第35回ニュージーランドトロフィー~ファルコンSの発言権~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「中日SP賞ファルコンS」も「ニュージーランドT」も[地]の為のG1ステップ競走だが、前者は、「トライアル」では無い。となると、「青葉賞」と「京都新聞杯」のイメージで見てしまう訳だが、「ファルコンS」は馬齢戦では無い点で異質と言える。
 (国際)でありながら未だに(牡・牝)戦に拘る「スプリングS」「神戸新聞杯」そして「NZT」に於ける主催者の意思はどこにあるのだろうか。そしてクラシック頂上戦ではない「NHKマイルC」もそれに倣っている現実と非繁殖馬に対する性差別は、当然、生産者側からすれば、矯正的性区別でしか無い。
 一昨年の1着馬が「金鯱賞」連覇から「大阪杯」で3着したヤマカツエースであるが同馬は「アーリントC」を惨敗しながら、「ファルコン」「NZT」を3着から1着と成長力を見せつけたものの本番では*3着同枠馬という立場であった。馬券構成は前哨戦とは全く関係の無い戦歴の集合体。単勝1番人気以外は順当に着順を得た3連複は6200円程度に平穏。それでも、「第1回いちょうS」を1着した戦歴が3歳G1を持ち去るという現象は、(我々にとっては)通常はあり得ない幻想交響曲である。これを「第20回」に責任負担させるロジックは、基本的に錯誤になる。
「ファルコンS」からの出走と最高着順(現物)
2017年7頭 ??
2016年3頭 9着 15*1着同枠馬
2015年3頭 1着
2014年5頭 1着 8*3着同枠馬
2013年3頭 5着
2012年4頭 3着
2011年3頭 5着(代替)
2010年3頭 4着 11*3着同枠
2009年3頭 3着 11*3着同枠
2008年2頭 7着 *2着同枠
2007年1頭 3着
2006年2頭 6着 6*3着同枠

 この「ファルコンS」経路が7頭もいるから、現物なら上位、同枠ならどれでもが何らかの機能性を持っていても何ら不思議ではないが。当研は、タイセイスターリーを要注目馬とする。

日本放送協会々長

 NHKの最高意思決定機関である経営委員会(委員長・石原進JR九州相談役)は12月6日、来7年1月24日に任期満了を迎える籾井勝人会長(73)の後任に、NHK経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏(67)を選出した。任期は1月25日から3年間。経済界からの会長起用は4代連続で、経営委員からの転身は異例。