思い返してみると、小さいころからひとりでいることは嫌いではなかった気がします。
むしろ小学校低学年くらいまでは、ひとりで過ごす方が好きだったかも。
一例をあげると、保育園のとき。
給食後の自由時間は、できれば教室でお気に入りの絵本を読んで過ごしたい、と思っていたくらいです。
なのに先生に「みんなでお外で遊びましょう!」
と、半ば無理やり園庭に連れ出されたっけ...。
仕方なく砂場で適当に穴を掘りながら、
「なんでひとりでいるのは、いけないんだろう...。」
と、子供心に理不尽さを感じていたことを覚えています。
そんなちょっとズレたちびっこだった私も、小学校にあがると、それなりに人間関係の必要性と魅力に気が付きはじめます。
そうすると今度は、元来の『おひとりさま気質』がなりを潜めることに。
学生時代、社会人になってから、そして結婚後。
それぞれのステージで人脈が広がっていくことが嬉しくて、自ら積極的に人の輪に飛び込んでいきました。
こうして得た人間関係が、これまでの私の人生に大きな実りを与えてくれたことは間違いありません。
今でも老若男女問わず、気の置けない友人と一緒に過ごす時間は大好き。
けれど同時に、人生の折り返しを過ぎたこの頃になって、そろそろひとりで行動するのもアリかなぁ、と思い始めたのです。
時間が経つのも忘れて、お気に入りの本を読んで過ごしていた保育園のあの頃のように。
もう一度『ひとりの時間』をじっくり味わうのも悪くないのではないか。
それに、ひとりでの時間が充実すれば、周囲の人と過ごす時間もより楽しめるようになるかもしれません。
と、まぁ、偉そうなことをつらつら書いてみたものの、これは半分表向きの理由だったりします。
実は、なにかをするときにいちいち人を誘って予定を合わせるのがちょっぴり面倒になってきた、という裏事情が...。
ひとりで行動するなら、そうした煩わしさはまったくなくなるのでは、と思ったのです。
いずれにせよ、ひとり時間も誰かとの時間もどちらも楽しめたら、きっと人生がより充実するはず。
人生後半を『気分の赴くまま自由に過ごす』ことを人生後半の目標に掲げ、ゆるゆるとソロ活を始めてみようと思います。