新聞杯 神戸・茨城 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 この週の土曜日に戻って来た「茨城新聞杯」は昨年の代替競馬では、代単戦を施行せずに、12月の阪神移設の「朝日杯」施行週の土曜にわざわざ日程を変更し(混)化して同場同距離戦を行った。そして代替戻りのこの開催に戻って来た訳だが、その戻り先は従前の「神戸新聞杯」同日開催ではなく土曜日としている。別段、「神戸新聞杯」との間に複雑な関係はある訳ではないが、この週に固執している感は否めない。
 この同日施行の関係は2005年~2011年まで続き、2012年は1週ずらし、2013年に再び同日。つまり、今年のような土、日同週開催は初めてと言う事になる。
 レース自体はグレード制導入時より、この中山競馬の最終日を基点にうろうろして来たが基本は日曜施行であった。「クイーンS」「サファイヤS」~「セントライト記念」「ローズS」そして現在の関係である。だからどうだって話では無いし、どうだって事が解ればもっと小難しく書く。
 蛇足だが、通常、開催場が代替を行う際にオープン特別以上の番組は、代替開催を施行する。それが下級条件となると、代替単発戦などに振り替えられる事が多くなるが、別の施行日に移してまで「代替」や「代単」を回避するのにも理由がある訳だ。