こんばんは。
アシスタントの佐野です。
リーグワンは第3節までが終わり、埼玉ワイルドナイツと東芝ブレイブルーパス東京のみが無敗で年を越す形となりました。
第2節、東京サンゴリアス対ブレイブルーパスのレポートがまだだったので…今更ですがお届けします。
12月17日(日)会場は味の素スタジアム。
14時半キックオフということで私は13時半に飛田給駅到着しました。
すると駅は大混雑しており2019年のワールドカップを思い出す光景が
スタジアムまでの道も大行列
今日はかなり入りそうだなと思いましたが、結果としてリーグワンのレギュラーシーズンでは過去最多の3万1953人のお客さんが詰め掛けました!
会場入場までのオペレーションが悪く、試合後にサンゴリアスからはお詫び文が出される事態となりました。
コロナ禍に始まったリーグワン、収束と共に迎えたシーズンということもあり課題はまだまだあるでしょう。
しかしながらここまでお客さんが入るようになったのはシンプルにすごいなぁと
私がトップリーグを観始めた頃には考えられない景色で、やっぱり体感してもらわないことには始まらないとも思います。
サンゴリアスは1節でクボタスピアーズ船橋東京ベイを下したスタメンと同じ布陣で挑んだブレイブルーパス戦。
PGで先制したのはサンゴリアス。しかしながらその直後にブレイブルーパスがトライを奪うと、一度もサンゴリアスにリードを許すことなく26対19で勝利しました。
1人目のインタビューはブレイブルーパスの1番プロップ、木村星南選手にお願いしました!
ー試合の振り返りをお願いします。
「簡単な試合じゃないというのは分かっていたので、コリジョン(接点)の部分で良いぶつかり合いができたと思います。」
ー若手の選手も『府中ダービー』というものは意識するのでしょうか。
「そうですね、上の人たちで意識している人が多いので、そこに一緒になって結構意識はしています。」
ーサンゴリアスの選手との交流はありますか?
「今日、トイメンだった中野幹選手は大学の時、1・2年は一緒の部屋だったのでこの試合を楽しみにしていました。」
ー試合後はどんな会話をしましたか?
「試合後は握手だけで終わったんですけど、また後で連絡したいと思います。ありがとうございましたと。」
ー今日はかなり黄色のスタジアムとなっていましたが、やりにくさはありましたか?
「いや全然、やりにくさはなくて。黄色が多い中でも赤が見えていたので、その人たちの声をもらって後押しされたかなと思いました。」
ー府中駅のラッピングは見ましたか?
「生では見ていないですけどSNSとかで見ました。嬉しいですね、ああやって広告として色々な人の目につくと思うので、もっと多くのお客さんがラグビーを観に来てくれたら良いなと思います。」
ーファンに向けてのメッセージをお願いします。
「いつも熱い声援をありがとうございます。今年は優勝するので、引き続き応援よろしくお願いします。」
2年目の木村選手はなんとここまで、1年目からほぼ全ての試合に出場しています。
ブレイブルーパスの取材から遠のいていたこともあり、この試合のスタメンでインタビューしたことがあるのはリーチマイケル選手1人ということにかなり驚きました。
この3,4年で一気に若いチームになったブレイブルーパス。あの頃の東芝とは違うスタイルで返り咲くシーズンになりそうです!
つづいてのインタビューはサンゴリアスから。
3番プロップの中野幹選手にお願いしました。
ー試合の振り返りをお願いします。
「一番の敗因はセットピースが東芝のペースになったこと。特にスクラムはフロントローとしての責任だと思うのでそこは改善したいと思います。」
ーテンポを掴むのは難しかったですか?
「特に中盤、東芝さんのディフェンスが堅かったですし、中々思うようなアタックができなくて、そこら辺が苦しみましたね。東芝の抱え込みのタックルとかボールを狙ってくるリップ(味方側を向いてボールを抱えている味方のプレーヤーのボールと 体の間に手を入れボールを確保するプレー)だったりとかをされて、こっちのテンポを上手く作れなかったという印象があります。」
ー『府中ダービー』とされる試合についてはいかがでしたか?
