有馬記念(第62回グランプリ) ~最終結論~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 あッパンダ馬券だ と言われるのは、この時期だけは許されるし、「菊」馬券でもいい。

 今年の「有馬」は、「アリマモード」に転換する暇(いとま)も無かったので、笑える駄洒落馬券の1つも提案出来ずに終始してしまった。十番勝負ではキタサンブラック引退有馬を想定したが、ここでは、キタサンブラックの3着固定で馬券構成を想起したが、荒れるのは、木曜劇場の「ホープフルS」と決まっているので、ここでは、面白く無い予想になる。
 そもそも、今年の「有馬」は昨年とは違うし、昨年の「有馬」も一昨年とは異なるものであるのは必然であり、来年の「有馬」も今年の「有馬」とは全く異なる番組背景で施行されるのである。昨年比較で、強いて共有部分を挙げるなら、それは「皐月賞馬」の歴代が存在しない事になるだろう。

 昨年のそれは、2004年以来の出来事であった訳で2年連続は、2003年~2004年以来になる。1997年は、翌1998年の「有馬」に当年皐月賞馬セイウンスカイが存在したので連続にはならなかった。

 まぁ、シュヴァルグランが起用されたら2004年の(市)ゼンノロブロイ(前年3着)を持ち出される事になるだろうし、キタサンブラックが起用されたら、1枠出目が使えるからどうにでもなる訳だが、そんな似た物では番組解析とは言わないのは当然の話。競馬は誤差が走るのであって、数字合わせが走るのではない事をしっかりと自覚しなければならない。