一般の競馬ファンもマスコミも大好きな「まだ底を見せていない」と形容される「無敗馬」の大安売りである。白鵬にも、土がつき、全勝優勝も無くなり、連勝記録もリセットされたが、「フラワーカップ」でも無敗の重賞覇者(外)アルビアーノが誕生。ヤマニン冠馬でしか勝てなかった柴山雄一騎手に2009年以来の重賞制覇、木村哲也調教師に重賞初制覇を贈った。
牡馬クラシックも今年のトレンドは「無敗馬」なのか?
2戦2勝馬ミュゼスルタンでは役不足なのか?
とにかく、記念であろうが、タブー戦であろうが、隔年でスプリングS1着馬を皐月賞馬に起用している主催者は、今年もそれを踏襲するのか?そこが問題であり、昨年、5枠で「共同通信杯」を勝ったイスラボニ-タを起用したのことから、今年、ここの覇者を皐月賞馬にするなら5枠配置馬の可能性が高いと想定していたから、そこに単勝1番人気馬が配当されたのだから・・・すんなり結論づければいいのだが...
無敗の重賞勝馬というのは、確かに異次元の能力を持つ個体なのかもしれないが、逆に、裏を返せば、キャリア不足のまま三役に昇華した逸ノ城のようなもので経験値アップが必要になるとも言える。素質で勝てるのは何処までなのか?