「お互いすごいやり合いがあって楽しかったんですけど、結果がついてこなくて。まだまだ課題が沢山あるなと思いましたし、これでシーズンが終わるわけではないので、続いていく中で今ある課題をどんどん潰していって、次の試合、次の試合とやっていきたいと思います。」
ー3万2000人近いお客さんが入り、かなり黄色が目立つスタジアムでしたね。
「サンゴリアスのファンの方々が黄色く染めてくれた、しかも3万2000人弱が入ったのはすごい嬉しかったですし、このような舞台でプレー出来ることはすごく光栄だと思いました。あとファンの声援がすごかったからこそ、自分たちが思うような結果を残せなかったことだけが悔しいと思います。」
ー最後にファンに向けてのメッセージをお願いします。
「絶対に優勝します。今シーズン絶対に優勝します。ですけど、先を見すぎずに、1戦1戦に向かって成長して、フォーカスして、サンゴリアスの全員で取り組んでいくので、温かい応援お願いします。」
つづいては後半19分から出場した森川由起乙選手
ー試合の振り返りをお願いします。
「府中ダービーということでそこは毎年毎年、プライドを懸けたバトルなので、準備してきたことを出し切れたのが今回は東芝さんかなと。僕らは受け身からスタートではなくてしっかり先制パンチを打っていくと言っていたんですけど、受けざるを得ない東芝の流れに、うまいこと中盤を制されて、そこでスコアを重ねられたというのがなかなか…あとはフォワードの勢いがすごくて、フィジカルバトルで受け身に回ったのが今回の良い勉強になったかなと思います。」
ー東芝はベテランが多いチームから一気に若返りました。その印象はいかがでしょうか。
「どのチームもそうですけど、今はベテランはベテランの役割をしていて、ルーキーはルーキーのアグレッシブさがあって。(ブレイブルーパスは)それがミックスされていてしっかりチャレンジしているというか、新しい東芝の良い強さが生まれていてすごい嫌でしたね、今日は。(ベンチから)観ていても嫌でしたし、入っても流れを変え切れなかったので嫌でしたね(苦笑)」
ーブレイブルーパスの選手と交流はありますか?
「 ありますよ、代表活動に行くようになってより深くなりましたし。リーチさんが鏡のような人なので。」
ー他チームのプレーヤーでもリーチ選手は別格ですかね。
「そうですね、全然違いますね。日本人より日本人です、上に立つ人としてグループ分けするのではなくて全員を巻き込む。オンフィールドオフフィールド関係なく皆んなで一緒に楽しもうと、すごく家族の雰囲気を作り出してくれる人だなと思います。」
ー最後に、サンゴリアスファンに向けてのメッセージをお願いします。
「昨日のトヨタとキヤノンの試合で最多(観客数)を叩き出したんですけど、翌日にしっかり塗り替えられて。ホームゲームで府中のチームが味スタでぶつかる時にお客さんもしっかり入ってくれてすごい良い雰囲気の中で良いゲームを見せられたと思うので、チャンピオンから遠ざかっているので、まだ2戦目があるので落ち込むというよりは、出た課題を次の相手に切り替えて、良い準備を選ばれた選手、選ばれていない選手関係なく皆んなで一緒のページを見て、しっかり進んで行きたいです。」
サンゴリアスの2人ともが「中盤を制された」という話をしていたのが印象的なインタビューでした!
次回の府中ダービーはシーズン大詰めの4月27日です。
おそらくメンバーもこのままとはいかないでしょう。
どんな試合になるのか楽しみです!
これが2023年、最後のブログとなります。
今年も1年お世話になりました!
シーズンはまだまだこれから、来年も宜しくお願い申しあげます。
さの
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