駿風ステークス~新潟直千・外枠有利という錯覚~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 新潟競馬場が馬場改修後、これまでの右回りを直線コースとして新設されたこのコースは2001年夏季競馬番組から稼働している。当該準OPは2007年から春季番組のここで再生された際に、この距離を採用。2011年までは年に1度の準OPを担っていた。現在は、夏季の「稲妻S」との2本柱になっている。通常、直千はラチを頼って真っ直ぐ走れるからか外枠が有利と言われるが、これを機会に記憶して欲しい点は、外枠有利は下級条件での話しである。

 これだけで、要らぬ穴馬を買わないで済むから、その分の資金を他に迂回出来る。これもまた、2本の御柱を一括りにしたネロ(牡4)という戦歴が昨年、出現している。

 外枠有利と共に、騎手のあいつが得意だとか、過去の巧拙で馬券を買うのは、あくまでも自由であるが・・・。木幡のアンちゃんが既に勝っているのは木幡初広が得意という訳ではない。