ユキが教えてくれた10のこと　④【過ごした時間】

-いつも一緒だった-

ユキと一緒に暮らしたのはおよそ2年と9ヶ月かな…

僕は朝起きてすぐに（6時）、トリミング室に入っていて、夜も21～22時までトリミング室にいたので、いつも一緒だった。

朝は暗いこともあり、明かりをつけて起こすわけにもいかないから薄暗い中でブログ書いたり、読書をしたりしていたものです♪

うちに来た時には認知症で感情もなく、目も見えず、耳も聞こえない、ただ普通の世話のかかる老犬です。

それこそ最初の頃はとにかく大変で、オシッコまみれ、ウンチまみれはしょっちゅう…
仕事が終われば動物病院に走る、、、とにかく大変だった。

少し落ち着いて、平穏無事な時期も数か月あったが、今度は認知症が悪化し、昼夜逆転し夜寝かせてくれないことに。

それから、立ち上がれなくなり、歩けなくなりなど、お世話がさらにさらに大変に。

-可愛くてごめんね-

本当にユキは可愛くて愛おしい存在だった。
いなくなって、これほど悲しい存在はない…

正直、今いるローリーよりも可愛い（笑）
ローリーとの生活は10年以上にもなる。

ローリーは愛想も良いし、何より僕になついてくれているし、僕のことが大好きだ。

でも、たった2年と9ヶ月しか一緒に暮らせてないけど、ユキの方が可愛い。

もちろん、ローリーだって可愛い、だけどだけど、、、ユキにはかなわないんだ…
ローリー、ごめんよ…

-時間よりも大切なこと-

ただ長く一緒に過ごせばいいのか？
違う！

ユキは教えてくれた。

大切な“濃密な時間”をどれだけ過ごしたかだ。

ローリーは僕をちゃんと認識、愛想を振りまき愛情表現をしてくれます。
ユキは僕を分かっていたかどうかは分かりませんし、愛想を振りまくことなんてありません。

ただ、ずっと一緒にいてお世話をたくさんした。
やっぱり、どれだけ心を込めて触れ合っていたかどうかが濃密な時間になると思う。

ただ、無機質に触れ合ったって、それは濃密な時間ではない。
この無機質って、やっぱり“感情”だよね。

感情もなく触れ合ったって意味がない。
テレビ見ながらやスマホいじりながら撫でたり、誰かと話ながら適当に相手したりするんじゃなくて…

その子と向き合う時には感情が動いてなきゃ！
「可愛いなぁ」「癒されるぅ」「幸せだぁ」「嬉しぃ」「楽しいなぁ」「心地よいなぁ」「落ち着くなぁ」「必要とされてるぁ」
といった感情が動くと、より濃密な時間を過ごしていることになりますね。

そんなことをユキは教えてくれた。

ありがとう、ユキ、、、

僕は今後たくさんローリーと濃密な時間を作っていこうと思う。

-最後に言いたい-

ユキの子犬のことを知らなくて残念な気持ちもある…
子犬から青年期にたくさん遊べたらな…って思う。

ユキが来たのはもう老犬で、さらに僕らを認識できていない状態だったけど、誰よりも愛おしい存在になった。

僕は言いたい、、、

確かにペットショップで売られている子犬は可愛い…

でも、その前に譲渡会などで助けを求めている子にも目を向けてもらいたい。

子犬ほど可愛くはないかもしれない、もう大人だし、年配の子だっていて見た目なんて可愛くないかもしれない。

でも、きっと可愛がれるし、愛おしい存在にだってなる、それをユキが証明してくれた。

小さい命が消える前にぜひ譲渡会へ！！

P.S.
ユキは認知症で感情がないわけではないけど、若い時のように尾を振らなくなった…。

ごく、たま～～～に振るけど、意味が分からなかった（笑）
モノに挟まったり、くさそうな匂いを嗅いでいる時だったり、ハウス内で動かないと思ったら尾を振っていた。

また、尾の振り方も可愛くて、横揺れに始まり、そして面白い縦揺れもあり、徐々に揺れも収まっていくのが超可愛かった。

それが「見たいな～」ってやっぱり思う。

そんな時はオシッコを外に連れて行くこと！
外でオシッコをする時、60%ぐらいの確率で尾を振りながらオシッコをした。

気持ち良いんだろうね！
ヽ(≧▽≦)ﾉ"ﾜｰｲ
それが今でも可愛い♡