当該「NHKマイルC」について、そのトライアルが3歳OPからG3への変化した事を知った際に、多分、誰でも考えるレベルの話で恐縮だが、当然、その前フリとなるのが「秋華賞」に於ける「紫苑S」のOPからのG3昇格と思った。
つまり、年式で言うなら2016年で昇格した「紫苑S」は別段、OPの頃に「マーガレットS」程、本番で無力だった訳ではないが言う程の事でも無かった。
「マーガレットS」は、元々阪神マイルで施行されたものを「NHKマイルC」が新設された1996年の前年から京都で5年施行され2000年に阪神に出戻って芝14に距離変更を行った。その前年の1999年に唯一「NHKマイルC」1着馬(外)シンボリインディ(藤沢和雄)を輩出した歴史を持つ。あとは現物で馬券対象となった事は無く、2002年のゲイリーファントムがテレグノシスの同枠であった。この年は翌年の馬単・3連複併売前夜という最終戦である。
ちなみに今年、(特し)化距離短縮されたの「マーガレットS」で起用されたアンフィトリテは今年流行りの3戦3勝の無敗馬で戦歴の総てがスプリントであるキャリアで、ここに出てきても、それなりの集票力を示すスペックを持っているが出走する事はない。
「紫苑S」はG3昇格を前に、2014年に2着馬ショウナンパンドラを、「秋華賞」で起用し、昇格年にも2着馬ヴィブロスを起用した。そして翌年に初めて1着馬ディアドラを秋華賞馬として輩出するのである。これら3頭は、奇遇にも総じて単勝3番人気であった。そんな中で、昇格年の1着馬ビッシュが初めて「紫苑S」ルートで単勝1番人気になった戦歴だったが同馬は、その前に「オークス」3着馬であった。結果は10着惨敗。
さて、主催者はこれ(第21回秋華賞)を素材とする場合に、何をどのように再現するのだろうか?
誤記修正 「単純」→「純粋」