オッズ観察側である我々が見るべきところは、そんな必然では無く単勝4番人気馬の異常と、同5番人気馬のしわ寄せ部分にほかならない。29年という枠連しか売っていない頃のデータをも、ごった煮にしたものなど信用出来ないのか?いやいや、先年の1着馬であるジュンティルドンナも10年前のハーツクライも1年間の休養明けのトウカイテイオーも単勝4番人気馬である。

人気をオッズレンジ別に集計すると以下のようになる訳だが、並の信頼度を維持するには、その個体の単勝オッズは3.0倍未満で無ければならぬ事は言わずもがな。つまり確定オッズで単勝1番人気馬がどちらになるかJRAが演出している説は無視するとして単勝4.0倍台の個体の勝率は過去29年で1頭のみ。。。という信頼度である。その1頭とは、単勝2番人気(4.0倍)であったドリームジャーニー(2009年)である。その時の1番人気馬はブエナビスタで3.4倍。
では、オッズは人気順で分類すると以下の通り。もう言うことは無いw。が、今年の「有馬記念」と同様の集票構成がこの29年に1度だけある。それは古き良き1987年「第32回グランプリ」で結果は揃目の万馬券であった。枠連時代に唯一馬連代替となったのが揃目である。その原因は、メリーナイスの発走直後の落馬と2冠馬サクラスターオーの故障である。