見つける事が出来た。
リム
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マガシ
「では、キサマに一つ問う・・・・何故、単機でこれ程多くの栽培ゾンビを相手に戦い・・・・ワタシにもう一度殺されに来たんだ?」
リム
「フ・・・・言わずと知れた事・・・・・」
マガシ
「正義か・・・・帝國の持つ正義の為か・・・まぁ・・・見てくれどおり・・・オマエは、頭の固い奴だな・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁ!!!」
マガシは話しつつ、双剣ツーヘッドラグナスを構え、リムへ突進する。
リムは、これ回避しつつ・・・左手で、切り落とされた右手が持ったライトセイバーを振り戦った。
マガシ
「フハハハハハハハハハ・・・・オイオイ・・・・なんだ、その間抜けな戦い方は・・・・」
リム
「・・・・・・・・・・・・俺は、右効きだ・・・・」
マガシ
「フハハハハハ・・・・それは、悪かったな・・・・・利き腕を落とされ・・・さぞ戦いに難かろう・・・・大人しく・・・エネルギーが切れるまで・・・床に這いつくばっていれば・・・・」
リム
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マガシ
「運が良ければ、誰かに回収され・・・・再利用してもらえたかも知れんぞ~??・・・額に角をつけて・・・・ニューアンドロイドになれる・・・クックックック・・・・・・はぁぁぁぁぁ!!!」
マガシが、双剣を同時に・・・交差するように×字に切り払った。
リム
「・・・・・クッ・・・!!」
リムは、後ろに飛んで回避するが・・・マガシは、攻撃の手を緩めない。
マガシ
「ここが、キサマの・・・墓場になるのだぁぁ!!」
マガシから、少し間合いを取ったリムは、左手で持っていた・・・切り落とされた右腕を投げた。
マガシ
「!!・・・・フッ・・・」
マガシは、これを笑って避けた。リムが投げた右手にはライトセイバーが握られていた。
その、ライトセイバーにマガシが目やった瞬間・・・リムは、超スピードで体当たりし・・・マガシを壁に押し付けた。
マガシ
「!!・・・・グ!!」
マガシの右手をリムは左手で・・・壁に押し当て・・・マガシが左手の剣(ラグナスレイヤー)でリムを切りつけるより早く・・・リムは、さらに超スピードでマガシの左手を右足で押さえつけた・・・物凄いチカラであり・・・マガシは、全く動けなかった。
マガシ
「キサマ・・・どこに・・・そんなチカラを・・・・」
リム
「簡易型のKillシステムだ・・・・・・・」
リムの両目を真っ赤な光を出していた。リム=フロイト=フォックス・・・・ドクターベガの試作Rimシリーズと呼ばれるアンドロドであるが・・・原点は、kill-0036型(セイドウ)と呼ばれるアンドロイドの発展形である。リムの身体には、簡易型のkillシステムが組み込まれている。
リム
「・・・・・さぁ・・・これで終わりだ・・・」
リムは、マガシの両腕を完全に押さえたが・・・・左手でマガシの右腕を。右足でマガシの左腕を・・・・止めは右手で持っているライトセイバーで刺せば良いのだが・・・・
リム
「・・・・・・・・・・!!」
マガシ
「フハハハハハ・・・・オマエは、ホントの馬鹿か??・・・どうやって止めを刺すんだ?キサマの右腕は、床に転がってるぞ・・・・」
リム
「!!!・・・・・・・・・くぅっ・・・」
リムは、苦痛な表情でチカラを緩めた・・・残りのエネルギーでkillシステムを使った反動が、リムを襲った・・・最後のチカラを使ってしまった・・・・リムが、チカラを緩めた所をマガシは、見逃さない・・・歴戦の戦士である、レンヴォルト・マガシ・・・戦いの流れは、必ず変る瞬間がある事を・・・マガシは、今までの戦いで身を持って知っていた。かつて、追い詰めたハズのイーサン=ウェイバーに土壇場で逆転され、見事に敗北した事を覚えているからだ・・・
マガシは、身体を振りほどき・・・リムの右腕を切り落とした。
リム
「・・・・・・・・・・・・・!!!!」
リムの頭の中で・・・・ダーメジ損傷率が60%を超えたサイレンが鳴り始めた・・・・
