後になって、ギャツビーが自分のことをニックに話してくれました。
ギャツビーの戸籍上の名前はノースダコタのジェイムズ・ギャッツでした。親は貧しい農民でした。南ミネソタ州の大学に警備員をしながら通うという機会もありましたが、気が進まずに辞めて、スペリオール湖で、貝を掘ったり、鮭を釣ったりして暮らしていました。そこで17歳のギャッツはダン・コーディ―に出会い、名前を自分のお気に入りであるギャツビーに変えました。コーディーは50歳、ゴールドラッシュで財産を築きましたが、ギャツビーと出会い、彼を気に入って、一緒の船で、5年にわたってアメリカ大陸を3周したのでした。
ニックは、ギャツビーの寝室にこの時の写真があるのを覚えていました。
それが、ボストンでエラ・ケイという男が船に乗り込んできてから一週間後にコーディーは死んでしまいました。
コーディーの莫大な財産はギャツビーのものになるはずでしたが、彼は一銭も受け取ることなく、エラ・ケイが全財産を手にしたのでした。
ギャツビーについてはいろいろな噂があるけれども、これは事実だとニックは念を押して述べていました。
ここまで解らなかった単語
senile
ingratiate
trot
antecedent
contour
rub
phase
brothel
debauchee
inhospitable
repose
contingency
sober
elicit
at any rate
hospitable
turgid
savory
ramification
robust
transaction
janitor
despise
dismayed
reverie
oblivious
drowsiness
ineffable
turbulent
absorption
contemptuous
brace
vulgar
shiftless
bracing
meretricious
insidious
laudable
transpire