賞金増額推移(古馬G2編) | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 まるで、1992年までのように度々、賞金に機動的な変化が加えられる現行競馬では益々「同じことを繰り返す」ことや「一過性」を検索することが出来なくなっているのは、「賞金変化」に関わらず、そのが不可能である事を証左。だから、仕方なく「同じ事で違う事を・・」だとか、「マイナス」掛ける「マイナス」は「プラス」が如き妙なロジックが蔓延る訳だが、それは主催者JRAの思う壺。今年は「申(サル)年」だから、似た物探しが「サル真似」に倣って実際に採用される蓋然性が高くなるという膨らんだ期待は破裂必至。終われば誰でも見えて来る「似たところ」は「似る為に必要な根拠」無ければ来年には意味を為さない。
 今年の賞金変化は、一言で表現するなら「一律200万乗せ」だが、いくつかに分断されるてはいるが、細分化は従前の通りに統一されている。見た目「札幌記念」の7000万が唯一の最高額で目立つが、それは2015年も同じ。それを1着起用されたディサイファは2014年の「中山金杯」3着馬である。しかし、なぜか現物戦歴よりも、意味の無い「ジャパンカップ」*3着同枠歴の方が重宝される不思議。「中日新聞杯」で1着起用されたが、同枠のサングレアルの芝2000MG2勝歴が効いてる訳で「E女王杯」*3着同枠歴など、そこでは意味を為さない。