当該番組に用意されたフルゲートは16頭で「朝日杯FS」と符合させているのだが、実情はそれに従うことが少ない歴史を持つ。その歴史が生み出したフルゲート戦1着馬が牡セン時代の3枠05番ナムラコクオー(1993)と全性2年目の3枠05番メガスターダムであり、それらのキャラクタが(混合)化、(定量)化など結果として一過性の節目に特性を示すだけの戦歴を辿った経緯を鑑みる必要があるだろう。逆にそれらフルゲート稼動の前後の起用性がナリタタイシン(皐月賞馬)、タヤスツヨシ(日本ダービー馬)やアグネスタキオン(日本ダービー馬)、ザッツザプレンティ(菊花賞馬)らに割り振られた点は記憶しておいて損は無いだろう。