若葉ステークス(皐月賞TR)~施行場変更のOP特別~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 12頭立戦となったので、阪神大賞典と同様に4枠5枠が注意枠になる。但し、こちらは、両方が連対枠に採用されない事が前提である。(尚、今更言うべき程の事ではないが、当研の注意枠は連対可能な出目枠であり、無意味な3着枠などは排除して扱われる

 

 今年は、当該「若葉S」に触れない訳には行かないだろうと、思っていたが、昨年も一昨年も全く手つかずだったので資料整理に時間を費消してしまった。しかし、米朝関連と、再燃した森友問題のどちらをトップ記事にするかの判断は、「朝日FS」と「ホープフルS」の対比に似ているような気がして来たのは当研の独断ではあるが、予想に反して、ここには未勝利馬が存在している。今回は森厩舎では無く矢作厩舎の単独登録のクラブ馬である。ここでの未出走馬と未勝利馬の扱いは同等である。
 出走可能頭数16頭を1頭超える17頭の特別登録馬の内、G1馬以外は4頭の暫定OP馬の他は1勝馬以下の陣である。
 仮に「相手探し」という仮説を立てるなら、3着内率100%のマイネルファンロンが浮上するのはメディアも同じだろう。「京成杯」を順当に勝ってしまったジェネラーレウーノにカンマ1差の3着は、そこでの人気のまんま。ムーアでも勝てなかった2.7倍で単勝1番人気馬キングスヴァリューは、2勝目も未だ実現できない。後は1勝馬からダノンフォーチュンあたりか。あとは、Frankel産駒でVodkaの初仔となるタニノフランケルにバイアス票が入る。テンハロン2分を切った事の無いスペックによる3歳オープンである。
 拡大解釈として、2歳で「中山テンハロン」を1着し、3歳で「阪神テンハロン」へ向かうタイムフライヤーの似た物を探したところ2004年まだテンハロンだった頃の「毎日杯」へ出走した(外)シェルゲーム位しか見当たらないのは、縛りに「次走」を付加したからである。そのルートは「葉牡丹」→「毎日杯」というものである。

 縛りを外すと、若干、分母が膨らむが、その総てが2011年以前のものになるで、その信頼度には疑義満載だが、「3歳阪神テンハロン」勝った戦歴は2006年「若葉S」の3億馬(市)フサイチジャンクで3戦3勝での参戦馬である(権利は3着枠にまで届いた)。しかし同馬の中山テンハロン派新馬戦である。
 もう1頭の1着馬はあの1996年世代で、「第1回NHKマイルC」で機能させた(外)タイキフォーチュンで例に洩れず「葉牡丹」→「毎日杯」ルートであるが、その間に、「ラジオたんば杯」や「弥生賞」の敗退歴を含む。

 ご存じの通り「、この年の「第33回報知杯弥生賞馬」はダンスインザダークで、「皐月賞」への(優)を破棄したものである。ちなみに「第45回スプリングS」はバブルガムフェローである。つまり、トライアルが発行した1着馬が資格賞金と共に受け取った(優)が2枚共破棄された「第56回皐月賞」が施行され、3枠で揃目を叩き、イシノサンデーが皐月賞馬となった1996年である。フサイチコンコルドの1996年と表現した方が解り易いかもしれない。この年の「若葉Sはまだ、中山で馬名を書いても記憶も無いだろうが2戦2勝馬の3歳デビューの無敗馬が機能した。

 キーホースでは無いが、に、武英智厩舎に分配されたテイエムリボーといつものオルフェーヴル産駒であるビービーデフィを当研注目馬として挙げておく。

 

(コメレス)

 新馬戦で◎を打って負けたシエラネバダの、その後の戦歴に期待通りのものは無いが、この新馬を1着したのが、今年の初戦で「弥生賞」を1着した無敗馬。牝馬限定の「アネモネS」を再現するか否かの判断は、当研の実力ではつかないかも。

(追記)暇ではありませんが、もう少し、(外)タニノフランケルの新馬戦を8番人気4着に敗退したオウケンムーンは、「(祝)共同通信杯」の1着馬。イベルラーニオの新馬戦を制したのが「すみれS」1着馬キタノコマンドール(北野武が命名)。