デイジーをギャツビーに引き合わせた後は、暫くニックはギャツビーと会っていませんでした。
それよりもニューヨークでジョーダン・ベイカーと一緒に多くの時間を過ごし、その頃は、ジョーダンの唯一の肉親であるsenileの祖母に気に入られるよう努めていました。ジョーダンン・ベーカーはプロゴルファーで、よく雑誌の表紙になるほどの美人でした。
次は五章に語られていたことですが、
ジョーダンはデイジーの子供の時からの友人で、デイジーがトムと結婚する前に軍人のギャツビーと出会って恋仲になったにもかかわらず、戦争に行き、トムとの結婚式の日にギャツビーから届いた手紙を見て、悩んだ上に普段は飲まないお酒を飲んでへべれけに酔っているデイジーを母親と一緒にバスルームに連れて行って水をかけて正気に戻して結婚式を挙げたという話を聞いてニックはデイジーとギャツビーを会わせる決心をしたのでした。
それではニックとはどんな人物なのでしょう。一章にはこう語られています。
キャラウエイ家は三代前から中西部で繁栄しており、バクルー公爵家の末裔と言われている家柄です。
デイジーとは従妹の従妹の関係です。イエール大学に学び、その時にトムと一緒でした。トムは大学でも有名な大金持ちでした。
卒業後、ニューヨークの証券会社で働く決心をして、もう中西部には戻らない決意で東部(ニューヨーク)に出てきたのです。
しかしながら、住む家は都会よりも、緑多い田舎がよかったので、ロングアイランドのウエストエッグに80ドルの家賃で住める小さな家を借りて住むことにしたのでした。両隣りは豪邸でした。そして右側がギャツビーの館だったのです。
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ギャツビー邸
館の前には大理石のプールがあります。
ギャツビーとニックの家の辺りは入江になっていて向かい側はイーストエッグと言ってウエストエッグよりも早く栄えた豪邸街で、そこにトムとデイジーの館があったのです。
トムとデイジーの館
館の前でポロができるようになっています。