平成28年(丙申)「金杯」(1) | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「有馬記念」のこじつけは様々に言われている。初学者には「へぇ~」と思うようなこともレースが終われば誰でも釈れるものである。「有馬記念」で重要だったのはラブリーデイの連対禁止を見分けることでも、引退式目前のゴールドシップに「消」を打つ事でも無いし、昨年と*1着同枠馬を共有する事でも無い。そんな事は外れても何も感じない穴狙いは誰でもやってる事だ。
 明け4歳になった菊花賞馬もダービー馬も存在しない「春天」を6歳世代の3連覇によって勝てなかった現4歳世代による珍しい連対構造をどのように見切るかである。
 タラレバは見苦しいが、サウンズオブアース(牡4)が1着起用されていたなら2着馬はアドマイヤデウス(牡4)であったのだが、こんな事は誰にも正解が解らぬ事なので、言うたもん勝ちでもない結果の歪曲化でしか無い。
 さて、話を戻そう。「チャレンジカップ」の際に「金杯」への出走義務について触れたが何頭かが「金杯」に割り振られて特別登録している。2度目のチャレンジで1着起用されるに至った「菊花賞」*1着同枠馬フルーキー(牡5)は昨年と異なり「京都金杯」では無く「中山金杯」に特別登録を済ませている。ハンデは+0.5の57.5キロで集票条件は十分満足している。だが、同馬は「中山」のキーホースには成り得ない。
 「申生まれの騎手が誰だっけか?」と呑気な事は言ってる時間など何処にも無い。時間の節約の為に加筆すると、戸崎、北村(宏)、横山(典)、菱田、酒井、杉原。