「第10回レパードステークス」~フルゲート15頭~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 

 本日よりJRA-VANからのデータ提供が停止したので、モチベが下がるだろう(今週最後の記事になるかもしれない)から、維持している内に書いておく。第3戦になる「小倉記念」は少頭数で単純だろうから3歳戦「レパードS」について思いつくまま。先の概要で、JBCシリーズの「京都」施行よりも、その3番組の施行順の変化についてが、秋季の変更点の目玉として捉える意見が寄せられたのだが、ここでは、関係無いのだろう。
 当研的には、無理矢理、地方番組の中央施行という手順通りの特殊事情と突発的な2011年を一緒にする方法論には、違和感もあろうが、どちらにしても、「無理矢理」と頭書で呈しているのだから、容赦。
 

 そう、ご想像通りの「MCS南部杯」の東京開催である。

 中央競馬には、現在、3歳ダート重賞が2番組で、今年「第10回開催」を迎える「レパードS」創設以降、これと、春の「ユニコーンS」を共に制した戦歴は存在しない。「ユニコーンS」覇者が、その後の「JDD」などで総じて機能した訳では無いが、「今更、馬齢戦なんてトライアル以外では???」なんて言うプライドもどきがあるのだろうか?いや、経済動物には、そんな甘い考えなど存在価値は無い。
 そもそも、創設時、1着本賞金4500万円を与えられた当該重賞は、後に大きく変化するような想定を我々に強いたが、結局、横並に準じて、我々には失望的な案件であった。
 来年で言うところの「2勝馬クラス」が抽選対象となるから、この範囲からキーホースを指名するのは、無謀かもしれないが、必ず出走するであろう2勝馬エングローサーがそれになる。唯一のop勝歴馬グリムにも食指は動くが、人気馬の一角なのだろう。前者はボレアスグレンツェントの着ぐるみだと言われても仕方無いが、それよりも、当研はトランセンド産駒である点を重視した。

 追記)これまで、上位人気馬ばかりが覇者として来たが、昨年の連対構造は異色と言える。これが単発性を発揮しているのか、継承性を維持するのかの判断も必要になる。