両腕を落とされ・・・エネルギー大きく使い果たしたリムは、赤く輝く目の中の光を失い・・・両膝をついた。
マガシ
「終わりだぁぁぁ!!」
マガシは、ツーヘッドラグナスをリムの胸に2本突き刺した。
リム
(お嬢・・・・・俺は、・・・・命をかけた・・・戦いました・・・・民間人も無事に脱出した・・・これで、俺は・・・・任務完了・・・・)
リムは、静かに床に崩れようとした・・・・
リム
(任務・・・・・完了・・・・・??・・・ホントにそうか?・・・よく思い出せ・・・・)
「命は、かけるな!」
リム
「・・・・・・・・あ!」
「勝ち名をあげて、笑顔で戻れ!」
リム
(おっと・・・いけない・・・このまま死んだら・・・命令違反だ・・・・起きなきゃ・・・・)
リムは、グラサンから、言われた任務を思い出すと・・・・再び、リムの両目は真っ赤な光が放たれた。
マガシ
「む!!・・・・キサマ!」
マガシは、リムが再起動した事にすぐに勘付いた・・・しかし、止めの追い討ちを刺そうにも・・・マガシの武器、ツーヘッドラグナスは、リムに刺さったままだ。
リムは、素早く・・・大の字のなって立っているマガシの両足をから、股抜きスライディングで、マガシを抜き・・・床に転がっている自分の切り落とされた右腕を・・・オーバーヘッドキックで蹴り上げ・・・その右腕にしっかり持たれているライトセイバーは、マガシに刺さった。
マガシ
「むぐぐぐぐ・・・・ブルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
リム
「言ったハズだ・・・俺は右利きだと・・・・」
マガシ
「ぐぐぐぐ・・・・キマサ・・・言え!!」
リム
「???」
マガシ
「何故だ・・・これ程まで、孤立無援の中で・・・・何故戦い続ける・・・・この帝國内で・・・傭兵は、外へ出払い・・・キサマ・・・中は、たった一人ではないか?・・・・・何故、戦い続ける?」
リム
「・・・・・・・・・・・・・・簡単な理由だ・・・・」
マガシ
「やはり・・・帝國の貫く・・・正義か・・・しかし、帝國の真の姿は・・・正義では無く・・・・」
リム
「・・・・・・・・・・・・俺はな・・・・」
マガシ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リム
「お嬢が・・・・怖い・・・・それだけだ・・・・」
マガシ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え??」
リム
「オマエは、知らんのだ・・・お嬢がどれほど、理不尽でワガママで・・・恐ろしい御方なのかを・・・な・・・・」
マガシ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リム
「お嬢が出したペナルティーに比べれば・・・どんな任務も大した事は無い・・・・」
マガシ
「・・・・・・・・・・・・・クックックック・・・・やはり、帝國は、恐怖による支配しか出来んか・・・・そんな帝國に真の正義などありえんな・・・フハハハハハハ・・・・・」
リム
「・・・・・・・・・・・・・・・なんとでも、言うが良い・・・・」
リムは、スタスタと歩いていった。
リム
(笑顔で戻れ・・・と言ってたな・・・後で、トイレの鏡で笑顔の練習をしておこう・・・・お嬢コワイ、お嬢コワイ・・・・)
リムは、この後、トイレの鏡を見て、両腕を切り落とされ、身体にツーヘッドラグラスが刺さっている事を思い出し・・・・激痛に叫ぶのは、15分後の話である。
帝國が誇る・・・最強の番兵。
静かなる狼・・・リム=フロイト=フォックス。
一度戦場に出れば、無双・・・
だが、その素顔は・・・若干天然であった。
「うおあああああああああああああああああああああ!!腕がぁぁぁ!!身体に剣が刺さっているっぅぅぅぅ!!死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・お嬢ぅぅぅぅ助けてぇぇぇぇぇぇ!!」
つづきは、こちら
Midnight-Jab =除闇= 11話「追撃・・・神(ゴッド)再び」
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