閑話休題 8頭立メインの特殊性「博多S」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 唐突であるが、閑話休題 とは「コーヒーブレイク」的な当研の用法で言うなら「蛇足の駄」とは「尾巻の巻」という意味だと大きく勘違いしていた。
 その本来の意味は、別に表現を求めれば「それはさておき・・」であり、「冗談はおいといて・・」つまり、書き手からすれば、「本題」に戻すと言う純然たる思いが込められたもので、当研が、逸脱した話をテーマに沿う線路上に戻す事に意味が近い訳だ。
 今週の小倉のメイン競走に編成された「博多ステークス」は揃非戦、つまり揃目が発生しない8頭立戦で施行される。施行順の変更は無い。一見、魔夏のローカル開催では見慣れた景色にもうつる。記憶力がいい方は、今年の「巴賞」がメインで8頭立戦であった事に触れるかもしれない。
 まぁ、「巴賞」は、その番組自体がオープン特別として珍しい状況下で施行された事に反論は無いが、少頭数とは言え、オープン格付が、メイン競走の座を1000万条件特別と入れ替える事は出来ないのも事実。
 クラスを準オープンに絞ると、今年の「錦ステークス」が「京都」での、それに当たるが、これは土曜日開催戦である。まぁ、言いたい事は判ってもらえるだろうが、土曜のメインと日曜のメインとは発売される馬券種が異なるから、当然、分けて考える必要がある。
 まぁ、その歴史から似た物を探しても、それがどのように着ぐるみを着るかや、コーディネートまで判別出来ないのが多様性競馬に於ける似た物探しの弱点でもある。
 「博多S」は、昨年、再生されたテンハロン戦である。再生時もハンデ戦であった事情は継承しているが、昨年は5日目の土曜施行戦であった。
 昇級初戦は、サンライズタイセイダノンマックインとなる。ブロードスターは昨年の54キロ4着馬として今年は票を集めるかもしれない。