第35回東海TV杯東海ステークス~確定出走表~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 今年の「金杯」は1月6日施行だったが、昨年の京都が[無指定]だったが、共に[指定]で東西同日開催を維持した。その後、先週が「京成杯」と「日経新春杯」が同日開催で、今週の「AJCC」と「東海S」となるが、共にG2競走である。前年はイレギュラーにより「日経新春杯」が火曜日となった。
 これから、日曜日だけの重賞同日開催が2月までで続く訳だが、それとて昨年とは異なる手順である。相変わらず、番組編成に変化を織り込み、一部の○粗論者らを騙くらかす様相は、それが主催者の認定を得たようにも見えるが甚だの目論見。
 JRAには、なぜダートG2が、この「東海S」だけなのか?時に、G2格は地方競馬に任せているというロジックもあるが、地方はJpn2であり、(国際)では無く「地方競馬はドサ周り」と、誰かのように侮蔑はしないが「国際標準」からは逸脱したものである。
 それに(国際)G1「フェブラリーS」の(優)を付与するのは、それに出走することが認められた[外]が総じて便宜上の(優)が既に付与されているからに他ならない。
 つまり、これは日本代表の1頭も選定するものであるが、実情は本番に[外]が出走しなければ、その日本代表の肩書も意味を持たなくなる訳である。
 「東海S」が元々芝18の準opだったものがop昇格しダ17~ダ23を経て現状となった訳だが、その特徴は、その歴史にG3競走を施行した経験が無い点。
 2013年に、G1前哨の座についた当該番組だが、前年の幕引役となったソリタリーキングは「フェブラリーS」へは1度も出走しなかったのは距離適正だけでは無いような気がする。
 グレープブランデーが5歳が故のルートを構築し、コパノリッキーが、それを辿って「連覇」を果たし、先般、引退したのは記憶に新しいが、では、なぜアスカロマンは敗退したのか?

 集票力は、同場同距離の「第18回チャンピオンズカップ」を単勝1番人気で2着惜敗したテイエムジンソクになるのは、当然の話で、古川吉洋に20年振りのG1勝利をお預けにしてしまった件の回収を目指すのだろう。負けた相手が、人気を落とした、その年の「フェブラリーS」1着馬ゴールドドリームなので、そのディフェンディングをリベンジすれば、それなりのシナリオにはなるが...今年の手順が「根岸S」だと全く意味は無くなってしまう。