河川清掃 | 日々の感心

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感じたままに。

久しぶりに

 

河川清掃に参加する

 

 

川の水は澄んでいるが

 

川の底は藻によるせいか

 

ぬるりヌルリと 滑りやすい

 

 

予想以上に流れの速い個所がある。

 

しかし流れが緩い箇所に気を許せば

 

予想以上に深い箇所に焦り慌てることもある。

 

4月下旬であるが真夏のように気温が上昇する中

 

腿の半ばまで窪みに嵌り、川水に浸かった時は

 

想像以上の冷たさに 「冷た~っ!」 

 

と思わず声をあげてしまった。

 

歩みを進めると

 

やはりゴミは見つかる。

 

見つかり出せば、その数は絶え間がない。

 

川底や川岸を頑丈にするために

 

施工されている石と金網、

 

川底の石や川面に垂れる木の枝などに

 

ビニール袋や傘、ハンガーや空き缶などが

 

引っかかり、藻などと一緒に巻きついている。

 

はみ出して尖っている針金を覆い隠している時があるので

 

作業者にとっては、とても危険だ。

 

しかも滑りやすい。

 

川岸を歩けば10分も要さない距離を

 

1時間半以上もかけて歩きながら

 

筋肉の緊張を持続させて作業する。

 

川に入ってゴミを拾う作業は

 

川岸で手伝ってくれている未経験の人からは

 

しんどさがそれ程に感じ取られないのかもしれない。

 

でもそれは

 

川の中で作業している各々が

 

ゴミはどこだ? このゴミはしつこくて取れないぞ!

 

などと探索に余念がなく

 

回収に悪戦苦闘し集中しているからであって

 

愚痴や弱音など上げてはいられないからだと

 

私は疲れた腰を伸ばして

 

一緒に作業する仲間たちを見渡しながら

 

そう思ったりする。

 

ゴミを

 

捨てるべき場所に捨てることが出来ない人は

 

それを恥じることも

 

それをダメだと抑えることも

 

出来ない人なのかもしれない。

 

ふぅーう。

 

私は深呼吸で溜息を誤魔化しながら

 

ビニールで出来ている

 

菓子パンの袋を見つけて

 

また腰をかがめて手を伸ばした

 

 

 

今日の感心