今週の開催については、殆ど何も行っていないので、至極、一般的な事を少し書いておく。既に気持ちは「秋季競馬」である事は当然の話。S2Kも最終戦である第5戦「新潟記念」を施行する訳だが、ここで勘違いしないで欲しいのがシリーズ最終戦であるから、決定権がこの番組が所持しているという思い込みである。結果として、そうなる事があるのは、そういう条件(シリーズ既走馬のポイント配分では無い)が揃った時だけである。
このシリーズが特定の番組に支配されているという事はJRAのルールには無いが、チャンピオンの条件にシリーズ1着歴が必要としているから、それだけで、当年シリーズ既勝馬4頭 VS 既走敗退馬 という単純な対決構造の図式が目視可能である点にトラップが存在する。
シルバーコレクターが優勝出来ないから既走2着2回の戦歴は、ポイントでトップであってもここも2着では15点を所持していてもチャンピオンにはなれないから、そういう戦歴がここに出てくれば素人メディアでも「勝負気配満々」と相成るが、そういう戦歴が1着する事は無いのである。その為に対象に「G2」が存在するのである。
だから、あの戦歴が5着以下で、この戦歴が3着なら、シリーズチャンプだとか、あの個体は優勝しなければならない。。というアプローチは戦歴解析のようで、戦歴解析では無いし、番組解析を名乗るには程通い代物になる。それは、つまり「シナリオ解読」に分類されるロジックである。
昨年のシリーズチャンプは、ここを2着した「七夕賞勝歴馬」であったから、反論もあるかもしれないが、そのアプローチは、そんな戦歴を持つ単勝1番人気馬に◎を打った失敗策という結果では無かったのか?そういう意味である。1着は、準opを勝ったところのシリーズ外のディープ産駒であった。それでも中った中ったというのであれば、それでもいい。当研の◎は勝っても優勝出来ない3着馬ロギングダンサーであったから物言いが偉そうに聞こえるのも当然である。
だから今年はどうなんだ?の声もあるが、それはこれからであるから、こういう事で字面の川をつないでいるのであるのであるが、気になったのは、昨年の1着馬アデイインザライフとシリーズチャンピオンになった2着馬アルバートドックの2頭が、そこで戦歴を止めている点である。引退はしていない。これは、そういう意味でしか無い。
能力値では、坂があろうが無かろうがテンハロン2分を切って来るマイネルフロストは人気の有無は知らないが、同馬は「記念」に向いていないから、ディープ産駒4頭の馬連ボックスでも買ってりゃ中るんじゃねぇの?なんて事も言わない。初見のキーホースは、高齢馬ラストインパクトとする。
ここに出走する3歳馬2頭は共に、17頭立戦を表現するゲートに存在するがここで、それが必要かどうかが問題である。