そろそろ、ソロ活

そろそろ、ソロ活

人生100年時代。
人生後半をより気ままに楽しく生きるために、ゆるりとソロ活


先月、二十歳の誕生日を迎えた娘。

 

これで名実ともに大人、ということになります。

 

とはいえ、親の目からすると、まだまだ頼りない部分も多いのですが...。

 

 

私自身が二十歳になったとき、母が記念に真っ赤なシャネルのバッグをプレゼントしてくれました。

 

人生初のブランド品に大喜びすると同時に、このバッグにふさわしい大人の女にならなくては、と身が引き締まる気分だったことを懐かしく思い出します。

 

 

こうした経験から、私も娘に二十歳の記念になるようなものを何か贈ろう、と。

 

ジュエリーでもいいし、バッグでもいいけれど、できれば娘がこの先も長く使えるものがいい。

 

本人に尋ねてみたら、「え、だったらプラダのバッグがいい!」という返事でした。

 



そこでとある日曜日、名古屋駅のJR高島屋に入っているプラダのお店に娘と一緒に出掛けることに。

 

事前に予約しておいたため、担当の方が「〇〇さま、お待ちしておりました!」と対応してくださって、ちょっとしたセレブ気分。

 

娘は「プラダのお店の中、一度は行ってみたかったんだ!店内の色、好みなんだよね~♪」とウキウキです。

 

 



大学生が持っていてもおかしくなく、この先も長く持てるバッグという条件で、あれこれ見せてもらいます。

 

本革を使った製品は50万円を超えるため、ちょっと背伸びしすぎだろう、ということで、ナイロン製の品の中から選ぶことに。

 

「ロゴは絶対シルバーがいい」という娘の主張で、ブラックかネイビーのショルダー、またはミニバッグのどちらかに絞り込まれました。

 

 

 

 

 




「え~、どっちがいいかなぁ?」と何度も鏡に映った姿を確かめる娘。

 

そのときふと隣のショーケースに飾ってあった新作のお財布が間に入ったらしく、「お財布もいいかも...」と言い出して。

 

 



今娘が使っているお財布は、高校入学のときに買ってあげたヴィヴィアンウエストウッドのものなのですが、4年間使い倒してかなりボロボロ。

 

しかも、プラダの新作の三つ折り財布は、娘の好みにドンピシャのブルーにシルバーのロゴ。

 

「この色、可愛すぎる♪」と娘の目がハートになっています。

 

 

 

 

つい、「小さい方のバッグとお財布の両方でもいいよ」と言った瞬間、「え?!ホントに?!いいの??!!」と娘は狂喜乱舞。

 

まぁ、ギリギリ予算内には収まりそうだし、どちらも長く使ってくれるならいいかな、と覚悟を決めました。

 

 

ちなみにプラダは、高島屋の株主優待が使えるため、定価の10%引きになります。

 

BUYMAなどで直輸入品を買っても、最近は円安の影響でそんなにお値打ち感がないため、株主優待は大変ありがたい。

 

 



娘は「紙袋までステキすぎる♪お財布が入っている箱ですら神!」と浮かれまくり。

 

ここまで喜んでくれるなら、大枚をはたいた甲斐もあった...、かな?!



それにしても、最近のブランド品は高い!


プラダのバッグは私も若い頃に2、3個買いましたが、当時は10万円代でそこそこの物が買えたような記憶が。


イタリアのアウトレットなら、ポーチが1万円せずに手に入った気がします。



それが今や、これなら私も持てるかな、なんてついでにちょっと見せてもらったポーチが5万円とか…。


体感ですが、30年前の軽く2、3倍に価格が跳ね上がっている。


円安とインフレのダブルパンチは、こんなにもハッキリ現れているんだなぁ、と実感したのでした。

 

 

蔵をリノベーションした喫茶エントワの外観

 

『火鉢かふぇ 壽庵』でひとしきりおしゃべりしたけれどまだ話し足りず、場所を変えることに。

 

次に向かったのは、Yちゃんの娘さんがアルバイトしている『喫茶エントワ

 

明治時代に建てられた蔵をリノベーションしたお店で、1階でカフェと雑貨の販売をしています。

 

 

 

 

蔵をリノベーションした喫茶エントワの店内

 

私たちが到着したときは満席だったので、雑貨を見せてもらいながらしばらく待つことに。

 

20分ほどすると声がかかり、ソファ席に座ることができました。

 

 

 

 

喫茶エントワのイチゴクランブルケーキとコーヒー

 

先程のお店でもデザートをいただいたばかりですが、「デザートのデザートも別腹よね~(笑)」

 

ということで、3人ともイチゴのクランブルケーキとコーヒーをオーダー。

 

あっさりした甘さで、お代わりデザートにピッタリでした。

 

 

 

 

喫茶エントワのレトロなソファとテーブル

 

