こんにちわ~ ワタシです☆

恵比寿・イ・ヤムチャの撮影を昨夜行ってきました☆

さすがのセンスのリクヨウさん☆

 

コスは、まだ見せませんw

 

次は、実尋さんですねーw

 

予想通りの反響の多い・・・28話(シーズン2の6月編)

まぁ・・・29話からが本番だといえる今回のお話しw

 

これから、梅雨の時期のかけてどんどん重くっていきますよーw

 

 

 

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前回のお話しはこちら!URLをクリック

 

【本編】

5月3週目の夜

とある、居酒屋で講師二人が酒を飲みかわしていた。

銀髪の天然パーマ、魚が死んだような目をしている身長170代くらいの20代後半と思われる容姿をした男・・・目黒ギンと、身長140未満くらいの小柄で童顔・・・・どうみても子供にしか見えない・・・日本人と外国人のハーフの(一応)成人男性のスパーダ=ハ=ホワイトキャストである。

もちろん、(未成年ではないかと、疑われた)スパーダは店員に身分証明書の確認させられた・・・。

 

スパーダは、静かに語った。

「気が付いたら・・・平成、終っちゃってましたね・・・」

 

「あぁ・・・令和、って・・・まだ慣れないな、書式を全部平成から令和に書き治すの、結構めんどくさかったし・・・いままで、平成って打ちこまれた、プリント類・・・全部裏紙メモ用紙行きっと・・・どんだけメモするんだよ?って話じゃない?」

ギンは、ビールを飲みながらスパーダの話につづける。

 

「アハハハハ・・・確かに、プリントの山積み・・・職員デスクと同じくらいの高さになってましたね☆・・・裏紙をメモ用紙に使ってください・・・って、誰の提案でしたっけ?」

スパーダは、両手でカシスオレンジのグラスを持ったまま話す。

 

「あーー・・・あの、オシャレなイギリス紳士みたいな服着た話の長いジーさん・・・」

ギンは、細い目をさらに細くして話した。

 

「校長先生の提案ですか・・・・そりゃ、聞かないとダメなパターンですね・・・」

スパーダは、ギンの顔を見て少し笑った。嫌な事を思い出す時や、面倒な時に、目を細くするクセは・・・やはり、妹(恋華)とそっくりだ・・・無意識なのか、時々仕草やクセが似るんだな・・・と思った。

 

「そー言えば、妹さん・・・授業の前後に部活をする者は、ジャージで授業を受ける事は規定で許されてますが・・・殆どジャージで学校生活を送ってますね?制服って着ないんですか?」

スパーダが思い出したように訊ねた。

 

「あーー・・・アイツも、制服着る時あるよ・・・他校練習試合に行くときに、みんなで電車乗る時なんか、進学科の貴公子(プリンス)に全員制服着用だ!とか言われるらしくて・・・渋々制服を出して着てたこともあったな・・・」

 

「噂の、貴公子さんですか・・・大分女性徒から人気がありますねー・・・・女子生徒の中の人気は、今や渋谷(実尋)さんがナンバー1。男子生徒の中では、貴公子(除闇)さんですね☆」

 

「いや・・・・プリンスだけが筆頭とはいえないな・・・生徒会の会長候補の大崎秀!アイツも人望熱いから、男女問わず人気者だしな・・・カナリモテるぞ?」

 

「あーーー確かに、大崎君の存在は・・・貴公子さんの様に常時黄色い歓声とまではいかないですが・・・ファンも多いですよね。まぁ・・・妹(恋華)さんも、実はモテ季があったとか?今でこそ、渋谷さんの人気が圧倒的にナンバー1ですが・・・去年は、50:50(フィフティーフィフティー)の接戦だったって話も聞きましたよ?」

 

「んーー・・・アイツ(恋華)の場合、見た目だけだ。見た目に関しては、(俺に似て!)ルックスが良い事は認める!・・・だが、性格や人と接する態度がアレじゃ・・・1年経てば人気は激減だ・・・」

 

スパーダは、(俺に似て!)というトコで肩で笑った。

 

