大和ステークス ~ダート1400m古馬オープン競走の存在意義~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


 現行のJRA主催の競馬番組に於いて、ピラミッドの頂点には1600と1800mが存在するが、それを目指す個性の一部には当然、当該距離のオープン実績を所持するキャラクタがいても何ら不思議ではないが、頂上を極めた個性は2001年のノボトゥルーと2005年のメイショウボーラーの2頭のみで共に、根岸S1着歴を利して、1着起用されている。
 つまり、古馬オープン特別に於けるダ1400m戦の存在意義は、そのステージには無いと言う事である。何処にあるのか?と問われるなら、それは中央交流重賞と国際G3競走をピラミッドの頂点するステージに存在する。そして昨年に引き続き今年もダート1400mでJpn1競走が施行される予定である。
1月根岸S    東京 3500万
3月黒船賞    高知 2100万
5月さきたま杯  浦和 3100万
7月プロキオンS 中京 3500万
8月サマーCh  佐賀 2100万
9月オーバルSP 浦和 2100万
11月JBCスプリント 金沢 6000万
12月兵庫ゴールドT  園田 2100万
 だが、目指すべきステージが理解出来ても、ここで1着勝歴を刻むことを許諾される条件が理解出来る訳ではない。昨年、「すばるS」がダート1200mへの距離変更を施行しながらも、そこで1着許可が発効したのは「大和S3着馬」ケイアイテンジンである。