最終週に戻ってきた「尾頭橋特別」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 梅雨明け宣言が躊躇している間に猛暑モードが本格化している現状。「1開催分」を剥奪された北海道シリーズも当たり前のように「全6日開催」に抗う事無く淡々と施行を行っている。
 これを「特異」だ「タブー」だ「一過性」だと主張していた打たれ弱いムキは、地下に潜らねばプライドが維持出来ない状況は「東京優駿」を例に挙げなくても何ら、事欠かない編成の常態化。
 競馬番組の今週の移動は特別登録馬名表ベースでは、「3回中京」所属の「香嵐渓特別」が「尾頭橋特別」に変更なっただけで自身は従前「第2節」を居場所にしていたものを2013年以来の「最終週」に戻されただけである。「尾頭」なんやから「初日」か「最終日」が良く似合うと思うのは個人的な思考の話で主催者とは関係ない。(香嵐渓は第1節で既済)
 昨年、除外馬を出し、準OPを2着した降級馬シャコラブランが昇級初戦馬に敗退して収束した1000万条件戦である。今年もダ1200m戦には手がつけられていない。
 既にお気づきの方もいるだろうが、「中京記念」のと同じ2012年に芝20戦から離脱した点を共有しているのが、この「尾頭橋特別」である。と言っても起用性にダート戦歴が必要だとか、単純な結びつきは無い。

 そんな重賞に関係の無い下級条件など興味がねぇ。と言う方は是非、読み飛ばして頂きたい。重賞の話をするとワンアンドオンリーは橋口慎介師の思惑を思われている方は、是非ともピークトラムから馬券を組むといいが、どちらにしても前年2着の人気離散馬でも、そこそこ人気になるだろうが、それに2キロ差で圧勝したウインガニオンがここでは1キロ差で役得という大衆やメディアの考え方もあるだろう。
 どちらにしても、「パラダイスS」と「米子S」が、ある順序でキーレースとなるのがマイル化した老舗である「トヨタ賞中京記念」だから、それも当然の話である。