第13回福島牝馬ステークス~枠番配当雑感~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

  まぁ、戦歴配列には、然程、特徴の在処などは無い。至極一般的で、そんな中で昨年でいうところの2着枠のような代表枠も存在しないどころか、1着枠も同様である。

 配列は、逆から再構築して隣枠馬を同枠に捻じ込んだり、対角同枠を純粋同枠のように無理強いするような事は当研は行っていないので分母は少ないので悪しからず。

 同一世代の枠を作らなかった今年の(指定)重賞は、揃目決着になると異世代での構造となる訳だ。昨年戦登録不出走の2頭には、3枠、5枠、それぞれ明け4歳の2頭が添えられキーホースとした2頭の2枠、6枠も同様に4歳馬が同居である。。4枠と7枠には4歳馬がいない!!というのは珍しくも無いし、たまに、それらしい現象が現れるだけの出来事である。

 4歳最上位人気馬と想定するシャルール8枠となった。

 賞金別定戦は2歳重賞の戦歴をも影響する点で、グレード別定戦と異なる。今年、5000万以上馬のみに増量が認められるが、基本斤量が1キロ嵩増しされているので、オープン馬は通年であれ、昨年でいう1キロ増量馬である。例えば、資格3200万のアルマディヴァンは、昨年なら53K+2Kで55キロのところ、今年は54キロで走る。これを「損」か「得」かで起用性が解せるだろうか?前年比では、救済されたように見える起用性も来年になれば、何も得にはならない訳で、昨年も54キロ、今年も54キロの馬(1600万以上3200万未満)が、そんな事は合点承知で出走してくるのである。4歳馬は、この夏に半減処理される事も、来年も出走する事も考慮する必要があるし、5歳上は、4歳夏までにいくらか積み増したか?それ以降いくら稼いだか?のデータを並べて比較し、どの年で古馬戦歴が重視され、どの年でクラシック歴が必須だったかなどの流れを読み込む必要は感じる。
「Vマイル」の為に存在すると信じてやまない方はその方向で検証すれば宜しい。だが、ここからは、メンツ集めの機能は見て取れてもG1起用については、極めて薄弱である。

 メンツ集めの基本は、新しい世代(若しくは戦歴)を採用するのが基本であるが、その年に5歳世代なのか4歳世代なのかの選定基準は難解だ。そこに高齢馬救済が関わってくる。だが、これらの過去は、今年の規定で刻んだものでは無い。ニュータイプはどの娘なのか?