利き酒はしご ~奈良旅行⑬~ | そろそろ、ソロ活

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足湯ですっかり疲れが取れ、軽くなった足で次の目的地、『今西清兵衛商店』へ。

 

奈良を代表する清酒「春鹿」の醸造元です。

 

春日山酒造で散々試飲させていただいたにも関わらず、さらに利き酒をしようという魂胆。

 

いうなれば利き酒のはしご、です。

 

 

 

ちなみに私は、普段はほとんどお酒を飲みません。

 

飲むことは好きだけれど、毎日晩酌したいってほどでもない。

 

特別な機会や美味しいお料理をいただくときに、ほろ酔いになる程度、飲めたらいいな、という感じです。

 

酒蔵を回って利き酒をするのは、「特別な機会」には違いないから、はしご酒も許される、はず?!

 

 

先程の春日山酒造の静けさに比べ、こちらは観光客で大賑わい。

 

利き酒もシステム化されており、先にチケットを購入して割り当てられたテーブルに座ります。

 

利き酒はワンコイン(500円)と良心的。

 

あらかじめチョイスされた5種類の日本酒をいただくことができます。

 

 

各テーブルには店員さんがついてくださって、それぞれのお酒の特徴を説明してくださいます。

 

外国人観光客も多かったのですが、英語で流ちょうに説明されていて感心しました。

 

もはや観光地では英語が話せないと、死活問題なのかも?

 

 

今回試飲させていただいた中では、私はこちらの『純米醸造蝶辛口生原酒』が、さっぱりした飲み口で一番お気に入り。

 

 

夕方が近づいてきたので、急いで元興寺へ。

 

6世紀末に蘇我馬子によって開かれた法興寺が前身の、由緒正しいお寺です。

 

時間が遅めだったからか、ほとんど人がおらず、ほぼ貸し切り状態。

 

 

東大寺や興福寺よりも古い歴史を持つ元興寺では、飛鳥時代の屋根瓦が今でも使われているんだとか。

 

つまり、蘇我馬子や聖徳太子が活躍した当時の瓦が、現役で活躍中ということ。

 

 

1400年前の瓦が破損もせずにその用途を保持しているって、すごいことです。

 

たとえば今から1400年後といったら、西暦3424年。

 

もう想像すらつかない未来でもちゃんと使われているような何かを、現代の私たちは果たして残すことができるのだろうか。

 

そんなことを考えつつ、帰路についたのでした。

 

 

帰りも行きと同じく、京都まで近鉄線に乗り、京都から新幹線で名古屋まで。

 

日中あれこれ食べたり飲んだりしたので、夕飯は元興寺から近鉄奈良駅に戻る途中で『おむすび番旬』で買ったおにぎり。

 

2日間の充実した奈良旅の思い出とともに、ゆっくり味わいました。