今週の競馬番組編成前年比較~青島特別移動の理由~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 特に完成したロジックは無いが、競馬番組が前年比較を基本にしているから、何が変化して何が維持しているかは重要で、基本に沿っていれば、この日に障害競走があろうが無かろうがどうでもいい話である。そこに視点を合わせても焦点が合う訳が無いし、農林水産省賞典が付与されているからと言って、付与されていない番組に比較して、格が上だとか下だとかという論理は、主催者には一切無い。それは、分類の為にのみ存在し、別と比べれば多少、出目が合致する蓋然性が高いだけの話である。

 先週との比較は「横」という意味で、重視すべき項目となるケースもあるから、先週の札幌「ポプラ特別」が牝馬限定戦になり、レインボーソングが1着起用される事にもそれなりの意味があるのである。

 だから、唯一の日程変更となる「青島特別」が「足立山特別」にすり替って施行される事にも意味があると思い込んで検証すべきだと思う。ここに出走を希望する500万条件クラス群にしてみれば、芝1800m戦が芝1700m戦に変わっただけの話で、大きな変化では無いのだが・・・。

 「札幌日経OP」に1年振りに出走するトゥインクル(牡6)は前年2着馬であり一昨年の1着馬でもあるが、そこに意味を見出す事は今年、出現した1年振り出走馬惨敗した戦歴からは無駄にも見える訳だが、牧田厩舎にとっては、初めての重賞制覇をもたらした同馬は、モンドインテロをフォローするだけの存在なのか?