ひとり息子くんが4月から社会人になったMちゃん、三人兄弟の一番下の子が今受験生のYちゃん、そして大学生の子どもが二人いる私。

 

お互いの子どものことも小さい頃から知っているので、まるで親戚の子の近況を聞いているような気分。

 

 

「子育てのゴールも、すぐそこだね」

 

「これからは、 私たちが楽しむ番だよね!」

 

うんうん、と大きく頷きつつ、また次に会える日を楽しみに、手を振り合ったのでした。

 

 

<基本データ>

  • 店名:『喫茶エントワ
  • 住所:岐阜県大垣市中川町2-1088
  • 営業時間:9時~17時
  • 定休日:月、日曜日
  • 駐車場:あり
  • Wi-Fi:なし
  • コンセント:なし
  • 支払い:QRコード、電子マネー、現金

ゴールデンウィーク中、実家に帰って地元の友達Yちゃん、Mちゃんとランチしました。

 

独身の頃からの付き合いで、去年の9月に韓国旅行に行ったメンバーです。

 

 

 

 

 

 

 

お店はYちゃんが探してくれた、『火鉢かふぇ 壽庵

 

なんと、火鉢で色々な食材を焼いて食べる、という珍しいスタイルのカフェです。

 

 

 

 

 

昭和初期からあるオーナーさんのご自宅を改装したお店で、玄関で靴を脱いで店内へ。

 

内部は純和風のお部屋ですが、席は椅子仕様。

 

窓から見えるお庭の緑がとてもきれいで、待っている間も癒されます。

 

 

 

 

 

ほどなくして運ばれてきたのが、こちらのセット。

 

お野菜たっぷりで見た目も華やかです。

 

左端のカップに入っているのは豆腐の素で、火鉢で温めると固まるんだとか。

 

 

火鉢は炭の大きさや火の熾き具合の関係で、位置によって温度が変わってくるんだそう。

 

食材を置く位置やどのくらい焼けばいいか、オーナーさんが詳しく教えてくださいます。

 

 

 

 

 

表面にお醤油を塗って、こんがり焼けたおにぎり。

 

これぞまさに至高の焼きおにぎりと言っていいくらい、美味しくて。

 

 

 

 

 

追加料金で、デザートもつけられます。

 

この日は、自家製バニラアイスと氷イチゴの最中。

 

最中の皮は火鉢で軽く炙って、パリパリにしていただくという贅沢なデザートでした。

 

 

元はと言えば、お茶のお稽古を通じて知り合った私たち。

 

「火鉢を見ると、炉の炭を思い出すよね~。」などと、昔話にも花が咲きます。

 

何十年経っても共通の思い出がある友人がいるということは幸せなことだな、としみじみ感じたのでした。

 

 

<基本データ>

  • 店名:『火鉢かふぇ 壽庵
  • 住所:岐阜県大垣市南若森町361-2
  • 営業時間:9時~18時半(完全予約制)
  • 定休日:不定休
  • 駐車場:あり
  • Wi-Fi:なし
  • コンセント:なし
  • 支払い:QRコード、電子マネー、現金

 

 

 

 

 <基本情報>

  • タイトル:空、はてしない青
  • 著者:メリッサ・ダ・コスタ 
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社
  • 発売日 :2025/9/18
  • 単行本:(上)416ページ (下)416ページ

 

 

<あらすじ・内容>

「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」

 

エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。

 

長くても余命2年。

 

同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。

 

「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」

 

現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。

 

自分のことは何も語らない。

 

2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。

 

それは、驚くほど美しい旅の始まりだった...。


失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路。

               (Amazonより)

 

 

<おすすめ度>

 

★★★★★

 

 

<所感>

2026年本屋大賞翻訳小説部門受賞作品。

 

 

私は翻訳小説があまり得意ではない。

 

若い頃は、翻訳ミステリーが大好きで、古くはアガサ・クリスティーやエラリー・クイーンに始まり、ダン・ブラウンやジェフリー・ディーヴァーなども読み漁ったものだ。

 

が、ここ最近、翻訳作品独特の日本語とは違うリズム感になんとなく違和感を覚えるようになり、手が伸びなくなってしまった。

 

 

この作品も、翻訳モノ、しかもフランス文学とあっては、かなり敷居が高いと感じてしまう。

 

だが、書店で数ページ立ち読みをしたら一瞬にして作品の世界観に惹きつけられ、気が付けば夢遊病者のように上下巻ともレジに運んでいたのだ。

 

そこから800ページ強を読み終えるまで、一週間もかからなかった。

 

 

主人公は26歳にして若年性アルツハイマー症にかかってしまった青年。

 

余命2年と告げられた彼は、残された短い人生を病院のベッドで過ごしたくはないと、キャンピングカーで旅に出ることを決意する。

 

 

旅のパートナーは、ネットで募集した2歳年上の謎に満ちた女性。

 

