スーパーラグビー:サンウルブズ VS ブランビーズ【稲垣啓太選手・流大選手・中村亮土選手】 | ラグカフェ編集部の取材メモ

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こんばんは。ラグビーファンの皆さんと同様に、スーパーラグビーの開幕を待ち望んでいた、有働です。2月24日(土)、東京の最高気温は14・4度。日差しが当たると温かく感じる、快晴のラグビー日和の中、日本のスーパーラグビーチーム・サンウルブズの試合が行われました。試合結果と観客動員数は、以下の通りです。

 

◇2月24日 13時15分キックオフ 東京・秩父宮ラグビー場
ヒトコム サンウルブズ    25対32    ブランビーズ(観客動員数:14,614人)


サンウルブズも3年目のスタート。息を切らしながら会場に着くと、入口の特設ステージでは、ノンメンバーの選手達が登壇し、トークショーが行われていました。

私もトークショーを横目に、会場の様子を撮影。入口の階段の上から写真を撮ると、こんな風景が広がっていました。

 



会場には、サンウルブズグッズの販売テントなども立ち並び、各ブースには来場者の行列が出来ていました。
また、選手の等身大パネルと一緒に撮影出来るスペースや選手への応援メッセージを記載するフラッグも用意されていました。



また、試合前のオープニングセレモニーでは、郷ひろみさんが国歌斉唱をつとめ、ハーフタイムには、ヒット曲である「2億4千万の瞳」を披露するミニライブで会場を沸かせました。スタジアムに集まった皆さんが、スタンドからサンウルブズの赤いタオルを振り回す姿が印象的でした。

 

郷さんは、「 サンウルブズの皆さん、そしてブランビーズの皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。開幕戦での国歌斉唱は、責任をかみしめながら、大事に、選手のみなさんへの応援の気持ちを込めて歌わせて頂きました。ハーフタイムでは、「2億」を歌わせていただきました。走ることとかは考えていなかったのですが、観客の皆さんの声援がすごく、気づいたら走り回っていました。これからもラグビーを応援できればと思っています」とコメント。

個人的には、大盛り上がりの会場を横目に、郷さんがまたラグビ-場に来てくれるといいなと思いました。


以下、ブランビーズ戦をコラム形式で纏めましたので、ご一読ください。

サンウルブズ、名門オーストラリアのブランビーズに25対32で、惜敗

▼赤いユニフォームの狼集団、サンウルブズ。今年は、オーストラリアカンファレンスに所属し、厳しい戦いが始まった。2月24日に、東京・秩父宮ラグビー場で行われた、初戦。対戦相手は、オーストリアの名門・ブランビーズ。1998年にエディー・ジョーンズがヘッドコーチを務めていたチームとしても知られている。サンウルブズ発足1年目に対戦した際は、5対66と大敗した相手でもある。▼開始5分、ブランビーズがPGで3点を加点するも、サンウルブズも果敢にデイフェンス。開始8分には、サンウルブズが敵陣ゴール前で、ラインアウトからのモールトライで逆転に成功した。その後、両チームともにトライを重ねるも、前半を19対15と4点差リードで終えた。▼このまま勢いに乗れるかと期待が膨らんだが、そこはスーパーラグビー優勝経験を持つチーム。簡単には、勝たせてくれない。後半は、開始2分でブランビーズが逆転トライ。その後サンウルブズもPGで点を重ねるも、2トライ奪われ、最終スコアを25対32で終えた。▼試合後の記者会見で、ジェイミー・ジョセフHCは、自陣の22mライン付近からうまく脱出できなかったことや、相手の圧力に対応できなかったなどの明確な敗因をあげ、決して満足できた試合ではなかったとしながらも、セットプレーの強いチームに上手く対応できたと、一定の評価を示した。来週は、昨年カンファレンスの最下位であるレベルズ。ホーム・秩父宮での試合だけに、何としてでも勝ち星を期待したい。

試合後は、3人の選手にインタビューしました。

稲垣啓太選手

 

 

■試合を終えての感想
「勝ちきりたかった試合ではあったんですけど、非常に悔しい内容となってしまいましたね。」

■前後半振り返って
「前半非常にいい流れで終えることが出来たんですけど、取るべきところでもう少しスコアを重ねられたかなって。後半少し、ペナルティが重なってしまって、わざと相手にボールを渡すシーンが増えたかなって。そこが一つ敗因かなと思っています。」

