大阪2日目は、朝から大雨。
外を歩き回る観光はあきらめて、屋内で楽しめることを探すことに。
ホテルのティールームでアフタヌーンティーでもしようかな。
でも昨日も散々食べたし、美術館で芸術鑑賞でもしてみる?
いや、いっそデパートでショッピングか...。
など、いろいろ考えた末にたどり着いたのは、『寄席で落語を見る』でした。
私はお笑いにはあまり関心がなく、最近の芸人さんたちも全くと言っていいほど知りません。
ただ、落語は日本の伝統芸能のひとつとして、以前から興味がありました。
ほぼ座ったっきり話すだけで人を笑わせるって、相当な話術が必要に違いない。
日常生活に役立つとは言わなくても、きっと体験する価値はあるでしょう。
そこで早速調べてみると、大阪天満宮の近くに『繁昌亭』という寄席を発見。
昼席は13時半から16時すぎまでと、時間的にもちょうどいい感じです。
チケット代は当日券で2,800円(前売り2,500円)と、良心的なお値段。
もしもつまらなかったら途中で出てきてもいいか、くらいの気持ちで足を運んでみることにしました。
雨の平日だし、そんなにお客さんはいないのでは、という予想に反して、1階席は満席。
2階席の最前列に運よく1つだけ空きがあったので、無事チケットを手に入れることができました。
寄席の前では噺家さんたちが、お客さんを出迎えています。
「お足元が悪い中、ありがとうございます」
「傘はゆっくりたたんでくださいね」
などと、細やかな声掛けをしているのが印象的でした。
繁昌亭の客席は、1階153席、2階63席の合計216席。
こじんまりとした劇場なので、2階席でも舞台が近くに見えます。
天井一面にぶら下がる提灯も、雰囲気があっていい感じ。
お囃子が鳴り、いよいよ落語のはじまり、はじまり〜!