ふたりはピレネー地方を転々とする間に色々な人と知り合い、「自分は生きている」ということを実感する。

 

そしていつしか二人は心から惹かれ合うようになるのだが、病魔は容赦なく主人公を蝕んでいく。

 

 

こうしてあらすじだけ書くと、お涙頂戴の典型のように思われてしまうかもしれない。

 

だが、この作品がその他多くのいわゆる「病気を患った主人公モノ」と一味違うのは、主人公が全く好青年ではないことにある。

 

 

大学時代から付き合っていた彼女に振られ、投げやりに人生を送り、それでも負けを認めなくなくて虚勢を張ってしまう。

 

そう、どこにでもいそうな「ちょっといけ好かない男子」なのだ。

 

 

また、パートナーの女性にしても、最初の方は謎が多すぎて全く人物像が掴めない。

 

こんな曖昧な立ち位置の二人が旅を始めるのだから、ぎくしゃくして当然だ。

 

ところがそのしっくりいかない感じもリアルで、だからこそこの物語の世界がまるですぐそばで起きているかのような感覚に陥る。

 

 

そして、ラスト4分の1ほどはバスタオルでないと間に合わないくらい、読みながら涙が溢れてきた。

 

ここもまた、決してウェットな描写ではなく、逆に淡々と情景を描いているだけなのに。

 

生きることの美しさと哀しさ、人と出会うことの意味、そうした全てが言葉と言葉の間から湧き出て、胸がいっぱいになった。

 

 

残された時間がどれだけあるか、誰にも分らない。

 

だからこそ、今この瞬間を大切に生きなくてはならないのだ、と改めて心に刻みつつ、本を閉じた。

 

 

 

毎月楽しみにしている『シェア型私設図書館MAYU』さんの朝読書会。

 

読書好きな面々が集まり、その月のお題に沿った本をひとりずつ紹介していきます。

 

 

特に参加申し込みも必要なく、当日フラッと立ち寄るのもOK。

 

この縛りのない緩さが心地よく、またMAYU館長のトモさんのお人柄に惹かれて、1年以上ほぼ皆勤賞です。

 

 



今回のテーマは、『遠くへ近くへ旅をする』

 

私も含め6名の参加者がそれぞれ、旅にまつわる様々な本を持ち寄りました。

 

 

 

 

 

 

自分が訪れた中で一番遠い国、ということで『物語シンガポールの歴史』を紹介されたKさん。

 

Kさんはいつも連作?風に何冊かの本を持ってきてくださるのですが、今回もシンガポールから連想して『楽園をめぐる闘い』、そして身近な場所でも旅はできる、というコンセプトで『日本の庭』も。

 

どの本にも付箋が一杯張り付けてあり、細かいところまで真剣に読書されている姿勢に脱帽です。

 

 

 

 

ミステリー好きのDさんは『ガウディの遺言』を。

 

私も今から30年近く前、バルセロナを旅してサグラダファミリアを観た経験があるので、この作品には興味津々。

 

なぜガウディが石でサグラダファミリアを造ることにこだわったかというと、サグラダファミリア全体が「楽器」だから、というお話もとても面白かったです。

 

 

 

 

おばあさまの本棚にあった『河童が覗いたヨーロッパ』を読んだことが、ヨーロッパへ旅するきっかけになったというMさん。

 

世代を超えて本がもたらす力を改めて感じました。

 

また、シェアハウスで暮らしていた留学生が教えてくれたという『ヘタリア』という漫画も、ちらっと読ませてもらったらとても面白そう。

 

 

 

 

本を読んで実際にその舞台になった場所を訪れるのが趣味、というNさんが紹介したのは『屋根をかける人』

 

この本の舞台の近江八幡にこのゴールデンウィークに行かれたそうで、その時のお話をとても楽しそうにしてくださいました。

 

 

 

遠くに旅に出るよりも、近くの季節の移り変わりに目を向けるきっかけになった、というのがYさんが持ってきてくださった『春の数えかた』

 

虫は苦手だったけれど、この本を読んで少しだけ親近感が湧いたんだそう。

 

 


 (画像はコチラからお借りしました)


最後に館主のトモさんが紹介してくださったのが、『城崎ユノマトペ』

 

他にも実際に城崎にいかないと手に入らない貴重な本を何冊か見せてくださって、全部欲しくなってしまいました。

 

次回の旅は、城崎かも?!

 

 

それぞれの持ってきた本について熱く語った後は、持ち寄った本を自由に閲覧する時間。

 

今までワイワイと語り合っていたのに、急にシンと静かになって誰もが本の世界にのめり込んでいく。

 

これも大好きなひとときです。

 

 

読書会に参加する度に、まだまだ私の知らない本の世界があるんだな、と実感します。

 

そしてまた長くなったAmazonのウィッシュリストを眺めつつ、嬉しい悲鳴を上げるのでした。