ギンと、スパーダの席に、注文した卵焼き、お好み焼き、から揚げが届いた。

 

「おー、注文来たな・・・すいませーん。生中(ビール)もう、一杯!・・・さぁ、食おうぜ?」

ギンは、生ビール(中ジョッキ)一つ追加し、さっそく届いた料理に箸を伸ばした。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

スパーダは、固まった。

 

「どーした?」

ギンは、聴くと・・・

 

「お刺身が・・・・ない・・・・」

 

「あ、刺身か・・・・すみませーん。マグロと、イカの刺身くださーい。・・・・よっし、頼んだ!まぁ、すぐ来るだろ?生ものだし・・・いただきまーーーす。」

ギンは、思い付きで適当に刺身を注文し、料理に箸を伸ばそうとすると・・・

 

「お持ちしました!マグロとイカ刺しッス!」

店員が手早く、生きの良い刺身を持ってきた。

 

「早いな・・・☆オイ・・・いい仕事するねー」

ギンは、店員の手早さに感心すると

 

「ウチは、手早さが命っス」

と得意げに店員は、お辞儀して一礼をして去っていった。

 

「・・・・・・・ちょ、ちょっと!!おかしいでしょ!!」

スパーダは、焦ってツッコミをいれた。

 

「え??なにが・・・ちゃんときたぜ☆刺身☆」

ギンは、笑顔で言った。

 

「そーじゃなくて!目黒先生が注文したマグロとイカは、超早くて・・・何で!僕が最初に注文した刺身の盛り合わせは、来ないんですか!!!!」

スパーダは大きい声で言った。

 

「あれ??そんなの頼んだっけ?・・・・まぁ、読者も誰も覚えてないだろーから、食っちゃった事にされてるんじゃねぇか?」

ギンは、目を細くして言った。

 

「絶対可笑しいですって!!!・・・5月3周目の夜って、とこから・・・ビール、カシスオレンジ・・・その他の注文も明確なのに・・・なんで、刺身の盛り合わせだけ省く必要があるんですかぁぁぁ!!!」

 

「いやいや・・・前回のブログ小説 「鯖学☆」(サバガク)27に・・・ラストの下の方に、スパーダは、お腹を空かせていたの、一気に丸のみした・・・って書いてあったぜ?まぁ・・・酒飲んでたら、食ったか食ってないか忘れる・・・よくある話さ・・・」

 

27話

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「え////・・・・そんなバカはず・・・ボクが、忘れちゃっただけ??」

スパーダは、慌ててスマーホフォンでブログ小説読み直した。

 

「って・・・・んなわけあるかぁぁ!!!アンタが、ボクの事適当に茶化して刺身は、来ないまま終わってるだろーがぁぁ!!」

 

 

「・・・・クッソ・・・みんなで僕の事を完全にバカにしている・・・」

スパーダは、カシスオレンジをほんの少し飲み、ドンと音を立ててテーブルにグラスを置いた。

ギンは、静かにスパーダの様子を見た。

勿論、ギンが今日居酒屋に誘ったのは、日中のスパーダの受け持つ授業の中で生徒達の扱いに苦戦し葛藤する背景があったからだ。

 

「ふー・・・・どうした?悩み事か??・・・・俺で良かったら話くらい聞こうか?」

ギンは、そっと話しかけた。

 

「いえいえ!こー言う時は、飲むに限るんです・・・」

スパーダは、グラスの中に入っているカシスオレンジをさらに進めた。何回も力いっぱい飲もうとしているが・・・実際、あまり中身は飲めていない。元々酒に強くないスパーダは、カシスオレンジのグラス一杯を飲み干す事は、‘カナリ酒を飲んだ‘という事になる・・・らしい。

 

「酒は、忘れたいことを忘れさせてくれる。でも明日には思い出し、もっと辛くなる。本当に忘れたい事からは逃げても逃げきれねえ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

スパーダは、ギンの言葉を聴きながら、生徒達の顔や学校であった出来事が走馬灯のように、脳内に蘇ってきた。その蘇るキヲクから逃げる様に顔を左右に2~3回振った。

 

