東京優駿(第84回日本ダービー)~青葉賞馬アドミラブルのダービー制覇の可能性~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「青葉賞」の強く見える勝ち様や計時から一気に「第84回日本ダービー」の主役級に推し上げられようしているアドミラブルだが、その可能性を探る対象は、2012年の「第79回日本ダービー」だろうか。

 この年の「日本ダービー」は「4日目」から「12日目」に衣を変えた番組であり、「皐月賞3着馬」が覇者となった訳だが、その連対構造は「青葉賞」に占有されていたという事実が我々の認識である。

 *1着同枠馬エタンダールは「青葉賞2着馬」で2着現物馬のフェノーメノが「青葉賞1着馬」である。ちなみに3着トーセンホマレボシは「京都新聞杯1着馬」である。

 今年の「青葉賞」は揃目で決着した番組で、1着馬を要しないのかどうかは知らないが1着馬が*2着同枠馬をつとめ、2着馬が*1着同枠馬をつとめたレースには間違いが無い。よって、この馬と共に同枠だった(外)ベストアプローチにも注意を払う必要があるように思う。
 そして、この年の「東京優駿」は「皐月賞馬」ゴールドシップ単勝1番人気になれなかった年である。

 2009年のロジユニヴァースの同枠馬アプレザンレーヴも「青葉賞1着馬」ではあるが、この番組はJpn表記戦であった。

 そして8枠18番サニーブライアン(1997)の制した「第64回」の同枠馬8枠17番トキオエクセレントが「青葉賞馬」であるが、このレースはG3であり、シンボリルドルフの「弥生賞」と同じで現行とは全く異なるものである。