森川由起乙選手100キャップ達成インタビュー | ラグカフェ編集部の取材メモ

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こんばんは。

アシスタントの佐野です。

 

 

リーグワン15節で東京サンゴリアスの森川由起乙選手は100キャプ達成!

 

試合は惜しくも負けてしまいましたが、この節目にインタビューをさせてもらいました。

 

 

ー100試合のうちで1番印象的な試合はどれでしょうか。

 

「結構、全部濃いですね。1年目の開幕戦に1番をつけて出た試合が濃いですかね。大学生から社会人のリーグに上がって、サントリーに入った時も社会人の壁ってデカいなと思いましたけど、試合になるともっとプレッシャーのかかり方だとか。パナソニック戦だったんですけどボロ負けして、負けた試合でしたけど『これが社会人か』っていうのを認識して、ここから自分がどう頑張るかを決めた時でもあったので印象深いです。」

 

 

 

ー今季はコンスタントに試合に出ていますが、苦労した時代もあったと思います。振り返っていただけますか?

 

「もともと怪我が多くて、変わった怪我をしていたので悩んだ時期は言葉では中々表せないですけど。こうして今年、自分が納得できるようなコンディションには戻ってきているので、あとはチームのためにもっともっと体を張って、自分らしいプレーを、チームにもファンにも見せたいですね。」

 

 

 

ーやめたいと思う時はありましたか?

 

「2度ありましたね。最初は大学生の時で、高校3年に上がる前に左膝の靭帯を5つ切って、今手術をしても選手生命を継続できるのは30パーセントと言われて、それでも可能性があるならやりますと(手術を)やって、そこからリハビリでプラス2回故障したので、大学1年生の時に心がくじけそうになって、2年間のリハビリを頑張ったんですけど、お父さんに電話して。お母さんだと絶対泣いちゃうのがわかっていたので、お父さんにしか言えなくて。

あとは日本代表に選ばれた時が、自分自身プロに変わったばかりで。すごく幸先は良くて頑張って良かったと思った時に膝の慢性的な怪我が出てきて、1年以上苦しんで。このままだと好きなサンゴリアスでラグビーが出来ないのかなと、頑張りつつも迷っていて。その2回ですかね。」

 

 

 

ー100試合を通して自分が1番成長したと思うのはどんな点ですか?

 

「本当に1試合1試合、成長させてもらいましたし、ラグビーを始めてからどの高校が有名かも知らないし、ちょっと癖があるんですけど好きな選手もいなかったですし、憧れの選手もいなかったですし、ただ自分がラグビーっていうスポーツが好きで、いろんなプレーを見るんですけど、自分だったらどうするかなとずっと考えて上がってきたので。目標と言うより一緒に頑張っているメンバーと試合するなら絶対に負けたくないという所と、やるからには負けたくないので、そういうとこばっか頑張っていたので、難しいですね(笑)すみません。」

 

 

 

ー最後に、ここまで支えてくれた周りの方々へのメッセージをお願いします。

 

「自分自身はサントリーっていう会社、サンゴリアスに関わってくれている方、OB、上司、コーチャーに支えてもらって人間力をすごく上げて頂いたので、そこは本当にいつも感謝しています。今日100キャップのジャージを着るときに色々思い出しましたけど1番最初に『感謝』が思いついて、みんなに育てて頂いたと。僕は話すのが苦手なんですけど、プレーでそれを伝えたかったのですが、結果勝利は掴めなかったですけどこれもまた思い出ですし、あと3週あるのでしっかり最後勝って、好きなチームでプレモル持って騒げるように頑張ります。」

 

 

 

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