大昔、馬連非売戦として、非正規だの、タブー戦だのと、特別扱いされていた8頭立戦。元々、枠連専売戦は普通の発売構成であったことを無視した定義であった。そもそも8枠制稼動以降、7頭立以下の欠損競馬を看過して、8頭立戦と同じ茶碗の中で語られる方が理論矛盾であった。
2005年中央競馬会は、その定義を根底から否定する、8頭立以下競走に於ける、枠連発売の停止を稼動した訳だが、8頭立以下競走というのは、揃目決着が存在しない競馬として扱うのが番組理論の基本である。このポジションに於いては、7頭立戦も8頭立戦も平等である。
以下に示すように、中央競馬番組に於いて8頭以下レースのヴォリュームが格段に圧縮されている事を、しっかりと見据える事は重要である。、8頭立の「第51回毎日杯」制覇し8頭立の「第52回神戸新聞杯」で終局を告げた第71代ダービー馬(市)キングカメハメハが誕生した2004年(JRA創立50周年)と翌2005年揃目を売らないた「若駒S」を制して3冠馬の王道を歩みだした(市)ディープインパクトは、8頭立以下戦を語る場合に、よく持ち出されるキャラクタだが、その錯誤を今1度再確認すべきだろう。