「貴方は、いいですよねぇぇ・・・生徒達から頼りにされるし、尊敬されるし・・・ボクは・・・どうやったって、貴方のようにはなれない!!」

スパーダは、目をギュっと瞑り大きな声を出した。

 

「いや・・・俺も、生徒から頼りされたりもしないし・・・尊敬なんてされてねーし。ウチのクラスは、生徒会の渋谷(実尋)を中心になんとなく纏まっているだけ・・・ってか、纏まってもいないか・・・生徒達だって、何度怒鳴っても、悪さはするし・・・上手くいった事なんてねーよ・・・」

ギンは、ビールの中ジョッキを持って少し頭を抱えて言った。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

その様子をスパーダは、静かに見た。

 

「俺だって、まだ全然だぜ??上手く行くどころか・・・悩みまくりよー・・・・」

ギンは、微妙な顔で笑って見せた。

 

「ホトトギスって・・・・知ってるか?昔、織田信長と、豊臣秀吉と、徳川家康っていう・・・エライ殿様がいて、それぞれの生きざまが、ホトトギスを釣る詩になったらしい☆まぁ、ホトトギスってのは天下取りの事なんだけどな☆・・・・」

「そんで、信長は・・・カナリ短気な奴でな、釣れぬなら、殺してしまえホトトギス。って・・・詩になって、結局はその人柄ゆえに部下に寝首をかかれちまう・・・」

「信長の部下だった・・・秀吉は、釣れぬなら、釣って見せよう!ホトトギス。割と工夫する事に生き甲斐を持っていたらしく、中々いい線いったって・・・世に伝わったらしい。まぁ・・・秀吉も人だから、信長を超える悪だぜ?って景親先生は言ってたけどな・・・」

「そして、最後に徳川家康・・・釣れぬなら、釣れるまで待とう、ホトトギス。まぁ・・・まさに、魚釣りだな・・・それで、俺が言いたいのは・・・

ギンが話している途中、スパーダはクスクスと笑いを堪えていた。

 

「あーー?なんだよーー、せっかく、タメになる良い話してるのにーーー」

ギンは、目を細くした。

 

「ふっ・・・アハハハハハ・・・・目黒(ギン)先生☆アナタの言いたいことは、なんとなく伝わりました・・・多分、良く伝わったと思います☆・・・ボクは、どーやら、待つタイプじゃなくて、行動する(秀吉)タイプなんだと思います☆」

「・・・例え結果的に悪い結果になったとしても・・・ボクは・・・悔いの無い生き方なんだと思います☆」

スパーダは、笑顔で答えた。

 

ギンは、スパーダの明るい表情を見て「フッ・・・」と静かに笑いビールを飲み干そうとした。

 

「鳴かぬなら、鳴かせて見せよう!ホトトギス☆・・・・ホトトギスは・・・魚じゃなくて、鳥ですよ☆」

 

ブーーー

 

スパーダのツッコミに、ギンは勢いよくビールを吹いた。それを見てスパーダは、少年の様に無邪気に笑った。

 

「さぁ・・・懲りずに何度でも刺身の盛り合わせを注文します!嫌な客と思われても・・・」

スパーダは、目が少しギラついていた。

 

「オイオイ・・・大丈夫か?スパーダ先生・・・」

スパーダの前に置かれているカシスオレンジはグラスの中に3分の2程残っているが、すでにテンションが高ぶっている彼を見て、ギンは完全に酔えなくなった。

 

「刺身の盛り合わせの分の代金はボクが払います!!意地でも刺身の盛り合わせを頼んで帰りますからねー!さぁ、散々待たせたんです!いままで、釣り続けていたなら・・・それ相応の豪華な盛り合わせになっている事でしょう!!!」

とスパーダが、再度注文してから少し待つと・・・

 

 

 

「へい!注文された刺身の豪華海鮮盛り合わせ!お待ちしました!釣りたてを産地直送で仕上げました!!」

店員は、自信満々で刺身の盛り合わせを持ってきた。

その刺身の盛り合わせは、確かに釣りたてといえる程鮮度の良いものだったが・・・

 

