第28回ラジオNIKKEI杯2歳S ~フルゲートを埋めて禁忌開放戦化~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 当該番組に用意されたフルゲートは16頭で「朝日杯FS」と符合させているのだが、実情はそれに従うことが少ない歴史を持つ。その歴史が生み出したフルゲート戦1着馬が牡セン時代の3枠05番ナムラコクオー(1993)と全性2年目の3枠05番メガスターダムであり、それらのキャラクタが(混合)化、(定量)化など結果として一過性の節目に特性を示すだけの戦歴を辿った経緯を鑑みる必要があるだろう。逆にそれらフルゲート稼動の前後の起用性がナリタタイシン(皐月賞馬)、タヤスツヨシ(日本ダービー馬)やアグネスタキオン(日本ダービー馬)、ザッツザプレンティ(菊花賞馬)らに割り振られた点は記憶しておいて損は無いだろう。