自撮りまがいの「タブー論」や「特殊開催論」に、邪魔されて、もう理論に入る余地も無くなって来た様相もある「天皇賞」出走馬の58キロ連対歴の機能性だが、戦歴理論と真摯に向かい合っていれば、時に良い事もある。「別定G2」の基本斤量が1キロ減ざれ、その機会を得るのは非常に少なくなったが、そんな中でも、それを刻むキャラは存在する。それを所持して勝つG1と、持たずに勝つG1とは、その後の競走馬のタイムテーブルに大きく影響するのである。「阪神大賞典」の復権は、代枠決着で実現した。
昨年の「第55回宝塚記念」の再現を、続行j競馬「第53回京成杯」1着馬フェイムゲームによって否定された訳だ。同馬が、その「宝塚記念」で*1着同枠馬であった事など、現物馬が存在する此処では関係ない。カレンミロティックの同枠には、秋天2着馬ジェンティルドンナが存在したのだし、デニムアンドルビーは秋天*1着同枠馬であったのだから。12着惨敗のウインバリアシオンは、昨年の「有馬記念」で、同枠馬フェノーメノからは何も受け取っていなかった。
「[無指定]第65回ダイヤモンドS」で58キロ歴を揃目で刻んだ連覇馬フェイムゲームの相手も7歳セン馬ファタモルガーナであった。同馬は、横山典弘で連覇を果たしたデスペラードの「第48回スポニチ賞ステイヤーズS」の隔年2着馬でもあるが、ここには出て来なかった。これで、春天馬ゴールドシップは3連覇のかかる「宝塚記念」のファン投票で2度目の第1位になれるだろうか?出走出来るだろうか...