「ちょ、ちょ・・・・これ・・・・」

スパーダは、一気に酔いが覚めた。

 

「ほらーー、やっぱ、釣ってたじゃねぇかぁぁ!!じゃあ・・・スパーダ先生ぇぇ☆ゴチになります!刺身の盛り合わせ☆・・・・あ、刺身に合うの日本酒ください☆」

ギンは、嬉しそうに刺身の盛り合わせに箸を伸ばした。しかし、中々箸を伸ばせず、固まってしまうスパーダ。

 

どうみても、気軽にご馳走出来る額では無いのは見れば解る。最初に注文したファーストオーダーの物とイメージが違っている。

 

 

「おかしいでしょーーーー!!!なんで、こんなに豪華なんだぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

時は、6月を迎えた。共有鯖船学園では、生徒達の衣替えが一斉に許可された。

これまで男子はブレザー(ガクラン)着用が義務付けられていたが、自由に脱いで良い許可が出た。

女子も、規定制服の夏服の着用が許可された。男女共同のクールビズが適用されたのだ。尚・・・生徒達の教室のエアコンは、未だ職員室で管理されている為、「送風ボタン」しかコントロールが効かない。

 

そんな中、新宿ネロは・・・昼休みの時間に目黒恋華に屋上に呼び出された。

 

「あー?なんだよー、珍しくLINE使ったかと思ったら、こんなトコに呼び出して・・・」

ネロは、目を細くして恋華に聴いた。

 

「なんだよー・・・じゃないわよ・・・文句はこっちが言いたいわよ!つい最近なんだけど・・・私、1年生の女子にここに呼び出されて、アンタと私が付き合ってるんじゃないか?って疑われちゃったわよ!」

恋華は、白いパーカーを羽織っていたが、パーカーの下には部活の練習着を着ていた。クールビズをしても相変わらず、制服を着てないところは恋華らしい・・・とネロは思った。

「あー・・・でも、それって・・・4月の時に出た噂だろ?・・・随分と懐かしい話題だな・・・ちょっと忘れかけてたわ・・・」

ネロは、しゃがんだ状態で恋華を見上げながら言った。見上げると言っても・・・恋華の身長はそれほど高くはないので、ちょこっと視線を上に向ける程度だが・・・

 

「でしょーー・・・・私も、同じ事をその娘に言ったわよ・・・でも、結構執念深く・・・大崎君と、アンタ(ネロ)と両方に声をかけてる遊び女として認識されてる見たいな言い方されて・・・もぉ!散々だったわよ・・・」

恋華は、最近御徒町霧恵に呼び出された事をネロに愚痴りまくった。

 

「そりゃ、災難だったな・・・で、誤解の方は解けたのか?まぁ・・・オマエ(恋華)の事だから誤解させたまま終わらせたりはいないだろうけど・・・」

 

「うん・・・と、途中で・・・お、大崎君が屋上に・・・来てね////・・・・私に、なんか用があるみたいでね・・・」

 

「大崎か・・・アイツの話題になると、急にテンション変わるな・・・」

ネロは、目を細くして失笑した。

 

「揚げパンが販売してる事を伝えに、わざわざ私の為・・・屋上まで来てくれたの/////キャーーー////イヤーー////」

恋華は、ネロの頭をバスケットボールをドリブルするかの様に、物凄い速さで‘ババババババババババ・・・‘と叩きまくった。

 

「アハハハハ・・・よ、良かったっすね・・・俺も恋華さんと大崎さんは、お似合いだと思います・・・アハハハ・・・・(棒読み)」

ネロは、叩かれながら乾い笑みで話した。

 

 

 

 

「・・・・・・やっぱり、目黒恋華さんと・・・新宿センパイは・・・・お付き合いされていたのですか・・・・」

 

 

「あ・・・御徒町さん!」

ネロは、恋華に叩かれながら、瞬時に声の主に気づいた。

 

「あ・・・霧恵?どーしたの??こんなトコに・・・」

恋華もネロを叩くのを辞めて霧恵の方を向いた。

 

