なぜなら、「走破タイム」とは、個体の能力では無く、個体の戦歴の1つでしか無いからであり、換言すれば「出目」の1つでしか無いからである。
以下に「菊花賞馬の走破出目」と翌年の「春天馬の走破出目」を一覧した。
「天皇賞(春)」に於ける「G1レコード」という戦歴は、現在でも(市)ディープインパクトという個体によって守られ続けているが、同馬は「菊花賞」のレコードは所持していない。
「菊花賞」のレコードは武幸四郎騎手がソングオブウインドで叩き出したが、同馬は、そのまま日本の競馬番組から消失してしまったし、同一計時の2着馬(父)ドリームパスポートも結局、明け4歳での「春天」出走は叶わなかった。
さて、今年の「春天」に出走するオルフェーブルの能力が高い評価を得るのは、3000mで力量配分をしなければならない「菊花賞」での182.8秒という走破時計に因るところが大きいと言われている。
なぜなら「菊花賞は強い馬が勝つ」と言う主催者によるスリ込みによるものである。確かに数値的には、それは前述の破られる事は無いと言われている菊花賞レコードにカンマ1差という計時は、それが「社台の運動会」であっても、高水準なものではあるが、問題は、レコード更新が為されなかった点である。
走破出目については、一覧を読み込んでもらえれば、いくつかの発見があるだろうから、予測という意味では出目予測も可能であるが、それをテキチュウに連結するには、堅固なロジックが必要になるから(以下省略)