グレード制導入の1984年、初めてG1競走として施行されたクラシック第1弾は、「第44回」の「桜花賞」で、その日付は今年と同じ「4月8日」であった。その時の単勝1番人気馬スイートソフィアは8着に惨敗している。同馬が1番人気に推された決定的理由は記憶にないが、それ以降の4月8日に出現した桜花賞馬は4頭中2頭、既述分と合わせて5分の2で、ほぼほぼ、単勝1番人気馬の勝率の出現レンジに入っている。
今年、出走すれば、圧倒的となるラッキーライラックが勝てば、勝率は5割に跳ね上がるが、母数が6では心もとないのも事実ではあるし、そもそも、なんで4月8日でシバル理由が明確でもない。だが、単勝1番人気馬は、毎年、必ず成立する条件である事に変化は無い。
勝てば、2004年ダンスインザムード以来の土つかずの桜花賞馬やら、史上?頭目だとかで盛り上がっているメディアだが、今後、別ルートから来た逆転候補に着目は移るだろう。そして、結果的に、エリア内で面白いシナリオは、「3度目の正直」とかで、「阪神JF」組から出る事になる訳だ。
(尾巻)現役3歳馬資格賞金ランキング(桜花賞直前版)