「どーしたの?・・・・ではありません・・・新宿センパイがスマホを見ながら、まるで誰かに呼び出されたような顔で屋上に行くことろをお見かけしたので・・・後をついて行ったのです・・・もしかしたら、新宿センパイを呼び出す程の仲の方でしたら・・・新宿センパイの彼女さんかと、思いまして・・・・そしたら、新宿センパイを呼び出したのはアナタだったようです・・・目黒恋華さん・・・」

霧恵は、丁寧な口調だが・・・カナリ強い口調だった。

 

「ふーー・・・ちょっと、いい加減にしてくれる?疑い深いのにも限度があるわよ?アンタ・・・もしかして、ヤンデレなんじゃないの??」

 

ーーまぁ・・・恋華の事だ、そろそろキレる頃かと思ってたけど・・・・

 

霧恵は、ブレザーの懐に手を入れて何かを出そうとした・・・

 

「・・・・!!!」

恋華は、一瞬だけ目つきを鋭くした。

 

「新宿センパイ・・・キリエは、センパイの事が心配で・・・つい疑い深くなってしまう所があります・・・それでも、センパイの事が心配で仕方ないんです・・・こんな女狐に騙されているかと思うと・・・つい・・・・」

霧恵がいうと・・・

 

「大丈夫だよ☆俺は、こんな女狐に騙されたりはしない!・・・それに、キツネと解っているなら、キチンとエサをあげれば飼いならす事も出来る☆」

とネロは続けた。

 

 

「女狐って・・・アンタ達・・・・」

 

 

「キリエの事も飼い慣らしてください・・・センパイの為なら、キリエは猫になります。奴隷にだってなります・・・この命だってかける事ができます・・・・」

 

「え・・・・」

 

「キモイわよ・・・・アンタ・・・・」

 

「キリエ・・・センパイと同じ学年じゃないから・・・あんまり、センパイと接点ないし・・・せめてLINEで連絡だけでもしたいです!!それとも・・・センパイは、この女狐(恋華)とはLINEするけど・・・キリエとはLINE交換してくれないんですか?」

 

「いや・・・そーいうわけじゃ・・・・」

ーーおい?恋華・・・この娘の発言、カナリ危ない気がしてきたぜ?・・・マジでヤンデレなんじゃねぇか?ってか・・・もしそうなら、バタフライナイフとか所持してて・・・危ないパターンじゃねぇか?

ネロは、恋華をチラっと見た。

 

恋華は、-見りゃ解るじゃないの・・・-と言わんばかりの少し引きつった顔で頷いた。いつも強気な恋華は、何かを察したのかビビリ始めた。

 

ーーやっぱり、ヤンデレ系か??

 

「ワタシの事・・・・嫌い??」

霧恵は、屋上の端の方に歩いて行った。

 

ーーちょっと、まて!!これ・・・自殺するパターンだ!!!この娘、精神的に追い詰められている・・・・

 

 

 

 

ネロの【究極】の選択肢

 

ーーまずい・・・屋上の端っこのギリギリのトコに立っている!あと1cmでも後ろに下がれば、御徒町さんは・・・屋上から飛び降り自殺してしまう!!迷っている場合じゃない・・・・御徒町さんを救う為に、

「嫌いなんかじゃないよーー!御徒町さん!!LINEを交換しよう☆・・・だから、こっちにおいで!!」

という。

 

 

ーーちょっと、待て・・・あの娘はヤンデレ・・・・あーいうタイプとLINEを交換すると・・・一日50通くらいLINEが届いて、コッチがやられちまうって・・・・そんなパータンだろ??大体フラグは立ってるんだよ・・・でも、このままじゃ間違いなく・・・御徒町さん・・・屋上から飛び降りる気だ・・・

「・・・・・・・・・・・・・・」

御徒町さんが自殺してもLINEは交換しない!

ーー俺は・・・キミを助ける事は出来ない!!!

何も言わずに、全力で目を閉じる。

 

 

 

ーークソ!!ってか、2の選択肢最低じゃねぇかよ・・・・

 

 

御徒町霧恵の命運を握る、ネロの究極選択肢

 

さぁ・・・どちらを選ぶのか??

 

つづき

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