■相手のブランビーズの印象
「サンウルブズ発足1年目で試合してるんですけど、そのときは50対0くらいで敗れてるんですよ。そこから2年たって、ここまで詰めることが出来たというのは、選手1人1人の成長を感じますね。」

■スクラムの精度は?
「スクラムは、常に僕らが優勢だったと思いますね。ブランビーズは、セットピース・スクラム・ラインアウトが強いチームなんですけど、そういった相手からセットピースでしっかりターンオーバーも出来ましたし、スクラムではプレッシャーをかけるところまでいけましたし、そいう意味では、FWにとって自信になったじゃないですかね。」

■今シーズン、メンバーに外国人選手も多いですが、コミュニケーションはどうですか。
「特に困らないです。僕は、オーストラリアのチームで1年やってましたし、コミュニケーション取り方もわかりますし、特に困ってはないんですけど、そうでもない選手もいるので。そういったところを、どうコミュニケーションをとっていくかが、ひとつの鍵になると思います。」

■外国人選手と、コミュニケーションを取る上で、工夫していることは?
「やはり英語は勉強します。常に。もうオーストラリアに1年行って、その前からずっと勉強し続けてたので。(相手の)言っていることは、ほぼわかります。」

■サンウルブズでの自身の目標
「目標を達成するために、自分の能力をもっと向上させたいですね。日本代表のためにサンウルブズがあるので。ジェイミーやブラウニーが求める戦術にそったコンディショニング、ストリングスを個人的に高めていきたいですね。それが試合を重ねていくうちに、技術も高まるし。そういった意味で、個人の体力・スキル・フィジカルを、もっともっと高めていけたらと思います。」

●流大選手 

 



■試合を終えての感想
「まぁ、残念です・・。」

■前後半振り返って
「前半良かったですけど、後半ミスもあってリード出来なかったので、残念です。」

■相手のブランビーズの印象
「やっぱりセットピースが強くて、シンプルなラグビーで素晴らしいチームだったと思います。」

■ここは通用したなというのは、どんな部分ですか。
「ボールを動かして、速いテンポで動かせばトライ取れたので、そこは良かったなと思います。」

■キャプテンとして心がけているところ
「自分がしっかりといいパフォーマンスを出すことを心がけてます。」

■サンウルブズでの自身の目標
「僕も、チームが5位以内に、コミット出来るようにするということです。」

●中村亮土選手


 

■試合を終えての感想
「本当に悔しいゲームでしたけど、この悔しさを次のゲームに生かせたらなと思います。」

■前後半振り返って
「前半リードして終わったなかでの、後半リスタートというところで、もう少しペナルティを無くせたら、自分たちがゲームをコントロールする時間が増えたのかなと思います。」

■ペナルティが後半増えた要因は?
「フィジカルのプレッシャーを受けてたんだと思います。」

■キックの精度は、いかがでしたか。
「悪くなかったと思います。1本外しましたけど、風と角度の。難しかったので。次は、決めたいなと思います。」

■相手のブランビーズの印象
「非常にスクラムとラインアウト、バックスもいいプレーヤー多いので、いいチームだなと感じました。」

■今シーズン、メンバーに外国人選手も多いですが、コミュニケーションはどうですか。
「分からないことは、ちゃんと聞いています。英語で喋るので。分かってるような感じにしないのと、自分の伝えたいことは何回でも伝えるということです。」

■プレシーズン合宿で印象的だったこと
「やはりアーミー(自衛隊)合宿です。全員がきつい中、みんなが助け合って、支えあっているのをみると、改めてラグビーっていいなって思いました。」

■サンウルブズでの自身の目標
「その週(試合)のMVPを取りたいです。」

選手には、来週のレベルズ戦に向けての意気込みもインタビューしています。
選手の生の声は、FMラジオ番組「ラグビーカフェオンレディオ」でお楽しみください。

 

さて、来週はいよいよレベルズ戦です。サンウルブズがどんな試合を繰り広げるのか、今から楽しみですね。

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【2017年10月1日現在、全国7局ネット放送中】
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